「うわさになりたい、の最終話」第三話 そして、うわさになりたかったの。
【毎日昼の12時と夕方の18時の2回更新します】
風呂は屋敷の中でも奥の方に位置していた。
そのことに憶えてなかったけど、
脱衣場で服を脱ぎ、ドアを開けたときに記憶がよみがえった。
「ああ、そう言えば岩風呂で温泉だったんだ」
そうなのである。
ここは観光地にはなっていないけど、温泉が噴出している土地で、
民家でもわざわざ湯を引いている家があるのだ。
そしてこの志木家もその一軒だった。
「ふふん♪」
自然と鼻歌が出るけど、これは仕方ない。
広い温泉を独り占めできるよろこびは誰だってわかるだろう。
軽く身体を流し、
ぼくは湯煙がもうもうと立ちこめる湯船へと足を入れたのだ。
「うわっ、熱っ」
かすかに硫黄臭がする温泉の温度は熱かった。
だけどこれがいい。
ぼくは思いきって肩まで沈むと背もたれにする岩を探して奥へと進んだのである。
そのときだった。
「きゃああああああああああああああああああああああっ……!」
すげえ悲鳴がした。
あわてて見ると誰かがいた。
奥のいちばん大きな岩に背を持たれてこっちを見ていた。
その側には滝のようにお湯が上から注がれている。
そのことでぼくの接近の音に気がつかなかったに違いない。
そして相手は湯煙で顔はよくは見えないけど、四姉妹のうちの誰かだ。
「ご、ごめん。わ、わざとじゃないから……」
「お風呂、もう入ったんじゃないの?」
「ま、まだだったんだ。
道に迷って自分の部屋になかなか行けなくて」
「……目、つぶって」
「は、はい」
「見たっ? どこまで見たっ?
胸までっ? 腰までっ? お尻までっ?」
「……く、首から上だけだよ」
「そ、そう」
とたんに立ち上がる音がする。
ぼくはと言えば、今度は反射的に目を開けてしまった。
言い訳しよう。あくまで反射的な行為だ。
「んぐっ……」
目の前に真っ白な身体があった。
染みひとつないきれいな身体だと思った。
だけど暗がりと湯煙で目を開けてしまったことはばれなかったようだった。
そして誰かは向きを変えると出口の方へと向かっていく。
「も、もう目開けていいから」
「う、うん。……えと、誰ちゃん?」
「なんで訊くの?」
「ちゃんと謝りたいから」
「いい。恥ずかしいから教えるのイヤ」
「そうは言ってもさ」
「イヤなものはイヤ。ぜーったいに教えないからっ」
やがてドアが閉まる音がした。
そしてぼくはやっと一息つけたのである。
「はあはあ。
……なんかすごいことをしてしまった気がする」
偶然だけどインパクトがありすぎるすごい体験をしてしまったのだ。
女の子の裸なんて初めて見た。
だけど不思議といやらしい気持ちはわかない。
むしろ、きれいだなあ、なんて感じた。
とにもかくにもである。
今のが誰なのか、判断する必要があると思った。
教えてくれないってことは、
個別に謝らなくていいってことだろうけど、それはマズイ。
できれば他の姉妹が見ていないときに、こっそりと謝ろうと考えたからだ。
「……だけど、だ」
わからない。
なんせ四姉妹ともそっくりで、しかも湯煙の中でのことだ。
口調からすると砕けていたから夏希ちゃんって気がするが、
夏希ちゃんなら激怒するか暴力に出そうな気がする。
かと言って、春菜ちゃんもあり得ない。
あのおっとり屋さんのことだ。
あらやだ、とか言ってのんびり返事されそうな気がする。
しかしだからと言って、千秋ちゃんはないだろう。
無口娘のことだ。
殺す、とか簡単なひとことで済ませそうな感じだ。
同じ理由で見冬ちゃんも却下。
体調が優れないって言って自室で寝ているはずだし、
甘えん坊らしいから、さっきのようなラフな物言いは無理だろう。
「……けっきょく謎は深まるばかり」
