災難な一日 黒鬼龍久視点
今回は長いです
更新遅くなりました
「今日は災難な一日だった、てかめっさ疲れた」
桜井が帰り、疲れた体をベットに預け、今日の事を振り返る
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「龍よ。入学式終わったら、ダンジョンの講習行くのか?」
「あん? 突然なんだよ親父、そんなん行かねえよ、めんどくせぇ。」
「お前、男なら少しは興味持てよ。そんなんだから女の子寄りつかねぇんだよ。高校で1人や2人彼女作ったらどうだ」
「嫌だね、彼女作る暇があったら、体鍛えるわ」
「はぁ、とうとう脳まで筋肉に育ったか、なら、家長命令だ。ダンジョンに潜れ、お前もいずれ上の立場になる人間だ。こういう経験もしておいたらいい。」
「うわぁ、せこ、拒否権ないじゃねぇか、だが、同意書いるだろ? 用意してねえよ」
「ほい」
父親が手渡してきたのはサイン済みの同意書だった
「行かせる気満々じゃねぇか」
「知らねぇなぁ、ほら、もう時間だろさっさと行け」
「わかってる、行ってくるよ」
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(さて、俺のクラスは、ちっ、人が多すぎて見えねぇ。もう少し前に行くか、おっと)
「わぷ! ごっごめんなさい!」
集団から抜け出そうとした人とぶつかり、見下ろすと女子生徒が見上げていた
「いや、大丈夫だ」
「すいません、すぐ退きますね」
女子生徒は密着していた体を離れ知り合いの男のもとに戻っていった。
(今時、あんなごつい眼鏡かけてる奴いるんだな。まぁいいや、さて何組かねっと、あーA組か)
集団から抜け出しA組に向かうなか、何人か黒鬼を見ると目を反らされる。
(慣れてはるが、こうも露骨だとな)
そうこうしているとA組に着き扉を開けると賑やかだった教室が静かになった
(ったく、どこもかしこも同じかよ、早く席に着くか。場所は)
黒板に張られた座席表を確認すると
(最上段の一番右か、寝るには最適だな)
階段を上り、席の近くに行くと自席の隣に女子生徒が座っていた。
(後ろから通れなくないけど、俺のガタイだとな)
「すまねぇ、俺お前の隣なんだ、一旦退いてくれるか?」
女子生徒が立ち上がり黒鬼は自席に座ると
「あの、ぶつかってしまってすいません」
隣の女子生徒が謝ってきた。よく見ると、クラス表を見に行く時にぶつかった女子生徒だった
「ん? あぁ、あの時の女子か。いや、俺も悪かった。これも何かの縁だ、俺は黒木龍久よろしくな。呼び方は何でもいい」
こういう縁は大事にした方が良い。後から何かある時助けられる事がある。
「私は桜井溟です。黒鬼さんって呼ばせてもらいます」
(まぁ、無難な呼び方だな)
「あぁ、それでいい」
ガラガラ
「新入生全員揃ったな、なら講堂に行くぞ」
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入学式が終わり自宅に帰ると父親が
「おう、どうだった? 可愛い子いたか?仲良くなれそうな友達出来たか」
「しらねぇよ、この面で近づいて来るような奴なんかいねぇし、でも、隣の席の生徒とは少し話したな」
「お、良かったじゃねぇか。そういう縁は大事だからな。ちゃんと仲良くしろよ?」
「言われなくても分かってる、講習めんどいけど行ってくるわ。昼飯も外で食うから」
「おう、気を付けて行ってきな」
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(渋谷に着いたが時刻は12時前か、確か近くに喫茶店があったな。そこで食うか)
カランカラン
「いらっしゃいま……せぇ」
「1人でカウンターで頼む」
「か……かしこまりましたぁ…、カウンターはあちらですぅ」
カウンターに座り、メニューを開き
「カツサンドとミルクセーキで」
「かしこまりましたぁ、少々お待ちくださいぃ」
と言い、店員は早足で戻っていった
(はぁ、そんなにビビるかね)
出されたお冷をちびちび飲んでいると
隣に若い女性が座ってきた。赤縁の眼鏡を掛け、黒のインナーと赤いパーカを着ていた
暫くメニューを見てから、呼び出しボタンを押した
「卵サンドとアイスコーヒーで」
(ん? どっかで聞いた声だな)
記憶を思い出そうとしていると
「お待たせしました、カツサンドとミルクセーキです」
(あぁ、思い出した。隣の席の桜井だ。あっちは気付いてないからいいか)
昼食を食べて桜井より早く店を出た
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「早く来すぎたと思ったが結構席埋まってるな」
傾国ビルで受付を済ませて、指定された会議室に入り空いてる席に座る
(ったく、めんどくせぇ。親父の命令が無かったら絶対に来たくなかったわ。ん?)
