エレエレお勉強
こんにちは。選んでくださりありがとうございます。本日のお話は、エレのお勉強です。
本日もよろしくお願いいたします。
今日はエレのお勉強をフォルとギューが見てくれるみたい。エレはどうやって逃げ出すか考え中。お勉強しているふりからの、油断した隙に……
「エレ、ご褒美あげるから」
勉強するの。
「じゃあ、まずは世界の成り立ちね。新たな世界が生まれる時の話」
それは前にもやった気がする。フォルはエレに甘いから、知っているお話しかしないのかもしれない。
「世界が生まれる時、他の世界から物質をもらう。その物質が集まり世界は生まれる。動物とか人間とかは、他世界から輸出されるんでしょ? 」
「そう。その数多くの世界は、分たれているから確認なんてできないんだけどね。じゃあ次、魔法を知らない世界が他種族を認知できない理由は」
それも知ってる。やっぱり、フォルが甘々さんなのかも。
「隠れているから。そもそも、魔力の存在……目に見えない存在を認知できない限りは、認知できない種族だっているの。精霊とか」
「正解。じゃあ、次だね。そんな世界でも、魔力を認知する方法は? 」
「転生して記憶あるなら、その勘を取り戻す。ないなら、地道にやっていくしかないの。魔力は自然の中にいると最も感じやすい。野生の魔力を感じるには、まずあるって認識する事が大事なの。認識して、感じ取る。目に見えない全てのものを感じ取って、循環を知る」
簡単なようで慣れていないと難しい。
手のひらを上に向けてみて。何かが乗ったと思う。周囲の目に見えないものに心を傾けてみて。その子達は、想い……愛がだいすき。だから、想いの集まる音を奏でると喜んでくれるの。その子達は、人がだいすき。本当は、みんなの周りでにゃんにゃんしているの。
それを、知って感じて。その存在と対話して。
自然と一体化するっていうのもいいの。自然の中にいて、自分も自然の一部。どこへでも咲くお花。お花は、水を求める。その水の中には、いっぱい魔力が存在する。お花はお礼に魔力を外へと与える。
認識。
息を吸って、吐いて、また吸う。繰り返す。お花もそう。空気や水をもらって、空気を浄化して、の繰り返し。魔力もそう。もらって与えて。もらった魔力は外へ与える。その繰り返し。
まずは魔力を受け取って。それができないと循環はできないの。
大丈夫。認知ができれば、受け取る事だってできるから。
って習った。
「正解。さすがだね。魔法学に近い分野だとここまで正解率高いなんて」
「ふにゅ。ついでに神聖学の循環と認知についてもおんなじなの。受け取る力が違うだけで」
「神聖力の方が人を選ぶんだろ? 」
「……ふぇ? 」
そんなお話知らない。
「うん。そう。神聖力は人を選ぶ。だから、それを存分に受け取れる存在は希少なんだ」
エレは希少らしい。
「まぁ、それだけで扱えれば誰も苦労してないんだろうね。扱えるようになるまでには、自分の能力を理解して、扱うために親和性を深めてってしないとだから……かなり手順踏む上に、それをできる人ばかりじゃないんだよね」
「エレは知ってるの。エレの能力は、癒しや愛。人の心音に優しい音色を奏でるの」
「君の場合は親和性も問題ないからね。常に好かれすぎていて垂れ流し状態だから」
そうらしいの。エレの場合器がどれだけ大きくても、入りきらないほどの魔力がやってくるらしい。
それが愛の姫である証らしいけど。自覚ないの。
自覚すれば、みんなが勝手に助けてくれるよって言っているけど。
「でも、目に見えなくても存在しているんだよね? 愛されていると何かあるの? 」
「自覚があれば、不思議と助けてくれるんじゃない? 」
「エレの場合は、目に見えないような種族に好かれまくってるからな。それだと、何もしてなくても勝手にこうしたらもっと喜んでくれるって助けんだろ。自覚あれば」
自覚あれば……
「自覚ないと? 」
「あの子らは構って欲しいんだ。自覚してないと助けるわけないじゃん」
はっきり言われたの。
「構うってどうすればいいの? 」
「お礼を言うとか、歌を聞かせてあげるとか、話をするとか、かわいい姿を見せてあげるとか。自覚していれば、その行為をなんでも構っているって認識してくれるよ」
そうなんだ。
「……エレのお勉強も自覚させなければいいって思っているとかない? 」
「……」
フォルが黙った。
「エレは世界の不思議なんて事聞いた事あるか? 仕事でいろんな場所にいくからな。よく聞くんだ。誰の悪戯なんだという話を」
「そうなの? ……ふぁぁ……エレは眠気に逆らいません。ていう事で今日はお勉強終了なのー」
「……また逃げたか」
「ここまでおとなしくしてたんだから、上出来じゃない? 」
「だな」
エレはねむねむなの。おやすみ
ここまでお付き合いくださりありがとうございます。エレのお勉強はまだまだ続くとか?
では、またどこかの機会に……