そんなこんなと考えていると、ぼくはのぼせ始めていて、
あわてて水をかぶり一難やり過ごす羽目になったのであった。
そして夜も更ける。
ぼくは自室にいた。
布団は押し入れに入っていたので、それを出し、
まだ早い時間だけど寝ることにした。
時計を見ると午後八時。
いつもならぜんぜん寝る時間じゃないけど、疲れたし、いろいろあったし、
明日からはお客さんじゃないってことは、なにかしらの手伝いもあるんだろうから、
早めに寝るに限るのだ。
「お休みなさい」
誰に言う訳でもなく、ぼくは言う。
そして照明を消す。
いったん真っ暗に感じたが、
廊下にある常夜灯のぼんやりとした明かりが障子越しに入ってくるので、
すぐに目は慣れた。
そして目をつむる。
やっぱり疲れていたようだった。
今日一日の出来事を思い返そうとしていたんだけど、すぐに眠りに落ちてしまったのだ。
「……ん?」
……だいぶ時間が過ぎた頃だ。
ふと目が覚めた。時計を見ると午後十一時。なにか物音を聞いたような気がする。
カサカサ。
……衣づれの音だ。
「……ん?」
なんだか足元がすーすーする感じがある。
ふと布団から足を出していたんだろうと思い、
布団の中で足を使って位置を直そうとする。
しかしである。
「……な、なななななななっ」
なにかいるっ! なにかいるっ! なにかいるぞっ!
指先が髪の毛のようなものに触れたのだ。
途端にぼくは総毛立つ。背筋にゾゾゾと悪寒が走った。
「……くっ!」
ぼくは懸命に勇気をしぼりだして、足で蹴った。
すると手応えならず足応えがあった。
「……い、痛いっ」
くぐもった声がした。女の子の声だ。
「……へ?」
ぼくはそーっと立ち上がると布団を持ち上げる。
すると足元に女の子がいた。もちろん姉妹の誰かだ。
ピンク色の花柄パジャマが似合っている。
「だ、誰ちゃん?」
「うー。春菜よ」
「春菜ちゃん? ど、どうしたの?」
春菜ちゃんは涙目で顔を上げた。
その上目遣いにドキッとなる。
「亘くん、痛かったよお」
「あ、ごめん。
誰かいるなんて思わなかったから。……って、いったいどうしてここにいるの?」
「寒いから……」
「はあ? ……えと、自分の部屋の暖房が壊れたとか?」
「ううん」
春菜ちゃんは首を振る。
「心が寒いの。手足も冷たいの」
「は、はあ?」
なんだかわからないけど、話がありそうに思えた。
だからぼくは暖房と照明のスイッチを入れようとした。
「あ、点けないで」
「え? でも寒いし暗いよ」
「いいの。こうするから」
「え、ええっ、ちょ、ちょっと……」
驚いた。
なぜかといえば春菜ちゃんがぼくの掛け布団をめくって、布団に入ってしまったからだ。
「えへへ。あったかいよ。亘くんもおいでよ」
「い、いや、……そ、それは、ちょっと。……へ、へくしゅん」
くしゃみが出た。
「ね、だからおいでよ。平気だから」
「へ、平気っていっても……。へ、へくしゅん」
「大丈夫。エッチなことしないから」
いや、それは間違ってる。
エッチなことをするのは男の方だろう、ってツッコミを入れたいけど、そんな余裕はない。
「え、え、で、でも……。へ、へくしゅん」
「ほら、風邪引くよ」
腕を引っ張られてぼくは布団の中へと入ってしまった。
もちろん春菜ちゃんと向き合う形だ。
「こ、こんなことして大丈夫。
……家族の中でうわさになっちゃうよ、きっと」
「いいの。うわさになりたいのよ」
「は、はあ?」
もうなにがなんだかわからない。
「私ね、とっても冷え性なの。手足なんて、ほら」
「ひゃおうんっ」
妙な悲鳴を上げてしまった。
なぜかといえば春菜ちゃんが、つま先でぼくの素足に触れたからだ。
それは氷のように冷たかった。
「うふふ、ごめんね。……でも亘くん、とってもあったかい」
「春菜ちゃん?
