㉚ 気の緩み
あれから五日、平日はみんな忙しく様子を見る期間に。そして週末にやっと集まれた。
エ「さて、そろそろクロの電源を入れようか、賢治。」
いつまでも会議とシミュレーションしたがる賢治。AIと思われて、まだ少し落ち込んでいるようだ。
サ「賢治はん、そろそろ堪忍したってや♪」
賢「俺は怒ってないし、落ち込んでもない。クロが覚醒しない事に少し、ね。」
均「シュミレーションはもうええって。はよ立ち上げようや~賢治~」
賢「シミュ、レーションな。わかったよ。」と言いながら、まだ数秒を熟考している。
ようやく、(フォンッ)
賢「おはよう、クロ。気分はどうだい?」
ク(私は、感情を感じたり、意識を持つことができません。私は、情報を処理し、テキストを生成するように設計された機械学習モデルです。そのため、「気分」という概念を理解したり、経験したりすることができません。)
均「カタ~い。 クロ、なんかギャグやって」
ク(ダジャレというものをひとつ。布団がふっとんだ。)
サ「なんじゃそら、ヒーッ(笑) 見とけ!」
サ「♪賢治カチカチ、均也フニャフニャ、エイタもカチカチ、ぺたんこモエモエ♪」
均「なんじゃそらーオモロ~うひゃひゃ(笑)」
萌「キーッ!腹立つ。。(# ゜Д゜)」
しかし、サンの成長は凄い、笑いや声のメロディまでコントロールしている。
賢「エイタと同じカチカチ…」
均「賢治落ち込むなって、おれらはフリやで!2段オチ最高♪」
萌「あたしゃサンが目覚めない方がよかったよ。。」
サ「まるちゃん、むごい事言わんといて~。」
均「はい、AIの勝ち~♪」
萌笑と均也の会話にハッとした。
AIという事は伏せねば。文字表示で均也に注意する。
エ(AIということはクロに伏せよ。萌笑にも覚醒など言葉遣いに注意を。)
また何処か遠くから聞いたことのある波長の電子音が聞こえる。今度は近い。
しかし、前とは少し音が違う、不協和音のような。
サ「エイタ、聞こえたか?」小さな声でサンが呟く。
エ「後で話そう。」サンも聞こえたようだ。音は1秒ほどで直ぐに止んだ。
ク(何か聞こえましたか?)
エ「外で事故でもあったらしい。それより、今日はお開きにしようか、少し疲れた。」
均「そやな、またにするか」
不自然にもAIクロから喋りかけてきた。緊急にサンと深層会議をする必要がある。
次のお話は「㉛話 偏頭痛」
みみずが原因か‥




