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現代にダンジョンが現れたので、異世界人とパーティ組んでみた  作者: 立風館幻夢
第8章 立ち上がライズ! ドワーフじゃーないと!
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第181話 見舞いの品

「銀次くん、元気だといいな」


 私たちは見舞いの品を纏め、白倉病院へと向かっていた。

 見舞いの品の内容は、まず早く良くなるように私たちの思いを詰めた花束。

 そしていかいやで売っているお菓子の詰め合わせだ。


「銀次くん、お菓子喜んでくれるかな?」

「きっと喜ぶさ」


 自殺を図ろうとしたという事はかなり精神的に来ているはずだ、これで元気になってくれるといいけど……。

 ちなみにお菓子は、銀次くんがよく買っていた「お金チョコ」が大半を占めている。

 5円で買える5円チョコに、お札の形をしたお札チョコ。

 私もたまに食べたくなるくらいには好きなやつだ、なんというか……普通の板チョコとは違う何かがある。


「にしても、このお菓子どれもバリ美味しそうだね、ハクハク!」

「あぁ、そう言えば営業再開するし、みんなにも味見してもらわないとね」

「えぇ!? いいの!?」

「あぁ、商品の味を知ってないと商売にならないし、消費期限も危ないからね、帰ったら味見させてあげるよ」

「わぁーい! やったぁ!」


 リンは歩きながら嬉しさをアピールしていた。

 リンは食べるの大好きだもんね、私も最近お菓子食べてないから楽しみだ。

 さぁて、もうすぐ白倉病院……ってあれ?


「あの子たち……まさか」


 病院の前、そこには見慣れた人物たちがいた。


「……翡翠ちゃん、碧ちゃん!」

「あ、るり姉!」

「るり姉ちゃん!」


 病院の前、そこには翡翠ちゃんと碧ちゃんが立っていた。


「2人とも、久しぶり!」

「あ、あの時のお姉ちゃん……リン姉だっけ?」

「そうだよ! ヒスヒス! 久しぶり!」


 リンは翡翠ちゃんとの再会を分かち合うために、翡翠ちゃんにハグをした。


「なんだい、2人とも銀次くんのお見舞いかい?」

「そうだよ! 銀ちゃん、元気ないって言ってたから……」


 碧ちゃんは、銀次くんが心配なのか、少し元気がなさそうだった。


「それじゃ、皆で銀次くんのところに行こうかね」


 私たちは、病院の中へと入っていった。

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