フェスタの冒険 地理
この世界の地理を説明してます。
読み飛ばして大丈夫な内容になっています。
フェスタたちの居るワーラット大陸は四つの大陸に囲まれている。
ワーラット大陸の南にあるホーク大陸、ここで嘗て勇者と魔王の戦いが行われ、魔王が封印された。
魔王が封印された後も濃い瘴気が残り、人類が暮らすのはホーク大陸とワーラット大陸の境目にわずかな村がある程度である。
魔王の生まれる前には大陸内の二つの王国があり、それぞれの国に二百万から三百万の国民が暮らしていたと記録には残っている。
気候としては元より熱波の大陸と呼ばれるほど平均気温は高く、降雨量も少ないために砂漠地帯が大きな割合を占める。
現在では瘴気のためにさらに極端な気候変動があると予測され、人を寄せ付けない厳しい環境から『死の大地』とも呼ばれている。
ワーラット大陸との間には海が存在しており、現在は瘴気の存在によって活発化した魔物が多数存在する為に船による航海はほぼ不可能となっている。
ワーラット大陸の北に位置するのはアスリア大陸、北の大熊と呼ばれる大国『ラツィオ』が覇権を握る大陸である。
王国ではなく共和国であるラツィオが強大な軍事力で以ってほぼ大陸の全土を掌握している。
しかし、政治形態は大陸内の各都市から選出された代表による合議制であり、民主主義という点では比較的自由で他の大陸にある国家と比べても階級制度の影響が無い。
ワーラット王国とは国境を隣接しているものの領土に関しては互いに不干渉の立場を貫いており、ラツィオの歴代大統領はワイズラット王家とは代々友好的な関係を続けている。
気候としては、大陸の南端は四季があるものの平均気温は総じて低い。
大陸北端ともなると氷の大地であり、一部民族のみが狩猟を主として僅かに暮らす土地となっている。
大陸全体の人口は二千万を超え、ワーラット大陸に並ぶ人口を誇っている。
ワーラット大陸の東、ロードレット大陸は二つの大陸から成っている。
大きく分けて、北ロードレットと南ロードレット、この二つを繋ぐのがユーザ半島でこれらを纏めてロードレット大陸と呼称される。
両大陸とも南北には長いが東西には短く、国土面積としては案外狭い。
さらに、南北ともに大陸を縦断しており、人が生活できる土地面積となるとさらに狭くなる。
気候はユーザ半島の辺りを赤道が通っており、赤道付近は熱帯性気候、赤道から離れる毎に穏やかな気候となるが南北ともに極に近付くに連れて厳寒の土地となり、人は住めない土地となる。
各大陸の山脈を隔てた両側に王国、帝国が存在しているが、山脈と半島を越える戦争は難しく小競り合いはしょっちゅう発生しているものの戦争と呼べる規模の争いは起こっていない。
他の大陸とは海を隔てていることもありほぼ没交渉、不定期の交易船が往き来する程度である。
人口は両大陸を合わせても一千万程度。
ワーラット大陸の西、というか南西に位置するのはファオランド大陸。
他の大陸に比べ面積は狭く、ワーラット大陸のほぼ三分の一程度の広さである。
ワーラット大陸とはエリア半島で陸繋ぎになっているが、エリア半島内に神聖皇国エフィネスがあり、エフィネスが不可侵を貫いていることもあってワーラットとファオランドの大陸間に領土紛争は起こっていない。
ファオランド大陸内には小国が十四ほど存在しており、各国の人口は約百から三百万人。
気候は大陸全体が亜熱帯気候で、大陸南端は他大陸と変わらず寒冷地となっている。
フェスタたちが目指すのは南のホーク大陸、ワーラット大陸を南下しつつ、ホーク大陸に入れるルートを探すことになる。
こういうのスラスラ書ける筆者様はマジ尊敬します。
頭の中の地図を図解するのも文章で説明するのもマヂ無理。