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問題解決?

※ほんとにナメクジの如き更新速度です。

期待をせずにお待ちください

※長いです

 睡眠をとったことによるものでしょうか。かなり落ち着いています。

 現状を把握するために、紙に書きながら記憶を整理します。


 まず、私は大卒したばかりの新入社員(男)で、今の状況的に死んだのでしょうか。いつ死んだのか記憶に無いので後回しです。



 今世の記憶によると、我が家はオウルベア公爵家であり、名前はチェルシー・オウルベア。歳は先月7才になったばかりですね。日本ならば小学校に入ったばかりでしょうか?

 この世界では学校では無く学園の様ですが、まだ入学前ですね。通う為に鍛錬や勉強を頑張っていたのですが、その最中に何かが起こり前世の記憶が戻った?(入った?)様ですね。

 昨日は鍛錬をしつつ勉強をしていたので部屋に居たのですが、特別なナニカが起こった訳では無い筈です。

 思い出せません。後回しです。



 思考回路と認識は前世の私、言葉遣いや仕草、稀に感情が顕になってしまうのは今世の私、と。

 まぁまだ幼い子供ですし、感情が表に出てしまうのは仕方ないでしょう。それに私自身も子供っぽい所がありますし……

 分かりやすくするために前世と今世に判別しましたが、ほぼ混じりあっていて断言する事は出来ませんね。人格?性格?も混ざっているようですし…これも後回しですね。



 窓から見える景色は我が家の領地ですね。

 以前は何とも思わなかった事ですが、前世では小市民であった私としては「すごいひろい(震え声)」くらいの感想しか出てきません。


 とにかくアホみたいに広い領地である事は理解しましたが、これはキチンと管理出来ているのでしょうか?

 まぁ、私には領地経営の何たるかはさっぱりわかりませんし、家を継ぐのは長男である兄様の問題ですから思考からポイしときましょう。



 目測で私の1.5倍くらいありそうな鏡の前に立ち自分の容姿を確認します。

 今世での私は綺麗な白銀の髪にグラデーションのある碧眼ですね。顔面偏差値は高め。スタイルはまだ子供なので省きます。

 まさに絵にかいたような美少女(幼女?)ですね。

 容姿がいいに越したことはありませんが、変態が寄ってきそうですね。気をつけなければ。


 特徴的な白銀の髪は、光の当たる角度により光り輝く白髪に見え、空を連想する様な碧眼と相まってかなり神々しく見えますね。

 コレははったりに使えます(ゲス顔)

 ……やはり顔が良いとゲス顔でさえも魅力的に写りますね。

 ところで傍から見れば、鏡を見て見惚れているこの状況は痛いヤツ、もしくはナルシストと思われているのでは?人前では気をつけるとしましょう。

 まぁ、顔が良いのは事実ですが。(ドヤッ)



 甘やかされて育ったからか筋肉は申し訳程度ですね。日常生活は問題無くとも走ったりすればすぐ息切れし、火災等の緊急時には真っ先に死にそうです。

 それに、食事が豪華である所為か…ちょっと、顎やら腕やらが、なんというか……

 今は良いですが、この生活を積み重ねて行くと考えると……

 よし!明日から運動を始めましょう!



 今現在の状況を把握出来たところで。

 傍らに居るメイドさんをどうしましょうか…

 紙とペンを用意してくれたのも、昨日の私の変わり様を見ていたのも彼女です。

 何も言わずとも察して用意してくれた事や自然体、いや、もはや背景と同化していると見紛う程の立ち姿や所作、間違いなく従者のプロですね。

 ……いっその事彼女に鍛えてもらうのもアリですかね?…いえ、自分で鍛えましょう。

 彼女はメイドを極めた者であって研鑽を積んだ強者の類いではないでしょうし。

 戦闘メイドというロマンも無きにしも非ず。ですが、まぁ流石にないでしょう。……無いですよね?



 最後……記憶が混濁しつつも、最初に思い出したにも関わらず、考え無いようにしていた事ですが……私は王子の婚約者の第二候補だそうです。……が。

 絶ッッッッッ対!に嫌です!王妃なんてめんどくさいもの誰がやりますか!



 特に嫌なのが王妃教育ですね。

 姿勢に始まり、喋り方、慎ましい行動、欠伸は厳禁。

 テーブルマナーやダンス。

 国の歴史は勿論、夫である国王を支える為の政治・経済の勉強

 後、他国との交渉の為に語学を学ぶことも必要。と

 他にも、

 ・嫌な相手ともにこにこお茶会&歓談

 ・貴族や他国の王族相手に行事やパーティー

 ・男の子を産め、女の子も産め、と催促される日々

 ・夫は側室や妾。最悪、誰とも知らぬ輩と関係を持つ


 少し考えただけでこんなに問題が出てきます。他にもありそうですし、なんだかホコリみたいですね。

 不敬罪を問われそうなので口にはしませんが。

 私が元男である事以前に嫌なことが多すぎます。逆に何がいいのでしょうか。

 ……まぁ、単なる知識と偏見による結論ですから、この世界のこの時代がそうである確証はありませんが。

 でも…可能性があるのならば避けなければ。

 前世の知識が正しければ、そもそも公爵家というのは王族の血が流れているのでは無かったでしょu


(コンコン)


 ノックが鳴り、思考の海から浮上する。



 む、思考が逸れていました。私の悪い癖ですね。後ろ向きな事を考え出すとキリがありません。言い訳じみたあまり関係の無いことまで考えてしまいます。



 メイドが昼食の時間だと告げる。



 それにしても、もうそんな時間ですか…


 色々と考える事が多い気がしますが、1つずつ解消していきますか。

 まずは目先の問題から


 はぁ……。


 幸い、今世のお父様は頭に超がつく親馬鹿ですから、私が嫌だと伝えれば何とかしてくれるとは思いますが。

 思い立ったが吉日と言いますし、さっそく昼食後に話をしましょう。

感想をくださると嬉しいです。

ですが作者のメンタルはクソザコナメクジなので、手ごころを加えて頂けると有難いです


気に入ったら、ブクマと評価お願いします


感想、誤字報告受け付けてます


※追記・時間経過に違和感を感じたので夕食から昼食へと変更しました

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