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この世界の評価は如何でしたか?  作者: シロナガスハラミ
第一章.人生に色彩あれ。
28/84

25話.転生者

ちょぉっと最近話がこう、間延びと言うか、もっと短くしたいけど難しいのよねぇ。


最近、一時間ぐらいで百件くらいのアクセスがあったぽいんですけど、本来そんなないはずなんですよね。

何かご存じの方いらしたら情報頂けると助かります。


普通に怖かったんで。

「まぁ、結界魔法については、こんなもんだな。」


 マリウスと名乗った、少年はそう言って舞踏会が始まるまでの暇つぶしだと、始めた結界魔法の説明を切り上げた。

 魔法について話す彼は、心底楽しそうだった。


 俺は彼に貴族的な礼ではなく、ただ普通に感謝を伝えた。


 彼は貴族的なことを望まないだろうし、今は彼の結界魔法で周りからの指摘もないだろうと判断したからだ。


 正直、結界魔法の説明の全てを理解できたわけではない。

 というよりも、大半を理解していないと言ってもいいだろう。


 俺が理解できたのは、結界魔法と言うものは一定の空間に条件を付け、人や動物、植物などの認識を操ることに限らず一部の物理、魔法現象を制限あるいは再現するものだと言うことだ。


 話を聞いている最中に俺はそうそうに結界魔法の習得を諦める、保留することを決め、どうすれば空間魔法で再現できるかと言うことに重点を置き話を聞いていた。

 そんな俺の反応からか、時折した質問からか、途中で空間魔法と結界魔法の知識、その共通点について話してくれるようになった。


「…。まだ、始まりそうにないな…。じゃあ今度は結界魔法にも関係がある、刻印魔術について話すか。」


 少し苛立ったように、会場の入り口をちらりと見やり、再び笑顔になったマリウスはそう言った。


「魔術ですか?」


 魔法ではないのだろうか。

 前世では漫画なんかで聞いたことはあるが、この世界では、聞いたことのない単語だった。

 おおよそ、魔法との違いは何なのか、違いがないのならそのまま話が刻印魔術に移るだろうと思っていた。


「あぁ、なるほど。」


 だが、少年が返したのは、ただ何かに納得した風の声だけだった。

 その後、右手を顎に当て、目を閉じながら少しの間何かを考え、マリウスは再び口を開いた。


「お前、転生ってのは知ってるか。」


 転生。

 知っている、なんてものではない。

 実際に、体験したことだ。


「えぇ、知っています。」


 一瞬どう答えるべきか、考えようとした。

 だが、彼はある程度確信を持って質問をしてしているのだろうことは、その表情から伝わってきた。

 そして、嘘はおそらく通じないだろうということも、理解できた。


 まさか彼も転生してきた人間なのだろうか。

 期待と高揚、少しの不安を込めて、素直に答えることにした。


「じゃあ、一回目。あるいは、短い一回を超えた二回目ってところか。」


 若干の落胆と、安心を含んだ彼の声は一人で何かを納得している。


「その回数って、転生の回数のことですか。」


 今の会話流れから、推測したことを聞く。


「そうだ。だが、その言い方だと一回目のようだな。」


 その質問に返した、彼の推測は正しいし、そこに俺が口をはさむ必要はなかった。

 だが、こればかりは本当に秘密にしておくべきことかもしれなかったと、彼の張った結界の外をちらちらと確認する。


 どうやら、こちらに興味を持つように見てくる貴族はいても、聞き耳を立てている人はいないように見えた。


「他の奴のことは気にしなくてもいい。もし仮に話を聞けても、理解が出来ず興味を持てないようにしてある。」


 俺の懸念にすぐさま回答し、彼は「それよりも」とさらに口を開いた。


「まず、転生は一回に限ったことじゃないし、その世界に一人しかいないってわけでもない。ほとんど転生者だけの世界ってのも俺は経験したことがある。これは一回目の奴は大体考えることだな。」


 マリウスは今までの魔法使いとしての彼ではなく、転生者としての彼の話を始めた。


 俺が驚いたのは、彼が転生が一回に限ったことではないと言ったことだ。

 そもそも、転生のこともそうだが、自分が死んだ後どうなるかなんて分からない、分からなかった。

 この転生と言う奇跡が、一回に限ったことなのかもしれないということは、一度経験してしまえば誰でもいつかは考え着くことだろう。


 その答えをあっさりと彼は教えてくれた。

 どう、言葉を返すべきか分からない俺にそのまま転生者マリウスは続けた。


「最初にあった時、お前は俺になんでこんなに魔法のことを教えてくれるのかと言っていたが、それはお前が空間魔法を使っていたからだ。」


「俺が出会った、転生者のほぼ全てが空間魔法を使えていた。そして、それ以外の人間はまず空間魔法なんてものは使えない。お前が転生者なら俺の知らない魔法を知っている可能性がある。そうでないにしても、別の世界から別の法則を知っている可能性がある。もし、転生者でないのなら自力で空間魔法にたどり着いた本物の天才だと言うことだ。」


