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僕の初恋

作者: 宮本武蔵


知りたい2ヶ月前まではそうだった……………。




でも、今は好きに変わってしまった。…………………………。


9年前、同じ保育園に入った二人はごくごく普通の保育園ライフを送っていた。その時のことはそれしか覚えていない、唯一覚えているのは、彼女の家で遊んだことがあることだけだ。それからもう一つ………………。


その時彼女に恋をした。




それから9年後、俺は中3になった。その9年の間に彼女は近所に引っ越して来たらしい。その家もなぜか知っている。


俺が通っている塾は個別指導でうるさいセンセーと1対1という生徒からすると最悪の状況での授業だ。

塾長は頼りなく大した指導力もない。


そんな塾にあるJCが入って来た

彼女の第一印象はかわいい子、それだけのはずだった。

これからもずっと…。



ある金曜日、席につくと後ろにいたのはあのJCだった…。


第一印象はそこそこだったからラッキーと思った。それから少しだけ彼女の事を知りたいと思った。


授業が終わった…。


その日は偶然、彼女の兄とも話が合い、帰りは彼女の兄とオタク界の話をしながら一緒に帰った。




そして、彼の家の前で愕然

としてしまった。

あの家だった……。

空白の9年間の間に保育園の時好きだった彼女が引っ越してはずの家に…その兄が帰って来たという事は………あのJCは保育園の時に好きで9年間いつも頭のどこかで引っかかっていたあの子だった…………。


X=オタクの妹+なぜか知って いるあの家

オタク高校生=オタク+なぜか知っているあの家



その時分かっていたことを方程式にするとあぁなった……。



俺は気づいていなかった9年間いつも頭のどこかに引っかかっていた彼女がすぐ近くにいたことを…………………………………………………………………。

彼女は、俺という小さな世界の中で一番大切な人に変わった。あの一瞬で…。









生まれて初めて人を守りたいと思った。

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