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初・対人戦 開始

遅くなりました

「それでは、始めますか?」


「おう。やるか…」


 再び静寂が場を包み込む

 風が吹き、服がなびく


 あ。しまった。


「準備は良い?じゃ、始m「ちょっと待ってください」


 アルジェントの開始の合図に声を被せる。

 アウルムがドシャリと膝から崩れ落ちる。


「っ…なんだよ!?」


 いいところで邪魔が入ったせいか、若干キレている様ですね。いやはや申し訳ない。


「いえ、その…このままだと戦い辛いかと思いまして。」


 そう。私、ずっとドレスのままなのです。

 簡素で着心地が良いとはいえ、すっかり忘れていました。

 今更ですが、さすがに戦うのならばこのままではダメでしょうね。

 ……ドレスのまま街中を走り回っておきながら、ほんとうに今更ですが。


「…確かにそうね。でも、着替えなんてあるの?

 森の手前だし、もう街から随分遠いわよ?」


 。。。


「それもそうですね。やっぱりこのままで良いです。」


 よく良く考えると、無限収納を使ったりすれば転生者である事が確実にバレてしまいますし……

 空間魔法とか無いので言い訳が出来ないんですよねぇ……

 イメージを固めても魔法が発動する気配はありませんでしたし。

 出来そうで出来ない感じがあるので、なにか条件があったりするのかもしれません。


「そう?丁度いいからもう一度ルールの確認をするわ。」


 ・一本先取

 ・魔法あり

 ・武器防具の使用あり

 ・降参するか戦闘不能になれば負け


「そして、私が危険だと判断したら中断させるわ。

 万が一にでも命に関わる事態になったら……わかるわね?」


 具体的なこと言わないの逆に怖いんですが?


 アウルムを見れば、必死に首を縦に振っています。

 冗談とか脅しではなさそうです。

 死にたくないので気をつけましょう。


「じゃあ改めて……準備はいい?…始めッ!」



 さて、と。

 どうしたものでしょうか…

 まぁ、とりあえず小手調べですよね。


 アウルムも私と同じ考えなのか前へと出てお互いの距離を縮める。


 拳が搗ち合い、衝撃が身体を伝う

 地面を蹴り、後ろへ跳ぶ事で衝撃を殺す


 流石に体格差がありますし、キツいですね。


「痛いですよ。幼子の可愛いお手てなんですから優しく扱って下さいな。」


「軽口叩けるくらいには余裕そうだが?」


「あら、本当の事ですよ。」


「そりゃあ悪かった。」


 やはり正面戦闘は愚策ですね。

 となると、近接は避けつつ魔法攻撃ですかね。


「胸を借りさせてくださいな。」


 ……ぶっつけ本番ですけど、まぁなんとかなるでしょう。


「では少々お付き合いください。」


 私の想像通りなら、かなり使い勝手の良い魔法ですが……

 どうなる事やら。



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61件

ありがとうございます


次回予告で戦闘シーンと書いた手前、書ききりたかったですが遅筆過ぎるのでやはり小分けにします。

なんかいつまで経っても執筆終わる気がしない……

言葉で表現するのってむつかしいですな。

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