1.プロローグ~少年兵最後の日~
初めまして!よにゃと申しますฅ^•ﻌ•^ฅ初めてで至らないところもあると思いますが、よろしくお願いします!
誤字脱字修正致しました。
「糞、アイツどこ逃げやがった!」
「あそこまでの深手を負わせたんだ。そう遠くへと逃げられないはずだ。」
沢山の足音と怒鳴り声がだんだんと近づいてくる。どうやらもう逃げられないらしい。
「今日も空は青いな。」
しかし、少女みたいな少年は呑気に空を見つめ、そう呟いた。
だんだんと目の前が赤く、そして暗くなってゆく。もう動くことも立つことすら出来ない。
「見つけたぞ!
手間をかけさせやがって!!」
黒いサングラスの男は少年に銃を向ける。
ここまでか。と小さく呟き少年は目をゆっくり閉じる。
パァン!!と大きな銃声が鳴り響く。しかし痛みが全然襲ってこない。
少年は恐る恐る目を開けた。さっきまで銃口を向けていた男が血を流して倒れていた。どうして?そう思い周りを見渡すと緑の迷彩服の人達に護られながら急いで近ずいてくる1人の黒いスーツのおじさんがいた。
「大丈夫か君。何があった!」
おじさんはそう言って体をゆっくりと起こしてくれる。少年はおじさんの問いに答えようとした。しかしもう、声がうまく出すことも出来なかった。その様子を見ていたおじさんは少年を抱きしめ、
「もう大丈夫だ。今はゆっくりおやすみ。」
と言ってくれた。
少年は再び目を閉じた。と同時にサングラスの男の仲間がやってきた。
「なんだこいつら!」「仲間がやられてるぞ!」「やっちまえ!」
意識がだんだんと遠のいて行く中で、銃声が鳴り響き、銃撃戦が始まった。
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