初めてのVRMMOキャラクター設定②と初めての魔法!
舞がスクリーンを見て驚いている。僕のステータスに何かあったのかと少し不安になる。
「どうかしたの?」
「あ、いえ、ステータスをそちらに転送します」
そう言うと目の前に展開しているスクリーンにステータスが送られてきた。
体力HP:3591
魔力MP:2972
攻撃力ATK:3627
防御力DEF6271
力STR:2718
耐久VIT:8157
器用さDEX:7652
敏捷性AGI:6167
素早さSPD:7181
知性INT:45
精神MND:8621
運 LUK:493
魅力 CHR:562
「…………」
自分のステータスを見て思わず二度見し、固まってしまう。
うん、やっぱりおかしい。冒険者の平均よりかなり強い。
「……ユヅキ様で現実世界で一体どのような生活をなされてきたのですか?知力以外は聖騎士の率いる兵隊並みのステータスですよこれ。」
「あはははは……」
まさか、少年兵時代に鍛えてた事がこんなとこで反映されるなんて思ってもいなかった。
……ステータスが高いことは別に悪い事じゃないよね?……なら良しとして一旦置いとこう!
ユヅキは見なかったことにした。
「…………それではチュートリアルに移りたいと思います。」
舞も見なかったことにするのだった。
「まずはアイテムの出し方と魔法の発動の仕方です。頭の中でメニューと唱えてください。」
言われた通りに、頭の中でそう唱えてみる。
すると目の目の前にスクリーンが出てくる。そこには装備、持ち物、ステータス、ログアウトなどが書かれている。
「目の前にスクリーンが出てきたと思います。ちなみに、例外を除いては周りの人からは本人の了承が無い限り見ることは出来ないので安心してください。メニューの中から持ち物、アイテムの順に押してみてください。そこに"初心者の魔法"というアイテム名の本があるので押してみてください!」
持ち物、アイテムの順で開いていくと確か"初心者の魔法"という本があった。押してみるとスクリーンが消代わりに選択した本が出てくる。
「無事に取り出せましたね!今取り出して頂いた本は魔導書です。その本に書かれている魔法名を何か1つあちらの的を目掛けて唱えて見てください!」
魔道書を開いてみる。中には、魔法名とイラスト、魔法の効果などが詳しく書かれていた。とりあえず、よくゲームやアニメで耳にする魔法名があったのでそれをまず唱えてみる
「ファイヤ・ボルト」
すると、空中に大きな火の塊ができ、的に向かっていき、見事命中した。
「おおっ!」
「おめでとうございます!見事命中ですね。しかし魔法の威力がとても小さいですね……魔法の威力は知力によって変わります。ユヅキ様は知力が少ないので仕方ないですね…」
初めての魔法に感動していたユヅキはかなりショックを受けていた。
柚月:「せっかくの異世界なのに魔法威力が低いなんて……」
舞:「大丈夫です!まだ始まったばかりじゃないですか!」
柚月:「そうですよね!練習すればどうにかなりますよね!」
舞:「練習すればあと30年後ぐらいには冒険者並になりますよきっと」(……言えないそんなに知力が低いのは魔法のセンスが無いからだなんて……)
柚月:「30年!?」
ゲームの世界でも人生は甘くは無かった…
ちなみに基本ステータスは最初に200以上はあるはずですが、その人がセンスがなかった場合200以下になる事があるそうです。センスがなかった場合そのステータスはとても上がりにくいですw
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