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バツイチシングルマザーから、愛する我が子への5つのお願い

1・私はアナタがいないと生きて行けません。

  私は、アナタがいるから生きて行けます。

  私はアナタが何になってもかまいません。

  私はアナタにずっと側にいて欲しいとも思いません。

  お金持ちになんてならなくてもいい。

  偉い人になんてならなくてもいい。

  遠く離れた場所にいてもいいから

  ただ、生きていてくれれば私は頑張れます。

  だから、私よりも先に死なないで下さい。

  絶対に、私よりも長生きして下さい。


2・私はアナタの写真もビデオもあまり撮りません。

  デジカメもケータイも持っていますが、必要以上に撮りません。

  アナタの成長も思い出も全て

  この目で見て、この目に焼き付けて

  この心の中に沢山しまっておきます。

  アナタが大きくなってあまり写真が無いと感じたら

  私に何でも聞いて下さい。

  いっぱい、いっぱい教えます。

  もし、私が年をとって痴呆になってその思い出を忘れてしまった時には、

  アナタから私に、その思い出を聞かせてあげて下さい。

  いっぱい、いっぱい聞かせてあげて下さい。


3・アナタがこの先、面接とか様々な場面で

  尊敬する人間を問われた時に

  『母親です。』とだけは絶対に言わないで下さい。

  今生きている世界中の全ての人間には、必ず両親がいます。

  アナタもいつか大人になり、愛する人間に出会い、結婚をして子供を産み家族を持つかもしれません。

  そう、親になり子供を育てる事は、

  何も特別な事では無いのです。

  中には、親になる資格の無い人間や、

  誰からも尊敬されるような子育てをする人間もいるかもしれません。

  でも、少なくとも私は、そのような親ではありません。

  アナタには、そんな普通の人間に対して尊敬を抱くような狭い世界を生きて欲しくないのです。

  沢山の経験をし、沢山の物を見て、

  本当に尊敬に値する人間に出会って欲しいと願います。



4・私はアナタに『いじめ』の問題にだけは、絶対にあって欲しくないと思っています。

  でも、もしも、『いじめ』の問題に遭遇した時は、

  どうか、いじめる側より   いじめられる側であって下さい。

  『いじめ』の問題は簡単なようでいて、とても複雑ですが、

  いじめる側にも、いじめられる側にも、

  どちらにも何かしらの理由があるのです。

  アナタがもし『いじめ』にあったら、

  私にもアナタにも気づかないような、何かしらの問題があるのかもしれません。

  何が悪いのか、2人で一緒に、ゆっくりでいいから考えて治して行きましょう。

  その時は、悪い部分に気付く事が出来て良かったと、

  前向きにとらえて、2人で治す努力をしましょう。

  いじめられた時の辛さや悲しさや苦しみや悔しさは、

  その思いを味わった人間にしか解りません。

  アナタは、その思いを経験する事が出来て、

  人間として強くたくましくなったのだと、

  プラス思考に考えましょう。

  でも、いじめる側になった所で、

  アナタにとって何のプラスも生まないし、

  何も得る物がありません。

  隠れてコソコソ悪い事をする人間には、

  どうかならないで下さい。


5・最後に1つ。

  私が死ぬ時は、どうか、会いに来て下さい。

  私が最後に見る景色が、

  どうか、どうかアナタでありますように。

  心から願っています。



以上です。

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