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ダンジョン系女子はありですか?  作者: 神水無月
ダンジョン出現
26/31

買い物

お久しぶりです

期間開けすぎました

ぼちぼちと再開していきます

 商業施設に着き向かった先はアクセサリーショップ店内


「さて、パーティーの証明なんだが、何にする?」


 腕を組み険しい顔で黒鬼が聞いてきた


「分かりやすい物でしたらそうですね、ブレスレットとかどうですか? 制服でも身に着けられますし」

「だが、それだと服で隠れてるし、常に身に着けられる物とかどうだ?」

「常に見つけられる物ですか? すいません、アクセサリには疎いもので、ほとんど付けないので」

「気にするな。俺も同じだ」

 

 二人が悩んでいると、店員が近づいてきて


「いらっしゃいませ、何かお探しですか?」

「あの、この人とパーティー組んでいるのですが。お揃いの物を付けたいなと思って探しているのですが、何にしたらいいのかわからないものでして」

「そうでしたか。お揃いでしたらおすすめは指輪ですね。デザインも豊富ですし指につけなくてもチェーンを通したらネックレスにもなりますからね」


 店員がショーケースから取り出したのは、蔓がデザインされた指輪


「わぁ、かわいいデザインですね。黒鬼さんどうですか」

「武器を使ってるんだから、指輪を付けていたら感覚おかしくなるぞ」

「あ……、そうですね……。他のはありますか?」

「お客様はダンジョンに行かれているのですよね。でしたら、腕輪とかのピアス等はいかがですか」


 店員が案内したのは、腕輪・ピアス等が置かれているコーナー


「また何かありましたら、お声かけください」


 そう言い、店員が離れていった


「腕輪とかピアスもいろんなデザインがあるんだな、ピアスはどうだ?」

「ピアスですか、確かに目立ちますけど、私【再生魔法】持ってるのでもしかしたらの可能性があるので」

「あー、埋め込まれる心配か、ノンホイールのやつもあるが落ちそうだからな、ピアスはなしだな」


 二人で見て回るとあるものが目に映った


「チョーカーですか」

「あん? 首輪か、そんなものまであるんだな」

「私も聞いたことはあるのですが、初めて見ましたよ。でもこれすごいですよ、肌に優しい素材で留め具もステンレスなので肌が弱い人でも付けれるそうですよ」

「そ、そうか。すまない、少しトイレに行ってくる。ちょっと待っててくれるか?」

「かまいませんよ」

「すまない」


 黒鬼は溟に謝り、トイレに向かった


「さて、どれにしましょうか? ん? あれは」


 溟の目に映ったのは「オリジナルのアクセサリを作ろう」と書かれたチラシ


「オリジナルですか、パーティーの証明ですからやっぱり既存のよりいいですよね」


 溟は店員にアクセサリーの事を伝えると、仕切りされた場所に移動された


「では、これからオリジナルのアクセサリーを作っていきますが、少し質問いいですか?」

「は、はい」

「先ほどの一緒にいた男の子とはどんな関係?」

「見てたのですね、えっと、ダンジョン潜るためにパーティー組んでます」

「ふぅん、じゃあさ、質問変えるよ。あの男の子の事好きなの?」


 店員がニヤニヤしながら聞いてきた


「すきなのって……、そんなの……」

「君ら傾国ビルで大胆なことしてた二人でしょ、いやー偶然そのそばにバイトの子がいてさ連絡があったのよね。『すごいことしてるカップルがいる』って、内容と特徴も聞いてたからさ、この店に来たときはびっくりしたよ。んで、どんなアクセサリにする?」

「あうあうあう……」


 店員のぶっちゃけに溟は顔を真っ赤にしていた


「んじゃさ、ちょっとパーティーの証明になるかどうかわからないけどこんなのはどうかな、ちょっと耳貸して」


 店員が溟の耳に口を近づけ内容を伝えると


「……え!? でもそれだと……、まぁ、確かに……、そう……ですね、……はい、……嫌です、……ではそれで」

「よし、それで決まり! 取り合えず作り方だけど……」


 溟は店員に教えてもらいながら、アクセサリを作った


「うん、完璧。表に出したら売れるよコレ」

「これで、大丈夫なんでしょうか。なんか、可笑しいような」

「気にしたら負けよ。後これオマケ、私からのプレゼント」

「これって、いや、これは駄目でしょう」

「いいのいいの、そのアクセサリーの付属として取り扱ってるやつだから。気にしたら負けー」

「あぅ、わかりました」

「んじゃ会計ね、オリジナルアクセで1万です」


 私は財布から1万円を出して店員に渡した


「はい、丁度ね。また来てね、愉しみに待ってるから」

「はい! また来ます」

「ありがとうございますー」


 私は仕切りされた場所から出ると、黒鬼君が他のアクセサリーを見ていた


「あぁ、終わったか。トイレから戻った時に店員が待っててくれって言われたから待ってたんだ」

「お待たせして申し訳ありません。あのポスターを見て先程まで作業してたのです」


 ポスターを指差し黒鬼君に説明する


「オリジナルアクセサリー? へぇ、どんなの作ったんだ? 見せてくれ」

「あっあの、人気のない所でいいですか? ここで渡すの恥ずかしくて……」

「あぁ、了解した。何処がいい?」

「あの、ご迷惑ではないなら黒鬼君のお家は」

「別に構わないが、なら今から行くか」

「はい! ありがとうございます」


 二人は商業施設を出て黒鬼邸に向かった

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