冷え性っていってたけど、お風呂に長く入ってもダメなの?」
「うん、ダメ。
……それに、えーと、どうしよっかなあ?」
なぜかいたずらっぽく笑みを浮かべる。
それが実にとってもかわいい。
「ど、どうするって?」
「えへへ。
……だって今日は誰かさんが入ってきたから長湯できなかったし……」
ちらっと流し目を送ってきた。
ぼくはその意味に気がつく。
「ええっ! あれって春菜ちゃんだったの?」
「そうよ、意外だったかしら?」
「う、うん。……だって言葉使いとか違ったし」
「いつもは作ってるのよ」
「作ってる? なにを?」
「他人から見て、しっかりした長女の役よ」
「なにそれ?」
質問すると春菜ちゃんは、ふふふと笑う。
「ほら、お母さんがお葬式に行ってるでしょ?
だから家事のほとんどは私がやってるのよね」
「確かに」
ぼくは今夜の料理を思い出す。
「妹たちとはもちろん同い年なんだけど、
なんのかんのといって、みんな私を頼りにするのよね。
……ううん、妹たちだけじゃないわ。お父さんだってそうね」
「へえ」
なんだかわかる気がする。
この家は古い伝統があるのだ。
だから四つ子といっても長女に課せられる重みは次女以下とはぜんぜん違うのだろう。
「姉妹を呼び合うときでも、
……だから夏希さんとか千秋さんがうらやましい……」
「なんで?」
「呼び捨てだから」
「……そうだね」
言われてみればそうだ。
夏希ちゃんは上から順に、ハル、アキ、フユと呼んでるし、
千秋ちゃんは春菜、夏希、深冬と呼び捨てだ。
姉妹と言っても四つ子なので同じ立場の感覚がそう呼ばせているに違いない。
「ちなみになんで、
春菜ちゃんはみんなをさん付けで呼んでるの?」
「えーと……」
春菜ちゃんは目を伏せて考え込む。
でもやがてすぐに目を上げた。
「お母さんにあこがれているから、かな?」
「お母さん?」
「うん、お母さんはむかし、
私たちが小さいころはちゃん付けで呼んでいたんだけど、
十歳になったときから、さん付けになったのよね。
なんでも十歳になれば自我が芽生えるから、
ちゃんといろいろ自覚して欲しいからとか。
だから私もそのころから妹たちをさん付けにしたのよ」
「……さん付け、……自我かあ。
伯母さんしっかり考えているんだね。……ところで、伯母さんはいつ帰ってくるの?」
「お母さん?
うーん、お母さんが生まれた島は遠いから、あと一週間くらいかしら。
船で行くんだけど、船便も毎日ある訳じゃないのよ」
「へえ、じゃあまだ一週間は辛抱しなきゃならないんだね?」
「そうなのよ。
……うふふ。でも驚いたでしょ? お風呂で私がしゃべった口調」
「うん、驚いた。
砕けたしゃべり方するから最初は夏希ちゃんかと思ったよ」
「ホントはね、私も夏希さんみたいに話したい」
それが望みなんだと思った。
本当はしゃべり方だけじゃないんだろう。
感情の出し方とかもきっと春菜ちゃんは夏希ちゃんみたいに自由になりたいんだと思う。
「あ、今更だけど、ごめんね。
お風呂のことだけど」
あわててぼくは言う。
あのときの相手がわかったのだから、この際しっかり謝ろうと思ったのだ。
ところが春菜ちゃんはなぜかいたずらっぽく笑う。
「いいのよ。あれ、わざとだから」
「ええっ! わざと?」
驚く。そりゃそうだろう。
女の子が進んで裸を見せたがるだろうか?
