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水商売に向いた女

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

水商売に向いているのは、

人からの暴言を暴言と思わない、どんなトークでも返せる人の事を指すようですよ。


ノリ的には○語シリーズの理○ちゃん

「君、お眠なの? じゃあ膝枕してあげるよぉ」

女はそう言って、壁に凭れ掛かって足を伸ばす。横から見たらL字に見えるその格好は、例え家の中でも浮いた存在だった。

それでも二人だけの世界にそれを咎める野暮な奴はおらず、俺は黙って女の腿に頭を乗せた。付き合う前も後も、特段変わらない肉の柔らかさ。誰かの為に自分を変えようと思わない此奴の性格をよく表していた。

「なんの話が良いかな。あぁ、そうだ。大学時代の話でも」

そう独り言の様に話しながら、俺の髪に触れる。ただそよ風の様に撫でながら、口を開く。


最近、お外ではとんと口を開かなくなってしまったけれど、大学時代はお喋りだったんだよ〜。だからね〜、大学時代の文化祭で必死になって客寄せしてたの。経済的にもピンチだったし。

その時はずっとニコニコして、甲高い声出してたの。メイド喫茶のメイドさんとか、キャバクラのキャラ嬢様にはちょっと及ばないけれど、それくらい頑張ってたんだ。

そんな時ねぇ、たまたま道を歩いていたお兄さんと目が合ったんだぁ。だからその場のノリと勢いで、『お兄さぁん、一発やってかないっ?』って声掛けたの。そしたらまたお兄さん、『また後で……』って言って去っちゃった。

社交辞令かなーと思ってたんだ。私だって怖い人に会った時にはそう言って巻くし、もう来ないだろうな〜って。でも午後三時くらいかな? はにかみながら来てくれて、お金払って参加してくれたんだよ。

画面越しには優しい人、沢山見てきたけど、目の前で優しくされた事なかったからね、ずっと愛情表現していたんだ〜。『お兄さんの約束守る所、とっても素敵だと思う!!』『私、そういう人好きですよ〜』って。まぁそうやって明日も売り込もうと思ってたんだけど、熱出して駄目になっちゃった。

ん、寝ちゃったかなぁ? ふふふ。君もねぇ、そんな風に私に優しくしてくれた一人なんだよ。優しい人はみんな好きなるし、優しくしてあげたいと思うんだ。だからこれからも、ずっと君には優しくしたいと思ってるよ。


女はそう言いながら、口を閉ざした。真上から聞こえる微かな寝息は、この女の物だろう。自分に優しい人間に、何処までも心を許すのは、きっと生まれつきの物だろう。

そう言えば、と思う。萌え系のメイドやキャバ嬢は、素知らぬ顔で愛を売れる奴が人気になるらしい。本気で人を嫌いにならず、『好き』だの『愛してる』だの言える奴が。

そう言った意味で、此奴はきっと向いている。皮肉にも……。

以下何でも許せる方向け。

個人の意見飛び交います。私の発言が許せる方のみ宜しくお願いします。

メンヘラの毒しかないんですよ。


夜職が強い方というのは、

どん底を経験した人

本気で人を嫌いにならない人

どんな話でも返せる人

なんだそうで。

上の二つ実は結構繋がってるんですよ。


こんな事を申し上げたらぶっちゃけ炎上するんですが、

自分の事を嘗めてる方とお話した事が七回ほどあります。

『馬鹿じゃねぇの?』『そんな事も知らないのかよ』『お前、本当にこの作家好きなの?』

まぁ、嘲笑混じりに飛んでくるのは結構ありました。


こういうことを繰り返されると、普通の人が神様に見えるんです。本気で人を嫌いになれなくなります。

暴言吐かれないだけ、全然いい人、神様です。

私でこれなので、本当のどん底経験した人はもっと強いと思います。


今日も何処かで暴言吐かれる方、いっぱいいると思うんです。

感覚麻痺させる前に、誰かが誰かに優しくする世界であって欲しいと思います。

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