登場人物 (パンデモニウム)
加筆修正予定。
シオン・ランバート
7月31日生まれ
18歳
184㎝ 85㎏
人間
好きな食べ物:ローストチキン
嫌いなもの:魔物ハンター差別
趣味:ファッション(こだわりは激しい)、放浪
野望:鮮血の夜明団の会長になること
英雄:9歳の頃に吸血鬼の襲撃から守ってくれた魔物ハンター(その正体はルーカス)
主人公。13歳の頃から魔物ハンターとして吸血鬼を討伐している。
義理堅い性格だが、たまにふざけることがある。また、自分に自信を持っており、どこかナルシストっぽいところも。自分を客観的に見ることが苦手なので2,3年前は似合っていた女装が今や似合わないことに気づかない。その反面他人に嫉妬することはなく、単に上を目指したくなるだけ。他人に対して興味がないというわけではない。少し破天荒。たまにブラックジョークを言うことがある。
家族はクロックワイズの町に住んでおり、魔物ハンターを差別している。シオンが魔物ハンターに助けられてそうなりたいと望んだときに揉めており、偏見のこともあって現在は絶縁している。
光の魔法を使うが魔力を飛ばすことが大の苦手。投擲も得意ではないので吸血鬼との戦闘はもっぱら接近戦となる。しかし、破天荒な戦闘スタイルで吸血鬼や魔族を翻弄する。使える物なら拾った丸太でも使う。
ウォレス・R・ペニントン
7月21日生まれ
18歳
178㎝ 72㎏
人間
好きな食べ物:グラタン
嫌いなもの:ネズミ
シオンの相棒。
破天荒なシオンに突っ込みを入れながらもたまに便乗することがある。性格は基本的に穏やか。人の印象に残りにくいらしく、本人はかなり気にしている。シオンの腰巾着は禁句。地味ではあるが気配りはできる方。ナンバーツーの才能があるともいわれてる。
出身はディレインの町。魔物ハンターの英才教育を受けていたため、もともとの実力はかなり高い。
抜群の投擲技術と光の魔法を組み合わせ、フェイントを織り交ぜながら戦う。戦輪を高速回転させながら投げる技は切れ味が桁違い。切れないものはほとんどない。これが命中した吸血鬼はほとんどがすぐ灰になる。
カナリア
3月28日生まれ
76歳
160㎝
ダンピール
シオンとアンジェラの師匠。
お世辞にも師匠には向かない性格で、結構自分勝手。また、勝つために手段を択ばない嫌いがある。本人はこれを直そうとは思っておらず、むしろ開き直っている。自分が汚れ役を担うことに対して抵抗はない。
アンジェラには隠していたが、人間ではなくダンピールである。ダンピールであることを隠す手段の一つとしてカナリアという偽名を使っていた。本名はキャロライン・ブルックス(旧姓アッカーソン)。
自分が人間ではないことに対して特に後ろめたいことはない。実際そうなのだと割り切っているが、寿命が人間の3倍であることに対しては少し悩んでいる。この年齢だと友人が結構死んでいるので。
ダンピールであるため、魔力のキャパが多い。光と炎の魔法に加え、幻影の魔法も使うことができる。マスケット銃の幻影から炎と光の弾丸を撃ち、吸血鬼にもクリーチャーにもうまく立ち回る。また、人間以上の身体能力も有する。
ヨハネス・ペーツォルト
11月27日生まれ
24歳
人間
元魔物ハンター。20歳のときの怪我と医療事故で魔物ハンターを引退し、事務員となった。ルーカスから病気のことで悩みを相談されたことがある。
魔物ハンターだった頃はカナリアやシドも手を焼くような荒くれ者だった。
矢のような光の魔法を撃つことができる。
クレイグ・ダァト
8月9日生まれ
29歳
182㎝ 97㎏
人間
パロ支部から派遣されてきた魔物ハンター。通称・魔族狩り。
彼自身の故郷であるパロの町には思い入れがある。故郷を襲う魔族に対してはかなりの憎悪を向けている。
シドは友人。もともとパロ支部に所属していたシドとともにコンビで活動していたことがある。軽口をたたきあう以上の仲ではある。
魔族狩りの名は伊達ではなく、光の魔法を高精度で扱う。シオンと同じく魔力を飛ばすことは苦手で接近戦が主体となるが、それでも魔族を多く倒している。武器は銀の鎖2本。
シド・ファーネル
3月20日生まれ
32歳
180㎝ 84㎏
人間
長期任務で本部を離れていた魔物ハンター。
頼もしく、色々な場面でふざけることもあるが根はかなり繊細。でもやるときはやる。実力も人望もあるので支部長や会長を務めることになるのではと言われている。
出身はパロの町。クレイグとは昔から仲が良かった。幼いころは本当に兄弟のようだったという。コンビで活動していたこともある。
