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現代にダンジョンが現れたので、異世界人とパーティ組んでみた  作者: 立風館幻夢
第6章 さぁ、ファッションショータイムだ!
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第118話 リフォーム

「キセノン! ……ってなにこれ!?」


 ……私の目に飛び込んできたのは、前までの地下室ではなかった。

 部屋が綺麗に掃除されていてチリ一つないし整理整頓もされている……ここまではいい、キセノンが掃除してくれたで理由は通る。

 でも……。


「まぁ、随分オシャレになったねぇ」


 叔母さんが地下室についての感想を述べたが……まさしくその通りだ。

 恐らく地下室に眠っていたであろうランタンや懐中電灯が「魔改造」されて、天井や壁に取り付けられていた。

 魔改造とはどういうことなのかと言うと、例えるなら、高級洋食店に掛かっていそうな、それっぽい雰囲気のある小さい電灯に様変わりしていたからだ、もはや原型を留めていない。


 そして部屋の中央の壁……そこにはそれまで無かった「謎の旗」が飾られていた。

 「盾のようなエンブレム」の中に「1+4」という数式が中央にデカデカと描かれていて、その周りに「ダンジョン探索隊アナザーワールズ」という文字が書かれていた。

 ……なんだこれは、国章かなにか?


 ……そして、先程まで流れていた音声の正体は……これまた、魔改造されたブラウン管テレビだった。

 いやもうこれは……ブラウン管テレビと言えるのであろうか? 映像だけ見れば普通の液晶テレビのように見える。

 これまた地下室で眠っていたであろうラックがオシャレに改造され、その上にテレビ……そして、綺麗にされたビデオテープ再生機が置かれていた。

 そうだ、昔、趣味でビデオテープ集めてたっけな……確か中学生の頃、叔母さんの家に仕舞ってたんだっけ……親にバレると没収されるかもしれないし……。


 他にも、綺麗にされた自転車、作業台のような机、それにベッドにソファ……ありとあらゆるものが出揃っていた。


 そして、肝心のキセノンは……作業台のような机で、何かを読み込んでいた。

 ……机の上には本が山済みされていた……この本はまさか。


「ふむふむ……つまり……この計算式は……」


 キセノンが読んでいた本、それは……「小学校の算数の教科書」だった。


「ノンノン! 何読んでるの?」


 リンは周りに気にも留めず、キセノンに声を掛けた。


「あ……リンちゃん……今……この本で……修行……してる」

「へぇ……な、なんだろう……文字がバリいっぱいでよくわからない……」


 リンは教科書をのぞき込んで、困惑の表情を浮かべた。


「キセノンちゃん、片付けてとは言ったけど……まさかここまでやるとはねぇ」

「あ……琥珀ちゃん……ダメだった?」

「いやいや、寧ろ、ここまでやってくれるなんて……感謝を言いたいぐらいだよ」

「そう……良かった……」


 私も、まさかここまでやるとは思わなかった。

 あの埃っぽい地下室が、おしゃれな部屋に様変わり……もはや掃除じゃなくてリフォームだ。

 ……っていうか、キセノン、ずっと教科書読んでたの?

 この特撮を流しながら?

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