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番外編 小学校時代 夏休み

あの上履きで、帰ってから月日がたち夏休みが始まった。


この年の夏休みは酷かった…


元からずっと家に、いる夏休みだったがこの年は違った。




「木下菌!出て来い!」


夏休みに、なってから隣の上田 渉(うえだ わたる)が呼ぶ


普通に遊ぶならいいのだが普通じゃないのだ…


カツアゲしてくるし殴ってくる。


出ていきたくないから居留守するが意味が無いのだ。


「出てこないとボール投げんぞ!」


投げながら言ってくる。


ボールは、俺の部屋の窓にあたり鈍い音が鳴る。


俺はまだ出ない、何回か投げられ静かになり、飽きたと思い安堵した。



だが窓に、人影が見えたと思ったら窓を殴ってくる。


「開けろ木下菌!」


渉のようだ…渉とは家が隣だから飛び移って来たのではないだろうか


窓が、壊れそうな勢いで殴ってき怖くなり窓を開ける。


渉はニヤリとし


「やっと開けたか…そんなにお前の家で遊びたいのか」


俺は「いやそんなことない…」と言うが聞く耳を持たないで


まるで自分の家のようにスムーズに家に入っていくと、パソコンに目を止め


「木下菌パソコン持ってんじゃん!エロ画像を見させろよ」


こちらの許諾を取らず勝手に調べ始め、俺は、自分の部屋から出させないようにドアの前に座っておく。


しばらくして俺に、パソコンをいじれと命令してきたので


俺に、何をやらせるんだろうと思いモニターを見ると


【会員登録されました70時間以内に100万円お支払いください】


どうやら架空請求に引っかかたらしい


俺は、対処の仕方分かっていた、取り敢えずURLをコピーして検索したり。


名前を、検索して同じように引っかかってないか調べ、そしたら引っかかてる人がいたので


何気ない顔してウインドウを消した、そしたら同じような画面があった。


【会員登録されました70時間以内に10万円お支払いください】


同じように消すが消えないので、ウイルス削除ソフトを使い消した。


その作業してたら、渉は俺のi〇od〇ouchでラインを起動していた、何してるのか覗き込んでみたら。


ネットで、知り合っていた人に下ネタや意味わからない事を送っていた。


俺は、すぐさま奪い取ろうとするが当然相手も抵抗してくる。


「ちょっとくらいいいだろ!木下菌が移るだろ」


そんな事を言ってたが無視してやっと奪い取った


すぐさま『友達のいたずらなんだ、ごめんね』等の


謝罪の言葉を打つが返信はない、取り敢えず待ってみようとする。


携帯をもう取られないように俺が持っておく


渉はこっちに渉の携帯を見せてくる、そこに移っていたのはさっき作業している俺の画像だった。


撮っていたらしい、その画像はまるで俺がエロサイトを見てるようだ。


渉はニヤッとして


「これクラスのみんなに送ったらどうなるかな?」


俺は「やめてくれ」と頼むと渉はまた悪そうな顔して


「じゃあ送らないで下さいって土下座しろよ、後さっきの謝罪もかねてさ」


俺はすぐさま土下座して


「さっきは押し倒して申し訳ございませんでした、どうか先程の写真は送らないで下さい」


渉は笑いながら


「いや素晴らしい謝罪だったよ!でも、ごめーんもう送ってんだよね(笑)


いや手違いでさ、でも仕方ないよね!誰でも間違いあるしさ(笑)」


俺は絶望感で一杯だったその後はあまり覚えていない…


気付いたら渉は帰っていて…


ネットの知り合いからは返信はこなかった…


この日俺は一人の友達を失った…




次の日、また渉は来る…


今日は昨日みたいに入れないように、気が進まないがすぐに家から出た。


「お!今日は早いのな!俺は昨日みたいに家でもよかったけどな」


ニヤけながら言う渉


こちらの感情なんて知らない振りして、笑っていられるなんてある意味、才能だと思う。


「自転車乗って来いよな」


自転車でどこか行くらしい、俺は言われた通りに乗りついて行くが


徒歩で1分位の公園だった、わざわざ乗って行く意味が分からなかった。


「おうエロ下!」「遅かったな木下菌」


公園に着くと二人がいた、その二人は


青木拓也(あおき たくや)関山 正吾(せきやま しょうご)だった


少し話を聞いた所、どうやら昨日のメールは二人にも届いてるようだ。


「かくれんぼやるか!エロ下、お前が鬼な!もちろん拒否権は無いから!」


青木が、言うと渉と関山は頷き隠れ始めた。


俺は「1、2、3」と数え始めると


「はえーよ!もっと遅くしろ!」


そう言って、関山が背中を蹴ってくる。


言われた通りに「いーち、にーい、さーん」


ゆっくりと数え始め「きゅーう、じゅーう!もういいかい?」


聞くと返事がないので俺はもう一度、確認するが返事はない、俺はもういいのかと思い動き始める。


探していて違和感を感じた、その違和感の原因はすぐ気付いた…自分の自転車が無いのだ


確かにそこに置いた自転車が無かった、俺は30分位の探し続けたその時だった。


あの3人が現れた…


俺は嫌な予感がした、何故なら悪い顔をしていて悪寒がしたのだ。


「エロ下、探すの下手過ぎ、でもそのおかげで、面白いものあったからついて来いよ(笑)」


彼らの言う通りついて行くと…


そこにあったのは逆さまになっている俺の自転車だった…


籠は曲がりチェーンの所には草が引っかかっており、


チェーンホィル?が曲がってもう走れない状態だった、つまりもう使い物にならないのだ。


「どうだ面白いだろ!」


渉はいい笑顔で話しかけてくるが、俺は無視して持ち帰ろうとした。


「おい!帰るのかよ?!」と渉が声をかけてくるが、そんな事を気にせず持ち帰ろうする。


!?


急に視点が変わり足に、鋭い痛みが来てだんだん鈍い痛みがくる。


青木が転ばして転んだ所に、木が切られ幹が尖がっていたようだ


3人は笑いながらどこかに行った。


痛いが取り敢えず自転車を引きずって家に帰って


風呂場に向かって傷口を洗い、救急箱からガーゼを取り出し当てる。


散々な1日だった…



ちなみに、この傷口は今でも残っている…

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