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現代にダンジョンが現れたので、異世界人とパーティ組んでみた  作者: 立風館幻夢
第8章 立ち上がライズ! ドワーフじゃーないと!
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第188話 安全地帯に向かう者たち

「はぁはぁ……あとどれくらい?」

「あとちょっと……頑張って……碧ちゃん」

「うん! 頑張る! 翡翠ちゃんは?」

「まだいけるよ!」


 キセノンは碧と翡翠の手を繋ぎ、2人が転ばないようにしつつ、急いでいた。


「銀次、ゆっくりでいい、少しずつ歩くんだ」

「頑張って、あとちょっとですよ」

「銀次くん、頑張って」


 キセノンの後を追うようにゴルドと看護師が銀次を支え、一歩一歩ずつ、前進をする。

 琥珀はいつでも助太刀ができるように、3人を見守りながら歩いていた。

 銀次は痛みに耐えつつも、地に足を突き、進んでいる。

 その時……。


「きゃ!」

「お、おい! 大丈夫か?」

「あ、危ないよ!」


 銀次を支えていた看護師が何かに躓き、その場に転倒してしまった。

 ドミノ倒しのように銀次とゴルドも倒れてしまい、4人の足は止まってしまった。

 琥珀は3人を支えようとするも、間に合わなかった。


「銀ちゃん!」

「大丈夫?」


 碧、翡翠の2人は、転倒した3人の元へと駆け寄る。

 キセノンも駆け寄り、銀次を立たせようとしていた。


「キセノン! ここはワシに任せてお前らはいけ! 銀次とこの看護師はワシがなんとかする! お前は琥珀さんたちを連れていけ!」

「ゴルドちゃん……でも……」

「いいからいけ! 犠牲者が出てもいいのか!?」

「ゴルドの言う通り、ここは行こう、キセノンちゃん」

「わ……わかった」


 ゴルドと琥珀の言葉を聞いたキセノンは、一瞬迷いを見せるも、覚悟を決めた。


「琥珀さん……すぐ追いつきますから」

「私はすぐ追いつけると信じてるよ、ゴルド」


 琥珀は、自分が介入しても足手纏いになると考え、キセノンについていくことを決めた。


「……碧ちゃん……翡翠ちゃん……行こう」

「えぇ!? 行っちゃうの!?」

「3人はどうするの!? ノン姉!!」

「ゴルドちゃんなら……大丈夫……行こう」

「で、でも!」

「いいから……行く!」


 キセノンはこのまま残ろうとする碧の手を掴み、琥珀も翡翠の手を掴んで安全地帯へと連行した。

 ゴルドは、その様子を見届けると、看護師と銀次の間に立ち起き上がらせた。


「ぐおおお……こんな真似、元の身長じゃできねぇ……」

「お、おじちゃん……僕はいいから……看護師さんを……」

「いや、患者さん優先で……」

「馬鹿野郎! 優先もクソもねぇ! テメェらは……ワシがなんとかする!」


 ゴルドは2人を支えつつ、安全地帯へと再び足を動かした。


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