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高速思考 大活躍

※遅くなった割に盛り上がりに欠けてます

すみません

 ただいま全力疾走中。


 やばい。

 見られたか?見られたよな?

 不味い不味い不味い。


 偽名登録した意味が無くなる。

「チェルシー」だとバレない様に魔法関連の店や、貴族関連のをわざわざ避けてたのに……


 このままだと領主、つまりお父様に報告が入ってしまう。

 ……消すか?

 いやしかし、恐らく自分と同じかそれ以上の強さを持つ者を2人も相手にするなんて現実的では無い。

 そもそも人殺しなんて出来るのか?出来たとして、事後処理とか出来そうにないですし…

 どうする?どうすればいい?

 考えろ考えろ考えろ考えろ!



 ……ん?偽名?

 ……そういえば2人とも偽名でしたよね?

 偽名なんて後ろめたい事や隠し事が無ければ使わないですよね?


 ……何を焦っていたんでしょうか。私。


 とりあえず止まりますか。


 身体強化を使い、風魔法で向かい風を吹かせ、左足を軸に右足を滑らせつつ急制動をかける


 うぐ……無理な動きをしたせいか足が痛いです。

 負荷が少なくなるように身体強化をして、風魔法で減速をしたのに……

 まぁ、自動回復があるからそのうち治るでしょう。多分。


「急に走り出したりして、どうしたんだよ。」

「ほんとよ。疲れちゃった。」


 ……私もそうですが、この人達も走ってる時に身体強化は使っていなかった様ですね。

 まぁ、私の場合はまだ2人にバレた可能性がある程度ですから……街中を身体強化した状態で全力疾走すれば確実にバレる上、街の人達全体に認知されてしまいますし。


 年端もいかぬ少女(7才)が爆走してたら注目の的ですし、噂好きには格好のエサ同然です。

 それが回りまわって領主の耳に入ろうものなら、結局同じことになってしまいますし……


 彼、アウバルことアウルムが本気を出せば秒で捕まえられたでしょうね。

 まぁその場合…彼の身体強化のレベルから考えると、道に敷き詰められたレンガがめくれ上がり、飛散した破片が家屋や人々へと襲いかかる事になるでしょうけど……

 彼が私に向ける目は疑いの色を含んでいるように見えます。

 もしや直感スキルによるものですかね?


 アルムことアルジェントは、小走りで近づいてきていますね。

 ステータスは魔法寄りでしたが、息切れは起こしていませんので体力はある方なのでしょう。疲れたとかは嘘ですね。

 面倒くさがりなんですかね?

 かすかに感じる気だるさとは別に、彼女の瞳ははっきりと私を捉えています。爛々とした様子で。

 なんだか身の危険を感じるような?とにかく油断は出来ませんね。


「ちょっと走りたくなっちゃいまして。えへへ。」


 恥っず!!!!!

 えへへとかあざとすぎるでしょうが!?

 いや、しかしここは大事な場面。我慢我慢。

 相手の反応を見るに、何故かわかりませんが、まだステータスは見ていないのでしょう。

 ならば、突然走り出したことは幼い子供によくある奇行という事で片してしまいましょう。


「そうだ!ちょっと競走しませんか?ゴールは西の門で。」

「よーいドンッ!」


 考える暇も与えず、一気に押し進める

 掛け声と同時に風魔法で追い風を巻き起こす



「は?いや、ちょっと待てよ、おい?!」

「え?嘘でしょ…まだ走るの?!」


 この後……どうしましょうか?


 ……カイト(門番)さんに押し付けますかね?

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