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番外編 小学校時代 2日目

その日はとても憂鬱な朝だった…


無理もない昨日あんな事(1話)が起きたのだから


一応、俺が悪いことやったか、もしくは恨まれるような事したか。


その晩、色々な事を考えたが思い当たる節がないのだ、だから俺はクラスメイトの気まぐれだと考えた


とりあえず学校にある本は読まないで家にある本を読もう。


読む本は【エロティックなシチュないのはなんで?】(仮名)


と言うライトノベルだ…もし破かれたとしても、先生から攻められることはない



朝ご飯を食べずに家を出た、いつもなら、いない人が立っていた…


隣りの家の子供の上田 渉(うえだ わたる)だった。


「よう木下菌」


どうやら隣りのクラスまで木下菌が浸透してるらしい


取り敢えずやめてくれ、と伝えるがニヤニヤしながら


ずっと木下菌と言ってくるが、かまってもしょうがないと思い


さっさと学校に向かう、渉とは離れたけど、クラスメイトには言われる


飽きてないようだった、だがここで何も言わないと続けてくると思い


「やめろよ!」


強めに言うが聞かない…クラスメイトの一人の笹田が、ヘラヘラした態度で


「マジになんなよ(笑)あだ名じゃないかよ」


そのあだ名は不快であると拒否するが


「みんなで考えたあだ名が気に入らないのかよ!」


笹田がそう言ったら、クラスがまた一丸となって


「贅沢だぞ」「生意気」


俺に罵声を浴びせる。



俺は笹田を軽く押したそしたら笹田は吹っ飛び、明らかなオーバーリアクションをした。


理由は分かる俺が暴力をふった事にしたいのだ、そして次にどうなるかも分かる。


「大丈夫?」「木下菌サイテ」


ほら見たことか、俺が悪くなる。


実際に暴力をふるのは悪いのだが、みんなで攻めるのはもっと悪いと思う。


ここで笹田はダメ押しする。


「痛った…歩けないかも…」


おかしな話である、そんな強く押してないし、机にもぶつかってないのにおかしいね


大丈夫等の心配する声をかけながら、クラスメイトの太田と青木がよりそり


両方から肩を担ぐ、保健室に連れて行く




あの後ギャーギャー言ってくると思ったが、そんな事はない白い目で見てきたがね


先生には呼び出された…


20分休みの今、話を聞かれてるが


「木下お前が悪いぞ」


何も話さず聞いてただけではない、反論などしたが俺の話なんて聞かない。


昨日の事恨んでるのかな?


「笹田は出ていいぞ、お大事にな」


笹田はすぐ解放された、先生は溜め息を吐き口を開け話し始める。


「木下、お前は何か悩みでもあるのか?


昨日も悪いことして、家に問題があるんじゃないか?」


なんか昨日の事も俺がやった事になっている、家に不満はないし問題があるわけでもない。


先生に伝えるが嘘だと思われる。


結局、説明しても嘘だと思われ話は進まず


20分休みずっと会議室に居た。


教室の出入するだけで白い目で見られる、授業中は昨日みたいに消しゴムのカスとか投げられる。


とりあえず反応はせず無視し続けた。




時間は流れ、給食の時間になった。


席をグループ型にしようとする。


「くっつけないで!」「木下菌が移るだろ」


机をつけたくないようだ、俺は言う通りにくっつけず5㎝くらい離した。


手を洗いに洗い場に向かう、廊下に出ると少しざわついたまるで俺が有名人のようだ。


そして白い目で見られる、俺を避ける俺が使った蛇口はずっと空く。


俺が教室に戻る時に大きな声が聞こえた。


「あ!お前、木下菌のところ使った!」


「バリアしてたからセーフ!」


「バリアなんて効かないんだよ木下菌は!」


全クラス知ってるのに関心してクラスに入る、何も起きないことを祈り給食を終わらせ


昼休みがくる俺は、用意してたラノベをランドセルからだし読みふける。


「木下菌がエロ本読んでる!」


早速、何かが起きた


まず言っとくがエロ本ではない、もろ出しの挿絵もないし挿入もない


つまりエロくない本なのだ、伝えるがエロ本持って来たことになり


先生が呼び出された


「木下これは何だ?」


小説ですと伝え先生は中身を確認する


「いやこれは駄目だ!先生が預かっとく」


そう言って先生がラノベを持って行く




ちなみに、実際にこのラノベは返してもらえなかった。


卒業後でも返してもらえなかった。


あれは何だったのだろう。




この情報はすぐ広まり全クラスに広まり、変態扱いされるようになった。


授業が終わり帰りの会が始まる。


朝のことは何もなかったように先生は話を進め


あっけなく、さようならした。




これ以上、起きないと思い、下駄箱に向かい靴を取ろうとするが無いのだ


恐らく昼休みの時に隠したのだろう、すぐに帰りたかった俺は上履きのまま帰った。


貧乏だと声が聞こえたが無視して帰る


明日が憂鬱だ…

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