魔族と戦っていた経験もあり、吸血鬼に対しては手の付けられない強さを見せる。
光の魔法と水の魔法を組み合わせて戦う。魔力を飛ばすことはできないが、魔力の範囲を広げることはできる。最大10メートルまで伸びる水の鞭を扱い、魔法を伝わせることでリーチを補っている。
ルーカス・ワード
1月16日生まれ
28歳
180㎝ 54㎏
人間→吸血鬼
吸血鬼殺しと言われる細身の美青年。
不治の病を患っている。そのため、以前から吸血鬼になることを望んでいた。
吸血鬼を何人も倒すうちに彼らの不死性と病気にならない特性への憧れを抱くようになるが、光の魔法を失うことによる自分の立場との間で吸血鬼化に踏み切ることへの葛藤を抱く。
光の魔法と銀のトランプを駆使して戦う技巧派。肉体的な強さには欠け、男性では非力な方。でも総合的な実力はある。
アンドレ・ウィルソン
人間
鮮血の夜明団の現会長。2章の時点ではパロ支部に赴いており、代理をヴィオラが務めていた。
イーノックに暗殺され、遺体は彼に喰われたので証拠も残っていない。
ケベラ・クライネヴァ
33歳
171㎝ 60㎏
人間
鮮血の夜明団パロ支部の支部長。通称・氷の女傑。カナリアの弟子。
魔族の存在に気づき、本部にクレイグを派遣する。
女性でありながら圧倒的な光の魔法の実力を有する。銀とスラニアシルク製の仕込み傘を武器とし、舞うように戦う。吸血鬼の大群や吸血鬼化した猛獣を歯牙にもかけない強さ。
ヨナス・マーフィー
人間
タウミエル社の社員。魔族の協力者。
魔族と協力する関係になる前から社員を吸血鬼にしていた。それが鮮血の夜明団にばれたときにカインやヴィオラと取引。会長にその話が伝わるまで隠蔽し続けていた。その長さは7年にも及んだという。
カイン
魔族
約7000歳(ほぼ不死身)
187㎝ 100㎏
鮮血の夜明団に潜り込んでいた魔族。クレイグが戦っていた魔族とは別の派閥にいる。
魔物ハンターとしての仕事ぶりを直接見る者は少ない。しかし、吸血鬼の灰一つ残さないと評判。魔族であることは一部を除いて誰も知らない。
風の魔法を扱う。彼の扱う魔法は人間の使う魔法とは全く異質でメカニズムも解明されていない。
イーノック
魔族
約5000歳
192㎝ 127㎏
趣味:狩り(特に強い獲物ほど狩り甲斐があるらしい)
好きな食べ物:錬金術で生み出されたクリーチャー
好きな場所:海の見える寒い場所
もう1人の(魔族サイドの)主人公。カインと同じく魔族である。
魔族の王子であったが、400年前パロ支部の構成員に殺されたはずだった。生き延びたところをソロモンに助けられ、彼の仲間となる。
鮮血の夜明団に潜り込んだ時はシオンやウォレスとともに任務に参加することが多かった。2人に対しては友情に似たものを感じており、裏切ることに対してはかなり葛藤があった。
氷の魔法を扱う。桁違いの魔法の威力と精度を誇る。仲間の魔族も口をそろえて「天才」だと言う。肉体的な強さも目を見張るものがある。
ジューダス
魔族
約5000歳
186㎝ 94㎏
鮮血の夜明団に潜入している。なかなか素顔を見せず、一部の構成員からは存在さえ疑われていた。
イーノックより少し年上だが、仲間になってからは悪友のように絡んでいる。時折残忍な顔を見せ、カインやヴィオラはあきれている。
炎の魔法を操る。その使い方が独特で、自分の体を燃料にしている。頑強な体ゆえに、別に致命傷にもならないようだ。
ヴィオラ
魔族
約7000歳
177㎝ 74㎏
趣味:生体実験
鮮血の夜明団に潜入する魔族。彼女自身の正体は会長にも明かしたうえで会長をも味方につけている。
そつなく任務をこなし、鮮血の夜明団をまとめ上げる一方で錬金術や人体実験も行っている。もはや趣味の域。
鮮血の夜明団を乗っ取り、兄であるソロモンの目的を達成する手段の一つにしている。
美貌にも恵まれ、彼女の信者と化す人間も少なくない。
昔(だいたい2500年くらい前)に兄のソロモンともども魔族の一族から追放された。そこからはみ出し者を集めて現在の派閥を作ったようだ。その頃から人体実験をしていた。
雷の魔法を扱う。これは人間の使う魔法とは全くの別物。魔法の解析では必ずエラーになる代物。
ソロモン
魔族
約15000歳
185㎝ 97㎏
地下空洞にある魔族たちの守る繭の中身。
50年前に別の派閥の魔族と戦って死にかけたため、繭の中で眠っていた。
ヴィオラとともに追放され、レムリア大陸を放浪していた。追放した一族のことを許しておらず、彼らとパロの町の人類を滅ぼすことをヴィオラに提案。