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第二話 -3
「この世界は、ある者に支配されているのじゃ」
「……は?」
「名はオロチ。強力な五行の使い手で、警察も軍隊も歯が立たん」
「はぁ……」
何を言い出したんだろう?これもたとえ話?何かの宗教?
とりあえず巧は、話の内容を理解しようと必死に聞く。
「やつを倒せるのは、スサノオであるお主しかおらん」
「え?」
「お主は特別な力を持っておるのじゃ」
「はぁ、そうですか……」
「大丈夫。わしらも手伝うし、もっと仲間も増やす……って、なんじゃその疑いの目は!」
「いや、別に……」
「本当じゃぞ!しっかりサポートでアフターケアも万全じゃ!」
「あはは、よろしくお願いします」
苦笑いを浮かべながら、席を立つ巧。
「どうしたのじゃ?」
「あ、ちょっとトイレに……」
「む、そうか」
巧は病室から出ると、トイレではなく病院の出入口へと向かった。




