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8.なんか、凄い道具を創作した気がします

 

「そろそろ晩御飯に致しましょう」

「そうだな。いい時間出しな。お願いするよ」

「かしこまりました」


 魔物達のご飯はスライムは魔力で良いとして、残りの魔物は肉で良いのでドラゴンが取ってきた魔物の死骸で残していた肉にしてもらう。

 早く、食事改善をしないといけない。

 それから魔物達の住む階層は90~100階層にする予定である。

 なんやかんやで100層で皆に指示を出しているので100層は集会場として使えるだろう。

 未だに『内装改造』を使ってないから何が出来るのか全く分かってない。

 今、必要なのはお風呂、或いは温泉だ。

 魔物は病気にならないが、汚れる。

 俺達は病気になる可能性もある。

 なので清潔感は大切なのでお風呂は重要なのである。

 それから最初の方は節約等も考えていきたいので温泉にする予定だ。


「出来ました」

「ああ、ありがとう」


 米や麺を食べたい。

 ただ、『道具創作』はあくまで、道具なので種は創作出来ないのだ。

 今日の晩御飯はパンにスープとサラダ等のオカズとゆう普通の晩御飯だ。

 ゾーラの料理は滅茶苦茶美味く、屋敷にいた頃の料理長の飯よりも美味い。

 屋敷にいた時はあんまりゾーラの料理は食べれなかったが、時たまに食べるゾーラの料理はとても美味しかった。

 料理長にその時の会話を1度聞かれてしまって料理長の魂に火が付いたのは今でもいい思い出だ。

 これからゾーラの料理が毎日食べるとゆうのならこれ程贅沢な事はないだろう。


「ゾーラも一緒に食べよ?」

「いえ、私は最後で」

「ここではそうゆうの良いよ。一緒に食べた方が美味しいよ?」

「疑問形ですね」

「はは。俺はゾーラと一緒に食べたい。ダメかな?」

「⋯⋯持ってきます」


 それからゾーラと一緒に晩御飯を食べた。

 ゾーラは自分のご飯を食べながらもこっちを見てきたのでとても居心地が悪かったです。

 パクパクとパンを頬張りながらも目は1度も瞬きをすること無く見詰められる恐怖を今日知った。


 食べ終わって片付けをした後に温泉を建てる予定の階層に移動する。

 95階層だ。

 90〜100の真ん中辺りの階層にする。

 それと、95階層は男性用で96階層は女性用にするつもりでいる。

 念の為の覗き防止の措置だ。

 性別の無い者は⋯⋯今はいなのでいずれ考える。


「やりますか、このダンジョンの壁も無くせるといいけど」

「ですね」


 隣にはゾーラが居る。

 既に定位置な気がしてきた。

 別に困る事もないし、むしろずっと一緒だったゾーラが近くに居ると落ち着くまである。


「内装改造」


 ・内装改造

 ・どの階層にしますか?


 来なくても改造出来るようです。


「95」


 ・95階層

 ・ディメンション:迷宮

 ・広さ:最大

 ・改造内容:『ディメンション』『広さ』『建造物』『バフ系』


 ディメンションはそのままで『迷宮』は光がないのに少し薄暗く迷路状になったエリアだ。

 ラストダンジョンの階層は全てこれだ。

 迷路は自分で変える事が出来るがゴールに繋げないと設定完了にはならない。

 その他諸々出来るようだ。

 広さは『極小』『小』『中』『大』『最大』である。

 ラストダンジョンは1階層〜50階層が『中』で51階層〜90階層が『大』その上から『最大』だ。

 改造内容は他にもあるがサポートパネルに載っているのは大まかな内容だ。

 使える権能は大抵が頭に思い浮かぶ。


「ディメンションは⋯⋯どうしようかな?温泉エリアでいずれは種族で別ける予定出し、さらに1人1人の住居が出来ればそこに風呂もつける予定だし、いずれ、いつかは分からんが住人が増えると風習が変わるし、ディメンション、悩むな」

