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ダンジョン系女子はありですか?  作者: 神水無月
ダンジョン出現
14/31

高校入学までの準備期間

「さて、どうしようかしら」

 ソファに座り考え込む


高校の入学まで約1ヶ月ある、その間に出来る事と言えば

(ステータスの再確認ともしダンジョンが出てきた場合に備えて、刀と銃の腕上げとかないと、でも場所がねぇ、あと)


「姉さん、どうしたんだ?」

 近くにいた優が話しかけてきた


「優ちゃん、ちょうどよかった。一緒に買い物行かない? ちょっと付き合ってほしいの」

「別にかまわないけど、どこ行くの」

「眼鏡屋さん、大きいメガネ売ってないか見に行きたいの」

「姉さん、目悪かったっけ?」

「いや、伊達メガネよ、この傷だと高校で目立つでしょう、大きいメガネだと隠れるかなって」


 眼鏡が欲しい理由を話すと

「でもその傷、マスクしても隠れないでしょ。俺が代わりに買ってくるよ」

「いや、それだと優ちゃんに悪いし」


 確かに、この顔の傷を見られたら何言われるか分からないし、ご近所さんの目もある


「じゃあ、お願いしようかな」

「おう、任せておけ」


 溟は自身の財布から1万取出し、優に渡す


「はい、これで買ってきてくれる? お釣りは優ちゃんが持ってていいから」

「いや、お釣りはちゃんと返すよ。それじゃ行ってくるよ、お昼要らないから」

「わかったわ、行ってらっしゃい、気を付けていくんですよ」


 玄関まで見送りまたソファに座る


「さて、ステータスを確認しますか」

 ステータスを確認すると

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

桜井溟

レベル5

職業:無職

状態:健康

HP:100/100

MP:10/10


SP40

スキル

痛覚耐性 恐怖耐性 鑑定 悪食 武器庫 修復 アイテムボックス 再生魔法

ユニークスキル


称号

βダンジョン攻略者 自身に打ち勝つもの

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「無職って嫌な響きね。」

 職業を触ると


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

無職:まだ何も就いていない状態 ※転職可能

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「転職?無職から変えられるの?」

(ダンジョンにいた時はβテスターって書いてあったけど)

 転職可能を触ると4つ職業が出てきた


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

短剣士:短剣を使う職業、短剣系の扱いが上手くなる

侍:刀を使う職業、刀系の扱いが上手くなる

銃士:銃を使う職業、銃系の扱いが上手くなる

武器巫女:武器庫を使う職業、武器類全ての扱いが上手くなる(シークレット)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


(ふむ、3つは一点特化で、武器巫女は器用貧乏って事ですね。なら、考える必要はありません。武器巫女1択です)


『武器巫女に転職しますか?YESorNO』

(YESっと、これで刀と銃の扱いが上手くなったわけね。実感わかないけど)


『武器巫女に転職しました』

「よし、でもやる事が無くなっしまった」


 外にも出られない、家に居てもやる事がない。

「お昼、一人だしインスタントでいいですね」

 簡単に昼食を済ませると玄関から


「「「ただいまー」」」

「お帰りなさい、二人とも仕事は?」

 仕事の筈なのに、お昼過ぎに帰ってくるなんて有り得ない


「あぁ、今日は早退させてもらった。少し買いたいものがあってちょっとな」

「私もそうよ、早上がりさせてもらって買い物に行ってきてたの」


「姉さんに頼まれた眼鏡屋の帰りに家の前でばったり会ってな、それで一緒に帰ってきたわけ」


3人とも買い物袋を持っていたので、リビングで中身を教えてくれる事となった


「溟、俺が買ってきたのはこれだ」

 お父さんが取り出したのは、木刀とエアガンの箱


「持ってる刀と銃はここでは扱えないだろ?だから、代わりの物を買ってきた。庭で練習するといい、俺も多少知識はあるから教えれる」


「私は化粧品よ」

 お母さんが取り出したのは数々の化粧品


「顔な傷は完全には消せないけど、誤魔化す事は出来る筈よ。入学までの間にやり方教えるから」


「俺は姉さんに頼まれた眼鏡だ」

 優が取り出したのは2つのメガネケースとお釣り


「1つは頼まれた大きい眼鏡だ。黒色で縁が大きくレンズが分厚いから傷の部分にちょうど隠れるはず。母さんが買ってきた化粧品と組み合わせたら気にならなくなる筈だよ。もう1つは、俺が選んだ眼鏡だ。赤い四角のフレームでな、ステンレス製だから肌の弱くても着けられるものだ。これは外出用として使ってくれ」


「お父さん、お母さん、優ちゃん、ありがとう」

 こうして、お母さんと優のおかげで傷は目立たなくなり、お父さんが買ってきた木刀とエアガンで練習して日々は過ぎていき



運命の4月1日を迎えた



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