入口から赤いパーカーを来た女性が入ると目があったような気がした
(桜井も講習を受けに来たのか、目があったって事はあいつも俺に気付いたって事か、というか周りの視線気付いているのか?)
桜井が席まで歩くと、男の受講者が嘗め回す様に見ていた
(あのカッコしていたら、そりゃ見られるわ。しかも気付いてねぇし)
暫くすると、担当の講師がやってきてダンジョンの講習を始めた
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(許可証がドックタグねぇ、死体の判別が効くようになってるわけか)
受付で許可証とナイフを借りて椅子に座っていると、桜井がダンジョンの入口に向かうのと、その後ろに3人組の男が二やつきながら桜井に近づくのが見えた
(ほぅら釣れた、まぁ、クラスメイトを見捨てる訳にはいかないからな)
黒鬼は桜井に近づき
「おい」
「はい? って黒鬼くん!」
「やっぱり、桜井か・・・なんちゅう恰好しているんだ」
「え? 変ですか?」
(自覚なしかよ。お前のぴっちりした服を着てるから体型丸わかりなんだよ)
「いや、おかしくはないが、桜井が良いなら別にいい」
「そ、そう」
(しかし、制服だと隠れていたが、意外とあるんだな)
「桜井、今からダンジョンにいくのか?」
「うん、そうだけど」
(やっぱり、1人で行こうとしてたか)
「なら、一緒にいかねぇか?」
「別に大丈夫だけど、いいの?」
「俺からお願いしているんだが、ありがとよ、じゃあ行こうか」
後ろにいた連中を睨み付けダンジョンに入った
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「……というか桜井お前武器は」
(見てて気づいたが、こいつナイフ持ってねぇ。どうする気だ)
「ん? あるよ、今は持ってないけど、そういう黒鬼くんは?」
「どういう事だ? まぁ、いいや。俺はナイフを借りた。元を取れるか分からないが」
(まぁ、兎で元は取れないだろう。講師も分かっててスコップを薦めたんだろう)
道を進むと兎が現れたが簡単に倒せた
(昔、ナイフ片手に狩りに行ったからなぁ、もう二度と行きたくねぇけど、あとステータス手にいれたな)
「ステータスは手に入れられましたか?」
「あぁ、手に入ったぞ、レベルが2で、職業が……無職!?」
(うぇ、なんで無職なんだよ)
「あぁ、無職なんですね、それ触ったら転職できますよ」
ある程度話すと自身の体を強調して条件を突き付けられた
「私とパーティを組んでください」
「なんでだ? もしそれを受け入れて俺や桜井にメリットはあるのか?」
「メリット? ありますよ。黒鬼くんは確実に強くなれます。私も強くなれる。どうですか?」
(それ以前に、男と組むのに抵抗がないのか?)
条件を了承すると兎が現れたので桜井に倒す様に薦めると、どこから出したのか刀を出現させ明らかなオーバーキルで兎を斬った。話の内容が重要度が増したから黒鬼の家に向かう事に決まった
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「あいつ色々とおかしいだろ。ステータスにスキルの数、武器も持ってるし、俺も【創剣】のスキル手に入れたが無理やり口に入れる事は無いだろう。だが、あの服はないだろう、前からも横からも丸見えじゃねぇか。俺が押し倒したようにして写真を撮りやがって、性格変わりすぎだろ。てか、初めて触ったが胸って柔らかいんだな」
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