黒鬼邸
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「ここが、黒鬼君のお家?」
厳しい門扉を抜け、玄関まで歩く道にはきれいな日本庭園があり、目の前には大きな木造の平屋建てがある。
「黒鬼くんは、ひょっとしてお金持ちですか?」
「いや、金持ちじゃねぇよ。ちょっと特殊なだけだ、あまり聞かないでくれ」
「分かりました、聞かないであげます」
「じゃあ、中はいるぞ。ただいま」
「お邪魔します」
すると横の扉からエプロンを付けて洗濯物を抱えた黒服の男性が出てきた
「若頭、おかえり・・な・さ・・い」
ドサッ
「あ、洗濯物落としましたよ?」
「か、か、か、かしらー、坊っちゃんが! あの坊っちゃんが!! 女の子連れてきたー!」
ドタドタバタッドタ
「あっ、コケた」
「放っておけ、ほれ、行くぞ」
「あ、はい」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「それで、教えてくれ。お前は何者だ?」
離れにつき、真剣な顔で黒鬼くんが聞いてきた
「そうですね、まず、私の職業とレベルを教えましょうか。私の職業は武器巫女でレベルは5です。」
「!? いくつか質問いいか?」
「ええ、どうぞ」
「まずその職業はなんだ?」
「武器巫女ですか? これはシークレット職業みたいです。私のスキルとあるものが原因だと思われます」
「スキル? あるもの?」
「パーティ組むのでスキル教えておきます。私のスキルは痛覚耐性、恐怖耐性、鑑定、悪食、武器庫、修復 アイテムボックス、再生魔法の8個です、シークレット職業が出た原因の一つは【武器庫】だと思われます」
「スキルが8個にしかも魔法か、ほんとにあるとは。なぜ、そんなにあるんだ? 今日一般開放されたはずだ。それまでダンジョンは警察と自衛隊の管理下だぞ」
「そうですね、確かに今月の1日【神の救済】からダンジョンは出てきてからの政府の対応は早かったです、でも」
私は薄ら笑いをし
「ダンジョンが出来る前にダンジョンに入ったって聞いたら信じるかしら」
「どういうことだ?」
「論より証拠ってね、黒鬼くんこれ食べて」
私が取り出したのは、兎が落とした赤い飴玉の様な石
「……俺は異食家じゃねえぞ」
「それは私もそうよ、悪食があるからどんな物でも食べられるけど。これは【ランダムスキル水晶】よ。【鑑定】でも書かれてるし、私が食べたのと同じだから大丈夫よ」
「どこも大丈夫な要素が見当たらねぇよ」
「食べないの? じゃあ、あーん」
「んぐっ!! ごくっ……なにしやがるっ!?」
「黒鬼くん何のスキルが手に入った?」
「……【創剣】だ、刀剣類を作り出せるスキルみたいだ」
「なら、職業をもう一度見てみて」
「あぁ、……【創剣士】ってのが増えてるな。どうしたらいい?」
「それは黒鬼くんに任せるよ」
「なら、まだ無職のままでいいか、まだ増えそうだからな」
「了解よ。これで分かってくれたかしら」
「あぁ、信じよう。講習で教えてくれなかった情報を知ってるのは事前に入った事がないと分からないからな、それとあと1つ聞きたいことがある」
「何かしら、スリーサイズ? 教えないわよ。どうしても教えてほしかったら、考えない事もあるけど」
「それは魅力的だが違うな。桜井の職業についてだ、武器巫女の恩寵と、武器は【武器庫】だと分かる、だが、巫女はなんだ?」
「恩寵は武器庫に入った武器を使えるようになるのよ」
「使えるようになるってのは」
鉄を取り出し
「単純よ、まともに振れない刀が振れるようになったり」
白楼を取り出し
「まともに当たらないのが当たるようになるのよ」
「おいまて、何さり気なく銃を取り出しやがる、どこで手に入れた?」
「この2つと巫女の原因となったものはダンジョンをクリアした時の報酬よ」
「はぁ、頭が疲れてきた。処理しきれねぇっての。んで、原因って巫女服だったりしねぇだろうな」
「あら、正解よ。よく分かったわね」
「嬉しくねぇよ、その巫女服もまともじゃねえんだろ」
「まぁ、マトモじゃないわね。見る?」
「見る」
「即答ありがとう。見たら、今後パーティ解消不可ね」
「は? ちょ、まて」
アイテムボックスから指輪を取り出し
「【装着】」
私の服が光の粒子に包まれると、露出の激しい巫女服に着替えられる
「痴女?」
「それは同意見だけれども、そうね」
私は携帯を机の足に立てかけて、黒鬼くんを引っ張り、私を押し倒すように映す、偶然なのか黒鬼くんの右手が私の胸を揉む形になり
モニュン、パシャ
「あん! これでパーティ解消は聞きません。これからよろしくお願いしますね黒鬼くん♡」
「まじかよ」
押し倒させてる間に服を戻すと
ドタドタドタドタ!!
「龍! 女の子連れてきたってほんと・う・・か」
「勘弁してくれ」
「お前って奴はー! 誰に似たんだー!」
「アンタだよ、エロ親父」
「あの、そろそろお暇したいのですが、退いてもらっても良いですか?」
「あ、あぁ、済まない。あれ、なんで俺が謝ってるんだ?」
黒鬼くんが退いて、私も立ち上がり
「黒鬼くんのお父様、怒らないであげてください。私が立ち上がろうとした時に、バランスを崩してしまって黒鬼くんを巻き込んてしまったのです。原因は私なので」
「そうか、分かった。怒らないでおこう」
「ありがとうございます。私はそろそろ失礼します。お邪魔しました。黒鬼くん明日また会いましょう」
「あ、あぁ、気を付けてな」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カツカツカツ
「〜〜!! なんであんなことしたのでしょう!今思い出すだけでも恥ずかしい!普通に誘えば良かったのに! しかも、胸触られた…優ちゃんですら触られたことないのに」ブツブツ
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