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Blade And Hatchetts  作者: 御告げ人
第二章 ─排斥─
44/59

guerrilla─襲撃─

43話「great org」が途中で切れていた上に

42話「傀儡」と同時投稿していた事を

お詫び申し上げます。

たいへん失礼致しました。


書き加えて修正しておきましたので、

お時間のある時にお読みください。


内容がまっさらに

近いほど消えていたことは

今までもよく有ったのですが、

その度修正を加えてゆくので


今後ともBlade And Hatchettsを

どうぞ宜しくお願い申し上げます。



さて、お話の始まりです。

スジャ王国に夜がやってきた。

辺りにはもう、松明の火や月の光しかない。


僕は廃工場が建ち並ぶ区域、

人気の無い物陰で息を潜めていた。

任務を受けて早々、

僕らは作戦を開始した。

荒廃した建物が並ぶ工場区域(ファクトリーエリア)の近くには、

灯火なるものが無い。


周りの人からすれば、

夜中に火の光が無いということは、

そこに人は居ない ということ。

要するに、

近付く必要の無い場所として認識されるのだ。


目標捕捉(ターゲット キャプチャ)。攻略を開始する」


それを利用したこの作戦。

建物はどれもボロいが、

魔法にボロいは無い。

───古い魔法とかはあったな。

紋様消しとかはその類だ。


拠点である工場には、

光を集める結界魔法が

施されていたのをかなり前に見つけていたのだ。

名前を"革命(レボリューション)(ライト)"。

結界内には光が集められて輝き、

結界外からは結界内の光が見えず、

ただの闇に見える仕組み。

ついでに人避(ひとよ)けの効果もある。

結界圏内に既に入っていない僕たちが

どんなに頑張って拠点に入ろうとしようとも、

結界外に帰って来る。

昔、国へ一揆(いっき)を試みた人たちが、

集会しているのを役人に知られず

近付けないようにする為に作った、

知る人ぞ知る王国内には広まってない魔法。


僕は音も無く走って拠点に寄る。

壁を背にして影と擬態し、

影と影が重なった色の濃い場所にしゃがむ。


僕はズボンのポケットに忍ばせていた

小さめの石ころを取り出して、


表面化(ビジュアライズ)


そう唱えて石を

結界壁があるであろう所へ放った。

石は放物線を描いて、何もない何かに衝突。

そして結界面が可視化した。


更に向こう側で凄い衝撃音。

僕のスニーキングで結界に近付いて

結界を可視化させた事によって結界が

見えるオーグが破砕(ブレイク)魔法を

かけたグローブで結界を殴り付けた音だ。

これで人避けごと破壊する手筈。


ちなみに僕が結界を斬らなかったのは、

単に時間がかかるからだ。

敵に知られてない事を信じてみるなら、

仕事効率も優先できる一撃破砕を取る。

これだけ派手な音がして

聴こえない奴は耳が無い奴くらいだろうが。


オーグの一閃で結界が弾け飛んだ。

そして多分、それが結界内にも知れる。

工場の向こうの方に光が見えてきた。

────次の作戦だな。



奴隷商を襲うって言えば、

向こう側の取る行動は武器を持ってまず

自分の身を守り、次に奴隷(うりもの)を守る事だ。

ここで厄介なのが、

奴隷商が外国から護衛奴を輸入していた場合。

護衛はたいてい戦闘慣れしていて、

殺すのに時間がかかる。

すると、

ヘイズの義母を

救出できる可能性が極めて下がる訳だ。

なら、僕の取るべき行動は────




─────工場の屋根の上─────

そこに、

黒髪をツインに結ってな柔風(やわかぜ)にびかせている

一人の女の子が禍々しい武器を

両手に握ってまじまじと見ていた。


「これがカタールというやつですか」


別称:ジャダマハル。

剣の先端のような細い形をしているそれは、

敵を殴るようにして斬れる造り。

鎧の隙間めがけて突き込めるように

作られた一撃必殺の武器。

刀との相性がいいため、

ワイズが選んでヘイズに持たせたものだ。


「ワイズが私にまで武器を

持たせてきたのは驚きです、しかし────」


遠くの方を見やると、

丁度ワイズが表面化したらしい、

結界が白く光って見えてきたのが分かる。

続いて、別の方向から轟音。

結界がそこから吹き飛んだ。


「オーグって本当は

強いんでしたね...。次は私の番でしたか」


足元に目を向けると、そこには直ぐ義母が

いるであろう部屋に通じる暖炉の通気口。

不安しかない自分に、

目を瞑って強く暗示をかける。



───ワイズ達が直ぐに助けてくれる!

だから、それまでの辛抱....です。

私が殺されないように、

泣きながら嫌々でも私に暴力を振るって

守ってくれたお義母(かあ)さんを

今度は私が守ってあげる番。


ヘイズは目を開けて、

カタールをジャラリと鳴らし、

勢いよく通気口へその身を投じた。




─────一方、オーグ─────

────まずい、

人避けが完全に壊れてねぇ!?

真ん前にゃあ、

両手に重そうな腕輪付けた

デカいオッサンがいるしよお....

全然、拠点の工場に近づけん!

そうや、ワイズは!?




─────一方、ワイズ─────

人避けの札を握った素早い

オッサンが僕の周りを走り回っている....。

この速さ、斬れるのか?

ガイでも連れて来れば良かったと心底後悔。


───ヘイズ、

一人でどれだけやれるか──?

ごめん、もしかすると兄は

助けに行ってやれないかもしれない。

殺されそうなら、せめて....



せめて君だけでも逃げろ。

今たった一人の大切な家族。

次話は都合により、

3月5日に投稿させて頂きます!


ワイズやオーグが

敵拠点に迎えないことでヘイズの運命は....


続きを乞うご期待!

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