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第257話 ダンサーのファン

「あれ……こ、この人たち……ど、どこかで」

「みどりちゃん? 知ってる人?」

「あ……この人たち、『Moon&Firefly』だ!! ほ、ほんものぉ!? ど、どうしよう……こ、こここここ、心の準備が……こんなの、占いの結果になかった……どうしよう、どうしよう……」


 慧は美月と蛍を見るや否や、感激のあまり口を抑え興奮で四方八方に振り向いた。


「お、おい慧?」

「なんかみどちゃん、いつもと違う……」


 銀次と碧は、普段の慧とは違う姿に、困惑してしまった。


「ねぇお姉ちゃん聞いた? この子私たちのファンだって!」

「ふふふ、嬉しいね」


 美月と蛍は、慧と目線を合わせ、まっすぐ見つめた。


「落ち着いて、お名前教えて」

「あ、や、八木山……慧です!」

「慧ちゃんって言うんだ! いい名前だね!」

「そ、そそそそそそそそ、そんな……お二人の方がむしろ、あいや、えっと……」

「あはは、この子凄い緊張してるよ、お姉ちゃん」

「こら、蛍、笑わないの」


 慧は歓喜のあまり、呂律が回らないでいた。


「なぁ、翡翠、この人たち……有名な人?」

「さぁ? 私は知らない……」

「ふ、2人とも『ムンファイ』もしらないの!? 巷では超有名なダンスユニットだよぉ!? 知らないって本当!? 嘘!?」

「いや、そこまで驚く?」

「慧ちゃん……なんか怖い」


 銀次と翡翠は、慧の余りの熱狂ぶりにドン引きした。

 蛍と美月は翠の肩に触れ、笑顔を見せた。


「ここまで熱狂的なファン、初めてだよ!」

「嬉しいね、どこでボクたちを知ったの?」

「ど、動画サイトです! た、たまたまダンス動画見てたらムンファイのチャンネルを見つけて、そ、それで、色んな動画見て……あ、好きな動画は『Moon&Firefly流ジャンプスタイルの踊り方』と『NATSUASOBIのイドラ踊ってみた』です! ほ、他にも踊ってみた動画全部好きで、特にシャッフルダンスの動画とか……」

「あはは、ほんとに私たちのこと好きなんだね」

「ここまで熱狂的だととても嬉しいよ」


 蛍と美月は、熱く語る慧の言葉を、真摯に聞いていた。

 そんな中、再びいかいやの扉が開いた。


「いらっしゃい……あら?」


 琥珀は、そのお客の姿に、驚きの表情を浮かべた。

 そのお客は、先程まで入店してきた子どもたちとは、かなり違った風貌をしていたからだった。

 リンは、その人物の姿を見て、歓喜の表情を浮かべた。


「ひょ、ひょっとして……リスリス!?」

「こんにちは! お久しぶりです!」


入店してきた客は……猫の魔法使い、アリスだった。

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