ここは何処?
10畳くらいの広さがある部屋
シンプルに何も無い。
と言うか必要なものだけって感じですね。
割とふかふかなベッド...
うわ、やっぱり。ドレス着たままだ。
その割には身体が痛くないですね?
あ、HP自動回復がありましたね。……やたらと高レベルな。
使われた形跡のある机とその上に紙とペン
ペンはインクにつけて書くタイプのやつですね。
紙は、まぁちょっとざらついてますがThe中世な街並みからして、ある程度の技術で止まっているんでしょうか。
むしろ発展してても私が出来る事なんて限られてますけどね。
就職も蹴られまくってようやくって感じでしたし...
試験官の態度、腹立ちましたねぇ。
求人に記載されてない事聞かれたから聞き返したら、
「書いてなくてもそのくらい解るだろう?」
とか言ってきて
【(#^ω^)お?】
みたいになるのも仕方ないと思うんですけど。
いや、今考えたら試験官がダメなやつなのであって、私悪く無いですよね?
また関係ない事を考えてしまいました。
もうこれ癖ですね。悪癖です。
諦めましょう。
それはそうと、このままじゃ場所も分かりませんし、外に出ますかね。
扉ががちゃりと開く
「あら、起きたのね。」
「受付嬢さん。......」
!?
何故受付嬢さんが?
え?ここ受付嬢さんの部屋?
まさかのお持ち帰りされちゃった???
お姉様って呼んだ方が良いですかね?????
「あの後、倒れるように寝ちゃったから心配したわ。」
あっですよね。
普通そうですよね。
いや〜起き抜けだからか頭働いてませんね。
そもそも晩御飯食べ損ねましたからエネルギーが足りてないです。
うんうん。仕方ない仕方ない。
「ご心配おかけしました。ところで此処は?」
「此処はギルドの空き部屋。元ギルド員が使ってたとこ。寝具に五月蝿い奴だったからベッドは悪くないと思うけれど。
まぁアイツはブツブツ文句言って妥協してやるとか抜かしたんだけどね。」
「へぇー、その人は何処へ?」
「知らないわ。ある日突然、『にほんじん探してくる!』とかなんとか言ってギルド出て行って、アイツは仕事放り出してサボる事が多かったから、皆暫くしたら帰ってくるだろって思ってたんだけど...」
絶対転生者じゃん
「......へ、へぇー。なるほど。えっと、話戻るんですけど、ギルド員ってギルドに住んでるんですか?」
「そうよ。仕事が多いから朝早くから夜遅くまでとか珍しく無くてね?「だったらギルドに住め」って前ギルドマスターの鶴の一声で増築されたの。
本人は配慮のつもりだったかもしれないけど、当時は死刑宣告かと思ったわ。
実際宿代は浮いてるから有難いんだけど。」
どブラック!
「......へ、へぇー。な、なるほど。そ、そろそろギルドマスターに会いに行きません?」
「そうね。でも顔を洗ってから行きましょうか。」
「あ、はい。わかりました。」
私が会話下手なのもあるけど、ツッコミどころ多すぎるだろ。
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※10畳は、縦3.6メートル、横4.5メートルの部屋