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現代にダンジョンが現れたので、異世界人とパーティ組んでみた  作者: 立風館幻夢
第12章 戦いの結末は、探索者たちが決める!
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第309話 改造の提案

「クロムちゃん……それで……提案……なんだけど……」

「なんだなんだ? 何でも言ってくれよ!」

「うん……これから……私たち……ラブカルドと……戦いたい……そのために……クロムちゃんの……体……改良……加えたい……大丈夫?」


 キセノンの提案は、かなり大胆だった。

 要するに「これから私たちの為に貴方の体に手を加える」と言っているのだ……多分、こういう場面でしか使う事はない。

 正直、私がクロムの立場だったら、自分の体が弄られるのは嫌だな……きっとクロムは嫌がって……。


「あぁ! いいぜ!」

「いいの!?」


 私は思わず驚愕の声を上げた。


「当たり前だろ? 俺はお前らのピカピカが気に入ったんだ! そんなピカピカを持っている奴らの為に協力するのは当然! しかもラブカルドは、この世界のピカピカを潰そうとしてる……そんなのピカピカじゃない! 俺はこのピカピカを守りたいんだ!」

「……」


 クロムは……目を輝かせながら言っていた。

 ピカピカを守りたい……か。


「なぁキセノン、やるならさっさとやろうぜ!」

「うん……じゃあ……瑠璃ちゃん……リンちゃん……ラピスちゃん……ゴルドちゃん……みんな……来て」

「わ、私たちも?」

「うん……大丈夫……すぐ……終わる」


 い、一体何をするんだろう? なんか、緊張するな……。


「よし! それでは余は余で、別の準備だ! ジルコ!」

「はい」

「うぉ!?」


 突然ダイヤさんの後ろからジルコさんが現れ、渡医者驚いてしまった。

 そ、そういえば、この人転移魔法の使い手だったな……。


「そちらは今どのような状況だ?」

「はい、お客様が商品の買い占めを始めています、店一丸となって対処をしています、ていうか早く戻ってきてください」

「おぉ、すまぬ、それも重要だが……」

「会見の準備、ですよね? もうすぐ終わりますよ、手伝ってください」

「よし! それでは行こう! アリス殿も手伝ってくれたまえ! 見届け人も必要だからな!」

「は、はい! その……よくわかりませんが、頑張ります!」


 ジルコさんが転移ゲートを作り、ダイヤさんとアリスさんは手を繋いでダイブする準備を整えた。


「それでは諸君! 健闘を祈るぞ!」

「が、頑張ってくださいね!」

「うん! 2人も気を付けて!」


 ダイヤさんたちは転移ゲートを潜り……消えた。


「よし、じゃあワシらも行こう!」

「せやな!」

「うん! バリ早く終わらせよう!」


 みんなの言う通り、今はやるべきことをやらないとね。


「ま、待ってくれよ! 私も一緒に行くよ!」

「お、叔母さん……」

「私は仮にも親衛隊だからね! たった一人で待っているなんて我慢できないよ!」

「……」

「いいだろう? キセノンちゃん」

「……もちろん……じゃあ……来て」


 私たちは足早に、地下室へと向かった。

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