表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
また歩み始める〜貴族なのに国で1番苦労する地位  作者: ハネハル
0章 幼少の戦い
1/17

プロローグ

 ルキア王国。初代国王が作ったと言われるこの国は完全実力至上主義を掲げ強い者は名誉を富を得て、弱い者は全てを奪われる、そんな国だった。


 弱肉強食なこの国でも貴族制度があるため平民に生まれてしまえば苦しいことは確かではあったがまだ救いはあった。

 王族、星等級、1等級、2等級、3等級、4等級、5等級、と上から権力が強い順に別れており、3等級以上の家庭で生まれることが出来れば幸せな人生を送ることが出来たのだろう。5等級でも期待さえされない為まだ楽であった。だが4等級、ここの家庭で生まれしまったら地獄を見ることになるだろう。

 3等級以上の嘲笑、侮蔑、5等級の妬み、恨み、その間に挟まれている4等級はそれら全てを受けることになる。それは初代ルキア王国からの暗黙の了解と言うやつであり、変わらない事実であった。


 そしてもう一つ、4等級の人間は『大器晩成』、無事生きて弛まぬ鍛錬の据え成長することができたのならば、最強の名を欲しいままにしている勇者と同等の力を得るとも噂されていた。

 だがそれは初代国王の夢物語とも言われ、本当のことは誰も知らなかった。


 そんな国で4等級として生を受けてしまった憐れな男による物語が始まろうとしているのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