第一幕あとがきと登場人物解説
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そんな訳で、第一幕終了です。
こんな不定期更新な作者の拙作をご覧になって頂き、誠にありがとうございます。
取り敢えず、作品解説でも。
作品全体を通してのテーマは『善と悪と正義』ではなく、『美しいモノと醜いモノ』です。
主人公ヒビキの決意。ファンタジー世界特有の幻想的な光景。其処で繋ぐ絆。
醜悪な悪党。絶対悪である魔王。人間が持つ醜悪さ。そして、それに歪められた光景。
そんな美しい物も醜い物も、全部しっかりと表現する事を目指したお話しです。
第一幕となる今回は、ヒビキを紹介する回でした。
彼の過去はなるべく明かさず、されどどんなキャラかを分からせる為の第一幕「竜と猫のお話し」です。
その為、作中最強級のコイツに苦戦させる為に、敵がインフレてしまった事が最大の欠点。
次に予定している第二幕「竜と魔剣のお話し」では、ヒビキの出番を減らしてでもインフレは失くしたいと思います。(フラグ)
◇人物紹介
○龍宮響希(ヒビキ)
本作主人公。チート武力な男の娘。
臆病な性格で、友達の影に隠れる様な子供――が、二十年狂った事で摩耗したのがヒビキ君。
ビジュアル的には、人間モードで高級な日本人形と言う感じ。亜人モードだと、日本人形の髪を白く染めて、両手足にゴ○ラの手足を接着したのがイメージに近いかと思います。
厨二ノートでは、光と闇が合わさり最強に見える系ボスキャラだった。
ボスキャラだった。(大切な事なので二度ry)
俺Tueee系主人公が超苦戦する、戦闘能力だけならラスボス超えの混沌竜帝。
元は女の子だったのを、性別と力の制御だけ甘くして主人公に起用したのがヒビキ君だったりします。
最終的には、混沌の力を使い熟してパワーアップすると思う。厨二的に考えて。
○ミュシャ
第一幕のメインヒロイン。盗賊としては一級だが、色々脇が甘い残念女子。
第二幕以降ヒロイン追加に伴い、多分突っ込み枠になっていくであろう半精霊の少女。守銭奴は地の性格。
ビジュアル的には、スタイルの良い高校生程度の女の子。クラスで一番綺麗くらいなレベル。
ヒビキが中学二年生+狂気の二十年なので、実年齢は兎も角精神年齢で言えば年上なキャラ。
厨二ノートでは、ナ行を発音できない系テンプレ猫娘だった。
実際に書いてみると、シリアスシーンで「にゃ」はないな、と思いました。(小並感)
○キョウちゃん
実は名前が決まってない。
恭弥にしようか、恭司にしようか、恭介にしようか、右京にしようか、京太郎にしようか、ずっと悩んでいたけど決まらずに、まぁ故人だから良いや、とかされたキャラ。
関わった人間全てに影響を与えている人物。
聖なる剣を振るって、過去に世界を救った事がある伝説の人。
性格面でもイケメンで、割と完璧な人間。
唯一の欠点? 男の娘にガチ惚れしちゃった事じゃね?
ホモではない。
割りと葛藤する事はあるけど、基本的には友情しかないです。
○カッサンドラ
観測者。物語の語り部。並行世界規模なストーカー。
第四の壁を認識しているメタキャラだが、設定上余り語れない。
実力は暴走ヒビキに干渉出来る程度には強いです。
○クロエ
大地の精霊王。ヒビキを苦戦させる為だけに出て来た人。
元は人語を介する猫だったが、五百年前の戦乱期に究極の精霊術に到達。
私自身が、精霊になる事だ。展開をやって精霊王になった。
同じ様な存在が後三人いる。けど各大陸に散っているので、多分出番はない。
実は精霊界や王墓でなければ、ヒビキのワンパンで沈んでいた模様。
四大精霊がホームグラウンドで戦わないと苦戦さえしないとか、なんでこんなに強いんだよヒビキ君。
○死人の王ルーカス
作中では出なかったけど、設定上は名前がある人。
実は良い人だったけど、理由があって悪人になっちゃったんだよ系外道。
真っ向から戦っても強そうだけど、魔法使いは実は強者相手に相性が悪過ぎるのであんま強くない。
A級以上の魔物は、ほぼ全属性半減。
それより強い怪物だと、当たり前の様に瘴気を吸収してくる。
精霊王も精霊王で、魔法の源である瘴気を浄化して来る。
防御も攻撃も大幅に劣化するので、よっぽど格下相手でないと勝てない理不尽世界。
一応、瘴気の性質上人間種には強い。
得に魔物化や精霊化をせずに強くなった武人系には無類の強さを発揮する、かも。
クロエもルーカスも、実は第一話に出て来た砂漠の王()と戦うと一方的に負ける。
クロエは王墓の結界と精霊世界の合わせ技がなければスペック負けして、ルーカスは炎属性魔法以外全吸収される上に炎属性も半減するのでもぐもぐされちゃう。
砂漠の王は強かったんだよ!!
設定上は、アイツ本当にヤバかったんだって!!
なお、現実。相性悪い格上に瞬殺される。
◇簡易戦闘能力数値表
○暴走ヒビキ……2000
○四大魔王……400
○ヒビキ……200
○砂漠の王()……100
○精霊王クロエ……80
○死人の王……50
○芋虫さん……40
○ミュシャ……5
※一般人の平均は2。人間が人間のままで行き付ける限界は10。
それ以上に行くには、精霊との同化、瘴気による魔物化、東に伝わる特殊な武術の何れかが必要。
※10も上の相手にはまず勝てないのが常識。
複数人の合計数値で超えた所で、互角の戦いが出来る訳でもない。
※実は割とガバガバ。条件次第では格上食いもあり得る。
ちなみに精霊王さんは、四大結界と精霊世界の影響で、自己強化×2。敵弱体化÷2くらいになってた。