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現代にダンジョンが現れたので、異世界人とパーティ組んでみた  作者: 立風館幻夢
第7章 吸血鬼、日々鍛えてますから!
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第166話 吸血鬼は何処へ

「ゴル爺! 後ろに向かって斧振って!」

「はいよ! おらぁ!」

「ラピラピ! ルリルリ! 散り散りになって攻撃を避けて!」

「な、なんや?」

「とにかく離れよう! ラピス!」


 リンの指示で、順調にダンジョンを進んでいった。

 リンの指示でラピスから離れると、コボルトが己の腕を空振りしていた。

 その隙を見て、リンが矢を放ち、奴は煙となって消えた。


「ふぅ……間一髪」

「ルリルリ! コボルト来てるよ!」

「え? よっと!」


 私は咄嗟にゴロゴロと樽のように転がり、立ち上がって、コボルトを背中から切り裂いた。

 奴は呻き声を上げ、煙になった。


「ルリルリ! 後ろ!」

「え?」


 後ろを振り向くと、コボルトの黄色い瞳が、至近距離まで来ていた。

 まずい……やられる……。


「瑠璃はん!」


 すると、後ろから攻撃を受けたのか、奴は背中を抑え……そのまま煙になって消えた。


「ラピス! ありがとう!」

「このくらいお安い御用やで!」


 私とラピスはハイタッチをして、お互いを褒め称えた。


「よっしゃ、もうすぐ安全地帯だ! どんどん行こうぜ!」

「うん!」


 私たちは、コボルトを殲滅し、再び前進した。



「はぁ……はぁ……疲れた」


 安全地帯に到着し、私は変身を解除し、その場に座り込んだ。


「ルリルリ、お疲れ様」


 リンも変身解除し、私の頭を撫でた。

 なんで撫でるかな……私、子どもじゃないんだけど……。


「それにしても、キセノンの奴……姿が見えねぇな」

「連れがおるって言うてたし、時間掛かるやろ」


 ゴルドの言う通り、キセノンはまだ姿を見せていなかった。

 連れか……確かに守りながらって大変だよね、私もこの間、蛍ちゃんを守りながら進むの大変だったし。

 でもキセノンなら大丈夫だろう、私よりも経験豊富だし。

 ……っとそんなことを考えていると、腕輪に着信が入った。


「あれ? ノンノンから連絡?」

「みたいやな……」

「なんだ?」

「とりあえず出よう、みんな」


 私たちは応答ボタンをタップした……すると、息切れ状態のキセノンが応答した。


『はぁ……はぁ……みんな……ダンジョンボス……出た……先に……戦ってる……』

「キセノン! 大丈夫?」

『私は……大丈夫……早く……来て』

「キセノン? ちょっと……」


 ……切れた。

 キセノンが危ない……早く行かなきゃ!


「ど、どうしよう……キセノンの居場所が分からない……」

「瑠璃はん、落ち着けや、ここはでっかくなって探すんや!」

「そうだね! バリ大きくなったら見つけやすいかも!」

「キセノンもデカくなってるはずだ! 早く行こうぜ!」


 私たちは安全地帯を出て、巨大化アプリを起動させた。

 私は巨大な鎧武者、リン、ラピス、ゴルドはそれぞれ巨大な蜂、蝶、カブトムシになった。


「みんな! 行こう!」

『うん! ルリルリ掴まって!』

『はよ行きましょ』


 リンとラピスが私の腕を掴み、飛び立った。

 ゴルドも羽を広げ、地から足を離した。


『久々にこの姿になったけど、慣れねぇ……』

「ゴルド、そろそろ慣れなよ……」

『仕方ねぇだろ! ワシは高いところが……』

「ごちゃごちゃ言わないで行くよ!」

『はいはい……』


 早いところキセノンを探して、援護しないと……。


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