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現代にダンジョンが現れたので、異世界人とパーティ組んでみた  作者: 立風館幻夢
第5章 異世界人、ショッピングモール、ベストマッチ!
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第113話 買い物の約束と帰宅

「……見て! あれが最奥だね!」


 リンは私を抱えながら、前の方を指差した。

 ……どす黒い宝石、あれを壊せば元に戻るはず。


「よし! んじゃ、ワシとキセノンでぶっ壊してくるから待ってろ! 行くぞ!」

「……うん」


 ゴルドとキセノンは魔石に向かって走り出した。

 ……はぁ、なんか色々疲れたな。


「ねぇねぇルリルリ! 外に出たらルリルリの服買おうよ!」


 リンはおんぶの状態で私にそう言ってきた。

 えぇ……この状況下で?


「2人とも体力凄いね、私はもう無理……もう若くないね、私も」

「そんな! ルリルリはまだまだ若い方だよ!」

「そりゃリン達と比べたらね……」


 数百歳も違う人から見りゃ私は若いでしょうよ……。

 人間視点だと私なんてあと数年で三十路を迎える人だよ……。

 ……と、そんな他愛のない会話をしていると、私たちの周りを光が覆った。

 どうやらゴルドとキセノンが最奥の魔石を破壊したらしい。


「……あのさ、リン。服を買うのはとりあえず……ショッピングモールの人の安全が確認してからにしよう」

「……そうだね!」


 私とリンが約束を照り付けると、光で周りが見えなくなってしまった。



「はぁーあ! いや、今日はバリ色んなこと知れたね!」


 ……ショッピングモールの安全が確認でき、私たちは帰路へと着いた。

 ……連れでいない人がいないか確認したところ、全員いると答えていた……けれど、一人できた人とかで、ダンジョンで犠牲になった人がいるかもしれない。

 ……警察が行方不明者の確認を取ってくれるみたいだけど……大丈夫だろうか? 今はそれが心配だ。


「でも残念だなぁ、ルリルリの服選んであげようと思ったのに」

「いやいや、あんなことがあった後じゃあ仕方がないでしょ」


 リンはどうしても私の服を選びたかったようだ。

 あの後警察と自衛隊が来て、事件の調査をしに来た。

 事情聴取とかされるかもしれないと考えた私は、咄嗟に皆を連れて敷地外へと出た。

 取り調べ受けると……後々面倒そうだし。


「ま、明日は絶対に行こうね!」

「うん、楽しみにしてるね」


 明日……ダンジョンに遭遇しないといいな。


「お腹……空いたな……ご飯……食べたい」

「せやなぁ、ウチもお腹ペコペコや」


 キセノンとラピスは空腹状態らしい。

 私も……色々あってお腹空いてきたな。


「じゃ、帰ったら叔母さんにごちそう作ってもらおうか」

「いいな! 琥珀さんの料理! ……こうしちゃいられねぇ! 早く帰ろうぜ!」


 ゴルドはまるで子どものように走り始めた。

 ……って危ない!


「……ゴルド! 信号赤!」

「うぉ!? あぶねぇ!」


 全く、油断も隙も無いな。


「もぉーゴル爺ったらハクハクに嫌われちゃうよ!」

「う、うるせぇ!」

「あはは、顔真っ赤やん」

「楽しみ……気持ち……分かる」

「ほらほら、青になったよ!」


 ……そんな会話を繰り広げつつ、私たちは歩き始めた。


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