「俺が転生を繰り返す理由は、単に魔法を極めてみたいという気持ちからだが、別に俺は天才でも何でもない。俺が、理論的に詰まった部分の法則を知っている物やそれを判明させうる人間なら、魔法を教えて恩を売っておく価値があるだろう?」


 彼は、何かを諦めたようにそう話し続けた。


 俺は、おそらく彼が求めたどれでもないのだろう。

 そもそも、俺の前世には魔法なんてものはなかったから、彼が知らない魔法を知っているなんてことは有り得ないし、天才であればまだ前世でのらりくらりと生きていたことだろう。

 教えてくれた恩に対して、何も返せないことに少しの申し訳なさを抱きながら、彼の顔を見た。


 そんな俺を、彼は笑い飛ばした。


「はっ!そんな気にするな。そもそも最初から、大した期待はしていない。一人二人に相談して解決するようなことで悩むほど、俺は転生を繰り返していない。」


 そう言った彼に、俺は気になったことを聞くことにした。


「何回くらい、転生したんですか。」


「最近は数えちゃいないが、70以上はしてるはずだ。」


 人生を70回…。

 年齢にすると、どれほど生きてきた人なのだろう。

 そもそも異世界間で1年が同じ時間である保証もないが。


「まぁ、転生のことは今度話すか。お前この世界では貴族の子供として生きているんだろ?それなら12歳になれば学校に入ることになるだろう。そんとき、俺のところに来い。他にも教えたい魔法がいくつかある。」


 貴族の子供が入ることになる学校は基本的に2つだ。

 正式な名前は憶えていないが、王立学園だか学校みたいな方と、王立魔法学園のようなところだ。

 前者は俺の兄である、オーランドも今年入学することになる、魔法も含めた貴族として必要な知識を全判的に学ぶ場所で、後者はほとんど魔法だけに特化した学校だ。


 マリウスが言ったのは後者のことだろう。

 魔法を教えてくれると言うのなら、迷う余地もない。

 そもそも、俺も興味的な部分もそうだが、オーランドとの当主争いを避ける目的でも、そちらの方に進もうと思っていた。


「もともとそのつもりでしたし、問題はないですけど。その頃にはあなたは卒業してるんじゃないですか。」


 マリウスは今の時点で12歳ぐらいに見える。

 俺が入学するまではまだ7年あり、学校にいる期間は短くて3年、長くて6年ぐらいだ。

 マリウスが今年入学したとしても、俺と同じ時に学校に通うことはないだろう。


「あぁ?あぁ、俺はこの世界では貴族として産まれてない。だから、学校も卒業もしてないし、そもそも通ってもない。前世までの知識を使って研究者として学校に在籍している。」


 一瞬質問の意味が理解できなかったようだが、すぐに納得し返答してくれた。

 なるほど、転生の回数を重ねた転生者と言うのは、かなり有利な生き物なのだろう。


 そもそも、12、3歳に見える彼が、貴族の5歳の子供とその親ぐらいしか参加できないこの舞踏会に参加している時点で、この国重要人物として呼ばれているということを思い出し、考慮するべきだったかもしれない。


「まぁ、もともとその気だったならそれでいい。1年通えばその後、教師やら研究者の内から一人誰かを師事することになる。そのとき俺のところに来るようにしろ。」


 1年、おそらくその間に魔法の基礎を学び、それぞれが興味を持った分野の人たちを師事するのだろう。

 そういう話は聞いたことがあったが、実際に何年在籍したらなのかは、入ってから自然に知ることになるだろうと深く考えていなかった。


「わかりました。それまでに何かやっておいた方が良いですか。」


 今回の舞踏会までに、何か魔法を形にしようとしたが出来なかった俺だが、7年あれば何か一つくらい彼を満足させるものが出来るかもしれない。


「特にない。今まで通り自分の魔法について考えとけばいいだろう。それより、話を戻して刻印魔術についてだな。」


 本当に俺に期待はしていないのだろう。

 何となく博打をして大当たりすればいいな、そんなくらいの気持ちなのかもしれない。


 俺は、何とか一泡吹かせてやりたい気持ちになりつつも今は、おとなしく刻印魔術について聞くことにした。


「そもそも、魔術と言うのは魔法を発動させるための術のことでな…。」


 そう、彼はまた心底楽しそうに話し始めた。

読んでくれている人がいるとわかるとテンションが爆上がりします。


星1でもいいので評価していただければ幸いです。


ブックマークをして頂ければさらに喜びます。




何卒、何卒ぉ

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