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第288話 暴走

「瑠璃ちゃん、一体どうなっているんだい!?」

「瑠璃ちゃん……暴走……してる……あの……怪物……何?」


 瑠璃は、鎖を壊そうともがいていた。

 ダイヤは魔法で暴れる瑠璃を抑えるも、限界が近づいていた。


「わ、私も協力します! 『バインドマキシマム!!』」


 アリスが呪文を唱え、杖を振ると、またも地上から輝く鎖が出現し、瑠璃を縛り付けた。

 さらなる拘束に苦しめらる瑠璃だったが、瑠璃の暴走は収まることなく、それどころか、尚の事暴れ続けていた。


「る……瑠璃さん!」

「蛍! ダメだ!」

「で、でも……」


 蛍は怪我を抑えつつ、瑠璃の下へと向かおうとしていた。

 しかし、蛍の声は瑠璃には届かなかった。


「ぐわああああああああ!! 憎い! 憎いぞ!! 消えろ!! 消えろおおおおおおおお!!」


 瑠璃は鎖を破り、ダイヤとアリスは、瑠璃の力で圧倒されてしまった。


「ダイダイ! リスリス!」


 2人はその場に倒れてしまい、リンがすかさず2人に駆け寄った。

 獲物を見失った瑠璃は、安全地帯を颯爽と抜けていった。


「はぁ……はぁ……なんて力だ」

「あれが……瑠璃さん……なんですか?」

「……アタシ、ちょっと行ってくる! 転生!!」


 リンはエルフシーカーに変身し、安全地帯を後にした。

 リンを見た一同は、その場で立ち上がった。


「あ、りん姉! 私も!!」

「あ、待ってよ翡翠ちゃん!」

「ちょ、ちょちょちょちょ……待ってください!」

「銀次! ここに居ろ! ワシも行ってくる!」

「うん! おじちゃん、気を付けて!」

「ご、ゴルド! 待ちな! 私も行くよ!」

「私も……行く……」

「ウチは蛍はんたちとここにいるで! 気ぃつけや!」

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