「モレク様、ディメンションは細かく設定出来ないのですか?」

「ん〜出来るポっい」

「ふむ。なら、外と連動はできないんですか?」

「いや、ここは既に雲の上、あんまり景色も楽しめないしそれは違うでしょ」

「それはそれで良いかも知れませんが、高いところが無理な魔物さんも居るかもしれませんしね」

「どうしようかな?」

「ん〜なら、地上の天気と連動させる事は?」

「出来る」

「天気等連動させてディメンションは町でよろしいのでは?別に温泉街なんて所も存在しますし、温泉だけのエリアにする必要はないと感じます」

「なるほど、ありがとね」

「いえいえ」

「ならディメンションは都市、ディメンションの内部細かい設定は⋯⋯その他諸々は地上と同じ」


 これにすると夜は暗くなり朝は明るい。

 太陽があるからね。


 ・改造します


 3秒で変わった。

 地面は整備されてレンガが敷き詰められた通路に区分わけされた空間がいくつもある。

 月が見えている。


「え、このエリア全体が都市になったのね。ふむ、壁がわからんし見えんな」

「最大はどのくらいの広さですか?」

「どうなんだろうね?サポートパネル?」


 ・解

 ・極小─村レベル(雑)

 ・小─町レベル(雑)

 ・中─都市レベル(雑)

 ・大─王都レベル(雑)

 ・最大─帝国レベル(雑)


「雑とは一体なんですか?」

「ああ、それ以上にもそれ以下の大きさに変更可能ってことみたい。省略した所を(雑)にしているみたいだ」

「なるほど、例って事ですね」

「そうみたい。まあ、最大で良いか」


 それから中央に温泉を建ててそれを中心にする予定で決めたいから中央には広く土地を作って通路の配置を少しいじる。

 これにはSPは消費されない。

 動かしているだけだからね。


「でも、温泉にしても人工ですか?天然は難しいと思いますが?」

「まあね。でも、ここは魔道具を使う予定。SP足りなそうならあの壺使えうしね」


 無限に水を出せるあの魔道具は大量のSPと交換出来る。

 つまり、それほどに貴重でやばいのだろう。

 それも納得がいくのである。

 なぜなら水問題をあれさえあれば万事解決出来るのだ。

 水源なのだから。

 だからあれを応用した物を創作する事が出来たら良いな程度だ。

 効能も温泉の種類によって分けたいものだ。


 ・道具創作

 ・創作内容:入力してください

 ・創作概要:入力してください

 ・創作絵画:イメージでOK


 これはスキル等の内容を『創作内容』に、使用用途や使い方等を『創作概要』に、あとはその見た目を『創作絵画』に書く或いはイメージすれば良い。

 この3つを埋めてSPを払えば完成だ。


 ・創作内容:『ランダムバフ』『温水源』『自己管理』

 ・創作概要:温泉に使うよう。様々な効能があると良い。室内、外の2種、ついでに二階建てにして2階に作りたい。自分で温泉の効能や諸々の管理をしてくれるとなお良い


 概要は適当で良いのだ。

 見た目は自己管理があるのでAI操作されているような機械ポイのが良いのであの壺型ではなく、ホログラムみたいな球体にしてみた。


「これ、道具よりも魔物の方が良いかな?」


 なんか、そんな気がする。変えんけど。

 これさえあれば温度調節も自己管理してくれるだろう。

 サウナはいずれ作る。

 パイプも気にする必要が無い。

 最高だね。


 ・消費SP20万


 2つ作成予定出し、こんな都合の良い効果を載せてんのに20万なら安いものだろ。

 後悔はしない。

 まずは1個作成してみるかな。

 これで残りSPは34万だ。


『こんにちはマイマスター』

「流暢な喋り方だな」

『いえいえ。温泉の建物がありません?作ってください。温泉の数は何個でいいです。権能を授けてくれましたら他の階層にも行けます』

「まじ?」

『まじです』

「つまり1人で95、96階層の管理出来る?」

『肯定』

「権能授けれるの?」

『肯定、そもそもマスターの管理下にある魔物は許可された階層なら転移出来ます。これは権能とは少し違いますけどね。管理下にある魔物に与えられた権利ですかね?』


 ・ストップ!自分の立場!断固抗議します!


「サポートパネルにも自我あるんね」


 ・この道具に名前を付ける事を推奨します。

 ・それと、サポートパネルと連動させる事も推奨します


「え」


 なんか、凄い道具を創作した気がします。

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