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番外編 麒麟-7
数週間が過ぎた。
なずなに五行の使い方を習い、始めは怯えることしかできなかったケイム・エラーも、今ではボク一人で倒せるようになっていた。
「おぬしはやはり才能があるのぅ」
「でも、気の変換ができない。しかも、剣しか作れない」
気の変換というのは、属性を変えること。
例えば、『木』の気を持つ人でも、気の変換をすることで、火や土など他の属性の技も使えるようになる。
「かまわぬかまわぬ。変換できる方が強いというわけではない。それに、その剣が特別なのじゃ」
ボクが『土』の気で作り出す大剣。
初めて見たとき、なずなは驚いていた。
『界斬刀 囲』という剣らしい。
いろいろ説明されてよくわかんなかったけど、とにかくすごい剣。
「大したものじゃ。そう簡単に作り出せるものではない」
「……」
誰かに誉められるなんて、いつぶりだろう……
顔が熱くなる。
「じゃがおぬしの場合は、生命維持にも力を使っていることを忘れてはならんぞ。無理は禁物じゃ」
「わかった」
そう返事し、今では日課となった練気の訓練を始めた。