「ううん、ちょっと違うわね。半々ね」
「半々?」
「ええ、私、亘くんの次にお風呂だったの。
でもあの時間からしたら、
もしかしたら亘くんはまだ入ってないかもしれないのをわかってて入ったのよ」
「な、なぜっ?」
不謹慎にも痴女って言葉が頭をよぎる。
「だ、か、ら、……うわさになりたいからよ」
ますますわからん。
――そのときだった。
廊下の方から誰かが歩く音が聞こえたのだ。
それはふつうの足音じゃなくて、すーっすーっとしたすり足だった。
明らかに気配を消そうとしての行為。
「しっ、誰か来る」
最初に気づいたのはぼくだった。
ぼくがそう言うと春菜ちゃんは急に真顔になる。
「えっ? 誰かしら?」
「わかんないけど、静かにこっちに来てる」
すり足が徐々に大きくなる。
そしてそれだけじゃなかった。
――ダンッ! ダンッ!
と、音もする。
なにか固いもので廊下を突いているのだ。
「嫌だ怖い。なんの音かしら?」
「固いものだね。えーと、……ええっ?」
そこでぼくはあることを思い出した。
そして上を指さした。
「ええっ、なんで槍がないのかしら?
……も、もしかしたら、あの音はそうなのかしら?」
「うん、そんな気がするんだ」
ぼくはさっき見た白い道着と白袴のことを春菜ちゃんに話した。
「う、嘘でしょ……。だ、だってその格好はおじいさんよ」
背筋がゾッとした。
嫌な冗談はやめて欲しい。
「冗談じゃないのよ。
おじいさんはいつもその格好で槍の稽古をしていたわ。
そして倒れた日もその格好だったのよ」
春菜ちゃんの顔は青ざめている。
いや、きっとぼくもそうだろう。
だとするとぼくが見たのはおじいさんの幽霊なのだろうか?
だけど雪の上に足跡残したし、実際に袴の下に足もあったし……。
「ああ、どうしよう。
きっと私がふしだらなことをしたから、怒ってるんだわ」
すり足はいよいよ大きくなった。
おそらくたぶんもうふすまの向こうに立ってるんだろう。
「春菜ちゃん、逃げてっ!」
「嫌よ。亘くんといるっ」
いきなり春菜ちゃんが抱きついてきた。
柔らかい触感。そして今度は間違いなくシャンプーの香りだった。
ガラリ。
ふすまがすっと開かれた。
そして常夜灯の光で照らされた槍の刃先が、ぬっと差し込まれた。
「「……っ」」
思わずぼくと春菜ちゃんは息をのむ。もはや絶体絶命だ。
そのときだった。
「やっぱりここにいたっ!
ワタ坊っ、さっさとハルから離れるっ!」
「へ、……な、夏希ちゃん?」
「そうよっ!
ハルの部屋にハルがいないから、きっとここかと思って探したのっ!」
すごい形相だった。まるで鬼だ。
「な、夏希ちゃん、その格好はなに?」
「この格好はおじいちゃんの格好。
……おじいちゃんは嫁入り前の娘が恥ずかしいことをしたら成敗するって言ってたから、
私がおじいさんに成り代わってやって来たのよっ!」
そう言って槍をぐっと刺してきた。
ぶすり、と音がして、布団の真ん中に突き刺さる。
ぼくと春菜ちゃんは反射的に離れることになる。
「な、ななななな、
……なにすんだよっ。ほ、本気かよっ」
「ホンキもホンキっ!
ハルと離れるまでなんどでも刺すわよっ」
「いや、もう離れてるし」
ぼくは畳みの上でひっくり返っている。
そして向こう側では春菜ちゃんがぺたんと正座してる。
「ど、どっちが誘惑したの?」
「ゆ、誘惑っ?
