疑いが確信に
段々と真っ白な光がおさまり、目が痛むなか瑠璃は、目を開けた...
そこに広がっていたのは豪華な部屋に立つ銀色のフルプレートアーマーに包まれ上に真っ直ぐに伸びる綺麗な銀色の剣を持った一目で騎士ということが分かる者たち。
そして、黒のローブに包まれ身長ほどの大きさがある先端に赤い石がついた木製の杖を持った魔術師、魔法使いのような者たち。
そいつらが瑠璃たちクラスのメンバーを大きく囲むように立っていた。
光がおさまり少しの静寂があってから、クラスのメンバーが段々と騒ぎだした。
「なんなんだよこれっ!」「どこだよっここ!」「家に返せー!」
「もしかしたら、こ、これ異世界転移かも。」
「 ぁ ...」
パニックを起こし泣きながら騒いでいる人もいれば、ヒステリックなやつもいる。異世界転移だとかふざけたことをいっているやつもいた。そして、俺と同様声が出てないやつも。
「静かにっ!」重く低い大きな声がこの空間に響いた。そして、みんなが黙った。そうすると騎士のような人や魔術師魔法使いのような者たちが道を開けた。
そこには、金色の鎧、金色の160センチほどの大剣をもった顔の鎧を外して手に持った男が立っていた。
「ようこそ勇者たちよ、我が王国へ。きっと君達はこの状況を理解することができていないだろう。だから、今から私についてきてくれ君たちの今について話そうと思う。今、質問は受け付けない。では、いくぞ。」
有無を言わせないような迫力だった。
そして、誰も声をはっせなかった。
一人がついていくとまた一人また一人とついていくようになり結局、無言で全員が金色の騎士についていった。
その道は、お城のようだった。みんながすでに分かっていたいまどこにいるのかを。だけど、誰も声に出せなかった。言ったらそれを認めてしまうから。
金色の騎士は、豪華で大きな扉の前で止まった。
「今から入る場所は陛下の御前だ声を許可が出されるまで出してはいけない。そして、私が頭を下げた後に全員すぐにさげろ。分かったな?」
うなずくしかなかった。
そして、扉の両端にいた騎士が扉を開ける。
高い位置にある玉座に王冠を被った老人が座っていた。横には老人と同じ年齢くらいの60歳後半の女性が。その少ししたの位置には20歳ぐらいの青年と16、17歳ぐらいの少女が椅子に座っていた。
そして、赤のカーペットの道の両サイドには若い人から歳を取ったものまで幅広い年齢層の人が立っていた。そこには、共通点があった皆きらびやかな服を着ていた。こいつらは、貴族だ。玉座にいるやつらは、王族。
未だに、信じたくなかったことが確信に変わった。
そして、全員が頭を下げると老人が話を始めた。
全員がその心うちに様々なコトを考えた。
「ようこそ勇者たちよ、異世界へ。そして、我らの魔王に破壊されそうになっている世界を救ってくれ。」
間違いアドバイスお願いします。