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番外編 小学校時代 1日目

※この話は人によっては不快に感じる可能性が

 ありますので読む際は気を付けてください


昔の話をしよう…


自分で言うのもなんだがごく普通の小学生だったと思う、普通に友達と遊ぶし


不登校でもなかったし活発的なほうだったと思う。


ある日を境に変わったがね…


そう…イジメが始まったあの日から…



「おはよー」


そう言って教室に入った俺はその時は気付かなかった、


いや気付けられなかった、仕方なかったと思う。


俺はいつも通りにしていたが反応は、いつも通りではない…返事がないのだ…


違和感を感じながら、自分の席の椅子を引き座ろうとする。


!?何が起こったか理解ができなかった。


気づけばあるはずの椅子がないのだから。



笑い声が聞こえ、俺は何も言わず椅子を戻して座ろうとするが


?!椅子がない、探そうとしたら


「ほら席つけよー」


そう言いながら先生が入ってくる。


俺は先生のとこまで行き


「椅子がないです」


そう伝え戻ろうとした


「ここにあるよ」


後ろから声が聞こえ振り向くと、一番、後ろの席の子が手を振り、椅子を持ち上げた。


「なんだ、あるじゃないか木下(仮名)嘘をつくんじゃないぞ」


先生は呆れた様子だ、は反論するが聞き入ってもらえずいたら


「速く座れよ!」


クラスの一人がそう言うとクラス全員が言ってくる。


俺は仕方なく席に着こうした既視感のある物だった。


あぁ…まただ、同じ光景をさっきも見た、そうまた椅子を引かれたんだ。


「木下!うるさいぞ、そんなに気に入らないのか!」


先生は俺が不満があり音を立てたと思ったのだろう、俺は否定するが聞く耳はない…

不満があるわけではないのに



いたずらをするのは疲れないらしい、何故なら授業中でもくるのだ。


内容はチンケな物だがずっとされると嫌な物だ、消しゴムのカスやゴミを投げ続けられる。


先生からは整理整頓ができてない子だと思われ、注意される。



20分休みの時


自分の中で漫画のブームが来ており、その日も教室で読んでいた。


ファーブルの学習漫画を読み終えて、時間を確認して5分前だったのでトイレに向かった。


スッキリして帰ってくると筆箱がなくなっていた。


自分の引き出しを探したりランドセルを探したが見つからない。


席に着けと言いながら入ってくる先生、とりあえずなくした


時に困らないように、用意した鉛筆と消しゴムを使った。



授業が終わりクラスメイトの女子の佐々木が寄ってきた。


何を言うのかと思ったら



「それ山田のだよね?返しなよ」




?が頭の中埋め尽くされた。


その時の鉛筆はキャラ物でもないよくある濃い緑の鉛筆だった、


まずその山田はキャラ物を使っているのだ、その時点でおかしいだろう


確かに同じキャラ物を俺が使っていたら、そう思うの当たり前だが


もう一度、言おうその時使っていたのはよくある濃い緑の鉛筆だ


それが山田の物のはずがない。



「いやこれは俺のだよ」


当然の主張のはずなのだが


「は?何言ってんの?それは山田のなんだよ!」


佐々木は声をあげその声で周り人が集まって来て、事情を聞きに来る


俺は山田の鉛筆はキャラ物で、俺のはよくある濃い緑の鉛筆


そう伝えこれで納得してもらえると思ったが


ところがどっこい、これが違った


「なんで山田の鉛筆の柄知ってんだよ!」


隣りの席になったことがあるからです(理由1)


「なんで筆箱ないんだよ!」


トイレに行って帰って来たらなくなってました(理由2)


理由を話しても聞く耳なしで


「お前、山田のこと好きなんだろ?


それで盗んだんだろ!お前ん家は貧乏でさ」


勝手に話が進みクラスメイトの妄想が真実にされてく…


違うのに…




その後、筆箱はゴミ箱に捨ててあり、俺はクラスメイトの前で山田にフラれた


フラれた事はどうでもいい、好きじゃないし、問題はそれをイジリネタにされる事と


ゴミ箱にあった筆箱を拾った為、木下菌と呼ばれるようになった事


この二つがこの後、強い影響を与えるとは、この時の俺は思いもしなかった…




この日は4時間授業ですぐ帰れるラッキ!そう思っていた


何故なら明日になれば木下菌やイジルのに飽きるだろうとそう思ったからだ、


そしてもう帰りの会が始まっていた。


宿題を出され明日には何があるかを話しもう終わるその時だった


「今日後ろにあるファーブルの学習漫画の


1ページが破かれてなくなってました


誰か心当たりがある人は手を挙げて」


先生が言ったが俺は不思議だっただって今日の20分休みで

俺が問題なく読んでいたのだから、佐々木がスッと手を挙げこういった。


「木下君が破きました」


そしたらクラスメイトの一人が


「確かに20分休みの時読んでたからその時か」


どんどん不利になっているが反論する。


「確かに読んでたけど俺はやってない!」


意味がないようだ…


クラスが一丸となって


「嘘つくな!」「正直に言え!」「嘘つき!」


俺に罵声を浴びせる。


「静かに!」


先生の一声で黙った、先生は口を開け俺に問いかける


「本当にやったのか?」


俺は口を開けこう言った


「やっていません」


先生の返事は…




「嘘をつかなくていいぞほら言いなさい」


俺は気付いた…これは質問じゃないと、俺に俺が悪いと言わせたいらしいが


「いや嘘じゃないです


そもそも佐々木の言葉をそんなに信じるんですか?


佐々木以外破いたところを見たと誰も言ってない


それなのにどうして俺が破いた事になるんですか?」


先生は怒った


「なんでそんなに口答えする!


だが確かに証拠が少ないから見逃してやる」


あたかも俺が悪いような口振りだった。


その日はさっさと帰った。

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