1話.Hellow,New World
自分が普段なろうで読んでいる作家さんたちの一話平均文字数とか調べてみたんですけど、3000~7000文字数とかで驚きました。
それを目標に書いてたんですけど、なかなか達成できそうになさそうですね。
今回の話である程度、主人公が成長するところまで書きたかったんですけど、話を書き続けて不自然?にならないようにするのは意外と難しいんですね。
話数の多い話で平均文字数維持されてる方はすごいですね…、書いているうちに慣れていくものなのでしょうか、普段何気なく読んでいる作品の作家さんたちへ尊敬の念が生まれました。
「次の世界へ」この選択肢を選ぶ…
自分で進む方向を決めておきながら、二の足を踏む。「次の世界」とはどんなものなのか、一切の情報自分には与えられていないことに気が付いた。
(俺はいつもそうだな…)
もし、俺のしようとしていたことが失敗していて今この状況が、救急車や病院で意識のない俺がみている夢のようなものとして、これなら成功すると思っていたこと。
成功したとしても、人は死んでしまえば意識が無くなる。
そう思っていたこと。
何をするにしても、やろうとしていることに情報も集めず、どうするかの方向性だけは決めてしまい、その決心を信じ切れず結局やる気が無くなり、何事もしない。
(けど、今回ばかりはどうしようもないよなぁ)
死ぬことについても、「どうすれば成功する」なんて誰かと計画をすることも難しかっただろう。
現状についても、意識が有ることも、謎の問についても、誰かに聞けることでもなかっただろう。
(こういうのって、星なしってのはできないんだよなぁ。とりあえず、星は一個だな)
次の世界は、中世ファンタジーになります。
★☆☆☆☆
「次の世界へ」 「やめる」
「ん?おぉ?」
星の解答を決めた瞬間星に色が付き、文字が変わったことに驚いた。
次に、声が出ることに気が付いた。おおよそ体の感覚のようなものもがなかったからだ。
(しかし、中世ファンタジーってなんなんだ)
それが分かったところで、どういう産まれなのかなんかが分からなければ意味がないように思えた。
(生まれた瞬間、捨て子やらで即死亡、なんて笑い話にもならんぞ。)
(まぁ、わからなければ素直に聞いてみるか。どうやら答えてくれるみたいだし。)
「あー、その世界で私はどういう風に産まれるんでしょうか。捨て子になる運命とかであれば避けたいのですが。」
しかし、しばらく待っても返答が来るようなことはなかった。
(そもそも最初は声を出さなくても答えてくれたんだし、話す必要はなかったのか…)
少し恥ずかしい気持ちになったものの、答えが返ってこないなら進みようがない。
最初はなぜ答えてもらえたのか、相違点はなにか、しばらく試行錯誤しているうちにわかった。
さぁ?
★★☆☆☆
「次の世界へ」 「やめる」
(さぁ!?しかも、やっぱり星の評価変えないと更新されないのか…?)
返ってきた答えの雑さにも、答えの受信方法にも驚きを隠せなかった。
(じゃっ、じゃあ、何か才能のような、他の人より秀でたものを頂けないですか。)
今度は星を一つに戻してみる。
無理。
★☆☆☆☆
「次の世界へ」 「やめる」
(無理か。まぁ、それは望みすぎだとは思ったけど…)
それからは、これといった疑問を思いつかなかった。
陸地面積は?国はいくつ?総人口は?人類が産まれてから何年?世界は球状?
ほとんどが答えが役に立つ質問ではなかったが、返答があるならそれに縋っていたかった。
大抵の質問は答えらしい答えは貰えなかったし、陸地面積なんかは答えてもらえたが、広いのか狭いのかもわからなかった。
最後のほうは、星を一つと二つに変更しながら、質問内容のほうを考えるようにしていた。
わかったことで意味があったと思えることは、「次の世界へ」これを選ぶと誰かの子供として産まれるらしいこと、魔法があること、魔物の存在があること。
そして、基本的な返しが「さぁ」、「知らない」果ては「興味がない」などこの返答をしている、神か天使か悪魔かわからないものはまともに質問に答える気はないということ。
どのくらい時間がたったのか、そもそもこの空間に時間の概念があるのかもわからないが、相当数の質問しながら、星の数を変え続けている。
時間の概念はない、あとその星変え続けるのをやめろ。
★☆☆☆☆
「次の世界へ」 「やめる」
(お?)
初めて相手から意見がきた。
(まともな返事はあんまりくれないのに…)
少しの嫌がらせの気持ちを込めて、星は変え続けておこう。
すると、
やめろって言ってんだろ!もう、「次の世界へ」で話し通すから!
★★☆☆☆
「次の世界へ」 「やめる」
(話し通すってなんだ?上司でもいるのか?)
そう考える間もなく、暗かった世界が白い光で包まれていく。
それに合わせてどんどん意識が遠のいていく。
ちなみに、評価のほうは星一個でやっといてあげるから。
(あぁ、最後は星二個になってたっけ、アンケートの仕事はしっかりするんだな…)
その考えを最後に、俺の意識は完全に途切れた。
こうして俺は、「次の世界」に産声を上げた。
「ああぁ!奥様、元気な男児ですよ!」