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現代にダンジョンが現れたので、異世界人とパーティ組んでみた  作者: 立風館幻夢
第8章 立ち上がライズ! ドワーフじゃーないと!
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第180話 釘を刺しに行く

「それじゃ……『今日も私たちのために犠牲になっていただいた生き物たち、そしてそれに携わった人たちに感謝いたします』、いただきます」

「「「「「いただきます!」」」」」


 叔母さんのいただきますに合わせ、私たちも感謝の言葉を述べた。

 今日の夕飯はリンの希望通りカレー……久々の叔母さんのカレーだ。


「んー! ハクハクの料理やっぱりバリ美味しいよ!」

「そうかい、どんどん食べな」


 叔母さんはリンの食べっぷりに優しい笑顔を見せている。

 やっぱり自分で作ったものを美味しそうに食べてくれるのは嬉しいのだろうか?


「ところで皆、明日、ちょっとお見舞いに行きたい子がいてね、皆も行くかい?」

「お見舞い? 誰の?」

「ほら、ここの常連の銀次くんだよ、瑠璃ちゃん」

「銀次くん……あー! あの子ね」


 銀次くん……確か「欧陽銀次おうようぎんじ」くんだっけな。

 よく翡翠ちゃんや碧ちゃんと一緒に来るちょっと内気な男の子だっけ。


「あの子、何か病気なの?」

「あぁそれがね……」


 ……叔母さんは銀次くんが橋から投身自殺を図ろうとしたこと、ゴルドがそれを止めたこと、そして病院にお見舞いに行くことを約束したことを話してくれた。


「へぇー、ゴルドやるじゃん」

「別に、死んじまったら元も子もないだろうが、明日、奴にもう一回会って死なないように釘を刺さねぇと……」

「心配なんだね」

「そ、そんなんじゃねぇよ! またなんかそういう事やられると……面倒なだけだ」


 ゴルド、素直じゃないな……。


「ゴルドはん、照れんでもええやんか!」

「うん……確かに……それは……心配に……なる」

「だ、だからそんなんじゃねぇっての!!」

「あはは! ゴル爺顔真っ赤!」


 恥ずかしさのあまり顔が真っ赤になったゴルドを見て、私たちは大きく笑った。

 全く、まぁでも、確かに皆でお見舞いに行ったほうがいいかもね。


「それで、叔母さん、どこの病院?」

「あぁ、白倉病院さ」

「そっか……じゃあ私も行こうかな、リンは?」

「じゃあアタシも! ラピラピとノンノンも行くよね?」

「せやな、断る理由は無いで」

「うん……私も……行く」


 どうやら皆で行くのは決まりらしい……ってあれ?


「ラピス、銀次くん……男の子だけど、大丈夫?」

「別にその子は子どもやろ? 子どもやったら大丈夫や、まだそういう行為はせぇへんやろうし」

「あ、そうなんだ……」


 まぁ確かに、子どもだったらそういうのはない……のかな?


「ハクハク! ごちそうさまー!」

「ほな、おいしゅうございました」

「うん……美味しかった」

「叔母さん、ごちそうさま」

「はいはい、お粗末様、食器は流しに持っておいてね」


 食事を終えた私たちは、叔母さんの言う通り、食器を流しへと持って行った。

「旅行先でも更新できるようにパソコン持ってこ」と思ってバッグの中にノートパソコン(D〇LL製)と充電器持っていったら、充電器の変換プラグを持っていくのを忘れるという大ポカをやらかし、更新もできなければ執筆もできないという事態になってしまいました。

更新をお待ちしていた皆さま、本当に申し訳ございませんでした。

明日、執筆頑張ります……

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