表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

今付き合ってる彼女に、お金で買えるモノを全て与えたら、、、?

作者: 七瀬





”今付き合ってる彼女に、お金で買えるモノを全て与えたら、、、?”




俺はお金持ちだ!

もっと分かりやすく言うと? ”俺の親父がお金持ち。”

腐るほどお金を持っている。

その息子の俺は、”お金に不自由した事がない!”

世の中のモノで、”お金で買えないモノなんて俺はないと思っている!”



・・・今までだって、俺が13歳の時だった。

同級生の女の子を好きになり、付き合って体の関係をもってしまったら?

その女の子が妊娠して、俺の親父が彼女の家に行き大金を出してもみ消して

くれたんだ。

女の子はずっと泣きっぱなしで、彼女の両親もどうする事も出来ず、

ただただ親父が払ったお金を受け取っていた。

示談金として、”500万円が入った封筒。”

俺は親父の言う通り、黙ってそこに座っていただけ。

そしてその子の家から出て、親父が雇っている車の後部座席に

俺と親父が並んで座った時に、親父が俺にこう言った。

”世の中のモノは全てお金で解決できる! お前は何にも気にするな!”


俺もそう言われて、少しホッとしたのを今も鮮明に憶えている。






 *





・・・その後は、親父が全て金で解決してくれると俺は分かると?

もうやりたい放題で!

”友達を親父が所有してる別荘に呼んで、乱交パーティー。”

好き勝手にやりたい放題やっていたんだ。

お金の力が凄いのか? 親父の力が凄いのか?

警察沙汰になるような事でも、みんな親父がもみ消してくれたんだ。

警察も親父には逆らえない!




それから俺が19歳の時、俺はその日限りの女の子と遊んでいて、

何が原因だったのか? 今ではもう思い出す事も出来ないけど、

俺はその女の子を殺してしまった。

ついカッとなって殴り殺してしまったんだ。

勿論! これも親父がお金でもみ消してくれたよ。

”俺は人殺しをしたのに、警察に捕まる事はなかった。”

その代り、その日たまたま近くにいた男性ひとが警察に捕まる。

犯人は俺なのに、無実の男が捕まったんだ!

不思議だよな、男性ひとは何もしてないし、何も知らないんだ!

それなのに男性ひとは警察に捕まり、そのまま刑務所に入れられた

と後で俺は聞いた。

俺は自分の身代わりになった男性ひとを一度見て見たくなり、好奇心で

刑務所に男性ひとを見に行った事がある。

その日、彼は母親が面会に来ており”自分が無実だと話しているのを俺は横で

聞いていた。”

”勿論、彼は無実だよ。 だって俺がやったんだから!”

何度そう言ってやりたかったか、俺はグッと言葉を飲み込みそのまま刑務所

を出たんだ。







 *






これは親父の秘書が俺に言ってくれた事だけど、、、。

俺の代わりに刑務所に入った男性ひとが、刑務所の中で自殺を図り

亡くなったと聞いた、首を吊ったんだと、、、。

俺には関係ない話だけど、男性ひとの母親は自分の息子の無実を

証明するために、今も息子が亡くなった後も裁判をしてるらしい。




・・・その頃俺は、、、?

親父の会社を引き継ぐために、海外に1年間! 勉強という口実で

遊びまくっているんだ! 毎日パーティーさ。

”お金で買えないモノなんて何もない、全てはお金で解決出来るのさ!”

俺はこれを教訓に、好き勝手に生きている。

何かあれば親父がお金でなんでも、もみ消してくれるしね。

”俺の人生はバラ色さ。”

良い服を着て、高価な貴金属を見に着け、高級車を乗り回し、

ブラックの無限のカードでなんでも欲しいモノを買う。

俺の周りに居る奴らも、”俺のカネが目当てだと知ってはいるけど?”

何かあれば、そいつに押しつけてしまえばいい!

”俺の身代わりは、俺のカネ目当てで群がるこいつらの方が悪いんだよ!”




それと? また俺は人を殺したくなってきた。

今度は、誰が俺の身代わりになるのか楽しみだ!



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