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現代にダンジョンが現れたので、異世界人とパーティ組んでみた  作者: 立風館幻夢
第8章 立ち上がライズ! ドワーフじゃーないと!
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第185話 名乗りの反応

「行くよ! みんな!」

「じゃあ……名乗りも……」

「あ、うん……」


 名乗りもか……みんな見てる中やるのはちょっと恥ずかしいかな……まぁいいか!

 カードを取り出し、私たちは腕輪の変身アプリを起動させた。


『イッツ転生タイム!』


 起動音が鳴り、全員の腕輪からキセノンが作曲した待機音が流れ始める……ゴルドの待機音は、エレキギターを用いたロック調の厳つい感じだった、確かにゴルドらしいかもね。

 私たちは全員で「転生!」と叫び、カードを翳した。


『転生! 天下御免の探索者! ヒューマンシーカー!!』

『転生! ダンジョン探索は気力だ! ヴァンパイアシーカー!』

『転生! よっしゃ射抜いてラッキー! エルフシーカー!』

『転生! 踊るぜー止めてみな! サキュバスシーカー!』


 私、キセノン、リン、ラピスの変身音が流れ、戦士に変身した。

 ……で、ゴルドの変身音はというと。


『転生! でっかくなっても全力全開! ドワーフシーカー!』


 ……うん、私元ネタ分かる……あえて言わないけど。

 変身音と同時にゴルドは黄色い戦士へと変身した。

 よし、名乗るか……。


「異界の探索者! ヒューマンシーカー、瑠璃!」

「射抜く探索者! エルフシーカー、リン!」

「美しき探索者! サキュバスシーカー、ラピス!」

「剛力の探索者! ドワーフシーカー、ゴルド!」

「鍛える探索者……ヴァンパイアシーカー……キセノン」

「「「「「ダンジョンを迅速にデリート!!」」」」」

「ダンジョン探索隊……「「「「アナザーワールズ!!」」」」」


 ……ポーズを決め、私たちは名乗りを終えた。

 叔母さん達が見てる前でやっちゃったよ……キセノンには悪いけど、これ多分ドン引きだよな……。


「あら……随分と……かっこいいねぇ」


 ……え? かっこいい? 叔母さん……そう言った?


「るり姉……かっこいい!」

「ノン姉ちゃん、かっこいい!!」


 翡翠ちゃんは私に、碧ちゃんはキセノンに近づき、私たちを褒め称える……そんなに良かった?


「おじちゃん……なにそれ?」

「なんですか……それは?」

「ま、まぁ……気にすんなよ!」


 ……良かった、銀次くんと看護師さんは困惑しているようだ……って良くは無いな。

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