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永久の旅人  作者: 四叉泰砥
5/8

五 商業都市ランダル

 五


 私は、アルトとランダルに向かった。兄の情報蒐集のためというよりは、暇つぶしのためである。というのは、やはりというか、兄のことは、半ば諦めているからである。



 商業都市ランダル──



 エウレカの中でもっとも商業的に優れている都市が、ランダルである。また、アルトが言っていたように、奴隷商が、頻繁に行われている。その理由として、いちいち上げる必要はないと思うけれども、ランダルという都市が、商業都市たらしめている理由として、あらゆる分野における産業が発達しているからである。そして、その産業の発達を支えているのが、安い賃金で雇用の出来る、その、奴隷の存在である。また、言うまでもなく、道中に遭遇した騎士は、ランダルの王都から配属された、各都市に所属する騎士団の一人である。滑稽な話だけれど、たいていの国では、騎士は、都市の治安を管理する、都市警察の役割も担っているのだが、私の見解では、すでにランダルの、治安維持によるシステムは、崩壊していた。

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