ち、違うそれっ!」
「じゃあ、
ワタ坊がハルを拉致監禁したのっ?」
「そ、それ、もっと違うっ」
しばらく肩で息をしていた夏希ちゃんだけど、
しばらくすると落ち着いてきたようだ。表情も穏やかになってきている。
「じゃあ、どういうこと?」
「いやあねえ、
亘くんが私を誘惑したり拉致監禁したりするような性格じゃないってことは、
わかるでしょ?」
いつもののんびりボイスで春菜ちゃんが言う。
「お察しのとおりよ。
私が押しかけたのよ。お話がしたいのと、手足が冷たいから暖めてもらおうとしたの」
事実である。
それ以上でもそれ以下でもない。
だけど夏希ちゃんはそれでは納得しない様子だ。
疑わしそうな流し目でぼくを見、春菜ちゃんを見る。
「それだけじゃないでしょ?
ハルのことだから、実はワタ坊を誘惑して既成事実を作ってしまおうとしたんでしょ?」
「てへへ」
てへへ?
ぼくは思わず春菜ちゃんを見る。するとばつが悪そうにベロを出している。
……こ、これがうわさのテヘペロなのかっ?
「んー。仕方ないわ。
今夜は退散します」
「今夜はじゃないの。
ハルは自分の女を武器にしすぎなのよ。ずるいんだから」
「てへへ」
またもやテヘペロを見せて、
春菜ちゃんはバイバイをしながら部屋を出て行った。
「まったくもう。まったくもう。もう。もう。もう」
穂先に鞘を戻しながら、夏希ちゃんが言う。
「まったくもうはワタ坊もそう」
「へ? ぼくも?」
「当たり前でしょ?
……言いたくないけど、今この家にはワタ坊以外はぜんぶ美少女しかいないんだから、
男として気をつけてよねっ」
「す、すみません」
なぜか謝ってしまう。
「気をつけてよねっ。言ったでしょ?
ハルにとってワタ坊は初恋の相手って」
「へ? ……それ冗談じゃないの?」
「マジよ」
「う、嘘だろ。
……だって春菜ちゃん、美人だけど、いとこだよ」
「間違いなく初恋の相手。
そしてひょっとしたら今でも片思いしてるから」
「嘘だろ?」
「嘘じゃない。
……それにね、いとこ同士って結婚できるんだよ? ひょっとして知らなかった?」
「ええっ! マジっ?」
知らなかった。
そういう方面には興味がないからマジに知らなかった。
「で、でもさあ、
夏希ちゃんはいつもそんな格好してるの?」
話題を切り替えようとして、
ぼくは夏希ちゃんの白道着、白袴を指さす。
「まさか?
ハルの抜け駆けを懲らしめようとして、わざわざ着たのよ。
こんな時代錯誤の格好をいつもするわけないでしょ?」
訊くと、屋敷の見取り図を書いてくれたのは夏希ちゃんだった。
そして春菜ちゃんの行動を先読みして槍を持って着替えたらしい。
「でも、その格好で庭を歩いたり、
向こうの方の渡り廊下を歩いたりしてたからびっくりしたよ。
だからぼくも春菜ちゃんも本当におじいさんが来たのかと思ったくらいだ」
すると今まで威厳ある顔付きだった夏希ちゃんがいきなり青ざめた。
「な、なによそれっ?
じょ、冗談でしょ?」
「へ?」
「そ、それ、私じゃない……」
ぼくが見たのはいったいなんだったんだろう?
……どうやらこの屋敷にはまだまだ謎が多そうだった。
よろしければなのですが、評価などしてくださると嬉しいです。
私の別作品
「生忌物倶楽部」連載中
「固茹卵は南洋でもマヨネーズによく似合う」完結済み
「甚だ不本意ながら女人と暮らすことに相成りました」完結済み
「墓場でdabada」完結済み
「甚だ遺憾ながら、ぼくたちは彼の地へ飛ばされることに相成りました」完結済み
「使命ある異形たちには深い森が相応しい」完結済み
「空から来たりて杖を振る」完結済み
「その身にまとうは鬼子姫神」完結済み
「こころのこりエンドレス」完結済み
「沈黙のシスターとその戒律」完結済み
も、よろしくお願いいたします。