やりすぎです!
noowbowさんよりリクエストです!
箱庭での何気ない日常が読みたいです。
まろともふもふしたりモーとたわむれたりポーションを作ったりリグ様と交換日記したりほのぼの系のお話が読みたいです。
結果、あまりほのぼのになってないような気がするのですがいかがでしょうか。。。
およよ。。。
あれ?
朝起きて、交換日記を見て、首をかしげる。
「神様からの返事がきてない?」
ぱらぱらと交換日記をめくって、どこにも返事がないことを確認する。
こんなこと、はじめてではないだろうか。
何かあったのかな……と。そう思っていれば、私の目の前で交換日記に文字が突如綴られはじめた。
「ええと……? 『おはよう、ひな。ごめんね、取り込んでいたから返事がこんな時間になっちゃった』あぁ、神様からのお返事だ」
どんどん文字が綴られていくのを不思議に思いながら、やっぱり神様は忙しいんだなと思う。
むしろ、よく今まで遅れずに毎日返事をもらえたものだ。
「続きは、と……『新しい服をタンスにいれておいたから、着てみてね。あと、一緒にアクセサリーも。ひなに似合うと思んだよね』。……服?」
そっとタンスに手をかければ、可愛いワンピースに、ベルト、ネックレスなど一式が目に入る。
いつもながらすごく可愛い服のチョイスで、しかし着るのは私なんだけどなとひとりごちる。
その後には、ポイントで交換して欲しいものは何かあるかと書いてある。
「ポイントで欲しいものかぁ……とは言っても、あんまり思い浮かばないし。それにお店で買うのも……ん? 『もう少ししたらいいものを追加するから、ちょっと待っててね』?」
いいものってなんだろう。
でも、神様が言うのだからいいものというより加えてとんでもなくすごいものなんだろうと思う。
……お風呂とか、地下室とか、そのうち増築しないといけなくなるだろうし。
「よし、今日はポイントを貯めよう!」
さっそく新しい服に袖を通して、勢いよくリビングへと。
すでにイクルが朝食を作ってくれていて、まろは机を拭いてくれていた。慌てて謝り、私も準備に加わる。
まろが焼いたという目玉焼きに、イクルの作った野菜スープ。よかった、調味料を使ってない料理なら大丈夫だ。
まろに失礼だとは思いつつも安堵せずにはいられないのです。
のんびり朝食を食べて、今日は回復薬を作ることを伝える。
イクルは「確かにポイントは必要だからね」と。案にお風呂を増築してくれと言われた気がしないでもない。
いや、お風呂が広くなって可愛くなったら私も嬉しいし。
「よし、がんばるぞー!」
「おー!」
まろが手伝ってくれるようで、一緒に魔力マングローブまで競走する。途中で瓶を忘れて取りに戻ったりもしたけれど、それはまぁ。
「じゃあ、落とすからひなみは回復薬作ってね! そしてまろの部屋を広くしてね」
「……じゃあ作るねー!」
最後の一言はさっと流して、まろが落としてくれる姫の実と花。
今から作るのは、姫の加護薬。姫の実、姫の花、魔力水、瓶で作ることができる。
実と花は、木になっているのでまろに落としてもらう。下には魔力水の小川が流れているので、横に瓶を置いておけばたくさん姫の加護薬を作ることができる。
「《天使の歌声》!」
「おぉっ! いい感じなのである〜‼︎」
「ようし、それじゃあどんどん行くよ〜!」
まろの声に調子に乗った私は、どんどんスキル天使の歌声を唱えていく。
そして横につまれていく姫の加護薬たち。
私がスキルを使えば、植物も成長するので瓶がある限り無限ループになる。
自分の才能が怖いっ! なんて。
「ひなみいい感じ〜もっともっと〜!」
「いっぱいできて、《天使の歌声》」
「大量である〜!」
きゃっきゃしながらまろと姫の加護薬を作る。途中で瓶が足りなくなったので、ポイントを使い瓶を得て。
あ、やっちまったなと思ったのは……イクルがお昼ご飯だと呼びにきたときだった。
「…………はぁ」
「ご、ごめん。調子に乗りました」
「すまないのである……ちゃんと倉庫には運ぶのであるっ!」
まさに山っ‼︎ っとつまれた姫の加護薬。もう何個あるのか数えるのも嫌だなぁと心で思ったが、とてもじゃないけれど怖くて口には出せない。
あははと乾いた笑いでその場を誤魔化して。
取り敢えず、お昼ご飯を食べてから考えることにした。
…………お風呂よりも先に、倉庫の増築かもしれないとひとりごちながら。
そうか、まろがいるとほのぼの成分が減るんだ!(酷
鶏『クエ?(瓶がいっぱい落ちてるよ?)』
モー『もーもー(またやらかしちゃったみたいだよ)』
鶏『クエエェ……(いつものあれか……)』




