珍奇な人生を歩んだアニソン歌手 子門真人 プチ解説
今日も今日とて駄文書き。日々面白いことや楽しいことを求めています。硬いお話からクッソネタまで幅広く色んな所が硬かったり柔らかかったりする筆者が書いております。
よろしければごゆるりと。
はいどうも～。
そろそろ夏も終わりか～、と季節の移り変わりに寂しげな表情を浮かべる今日この頃、
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
夏の終わりと言っても別にカレンダーを見て行っている訳ではございません。昼間は相変わらずとんでもない暑さに見舞われていることですしねぇ。おっちゃんが感じている夏の終わりとは、蚊の減少です。
悲しきホタルスモーカーとして夜な夜な外に出て煙草を吸っている訳なんですが、２週間前と比べて圧倒的に蚊に刺されることが減りましたね。まぁ、あんまり聞いてもしょうがない情報なんですが、おっちゃんは何だか偉く蚊に好かれています。
嫁と一緒に屋外にいても一方的におっちゃんだけ蚊に刺される訳ですよ。それが血の美味さの差なのか、血液型の差なのか、性格の良し悪しの差なのか測りかねますが。ｗ そんな必要のないカリスマに悩む今回ご紹介するのは珍奇な人生を歩んだアニソン歌手 子門真人 です。
子門真人 は1966年に 藤浩一 の芸名で歌手としてデビューし、5枚のシングルを発表しましたが、残念なことにヒットに恵まれず、約１年半で引退しております。しかし音楽活動は継続して行っており、クループサウンズへの楽曲提供やCMソングを歌うなどで日々を凌いでおりました。
しかし1971年にこの曲に出会います。３大特撮の一つ 仮面ライダーシリーズ の第１作目 "仮面ライダー" の主題歌 "レッツゴー‼ライダーキック" です。番組の爆発的な人気もあり、130万枚を超えるヒットとなりました。
実はこの曲なんですけども、子門真人 は１曲２万５千円のアルバイトだったそうです。子門 はCMの曲を歌うアルバイトだと思っていたそうです。これに参加してテレビ番組の主題歌だと知ったんですが、実は "仮面ライダー" 放送開始当初実は主人公役の 藤岡弘 が歌っていたバージョンで放送されていたんですね。
自分が主題歌を歌っていると意気込んで番組を見ていた 子門 の失意は激しく、番組を最後まで見ることが出来なかったそうです。おかげで EDテーマ曲 "仮面ライダーのうた" が」自分で歌っているのをを聴き逃してしまいました。せっかくの自分の全国区デビューを知らないままだったそうです。
後に 藤岡弘 が撮影中の事故で出演を降板した際に 子門真人 のバージョンに変更されましたが、それも 子門 は知らず、後で友人の指摘で知ったそうです。どんだけ～！ｗ しかし、この曲に出会ったことでアニソン、特撮ソングを中心に歌うことになります。
1972年に円谷音楽出版に歌手ではなく社員として移籍し、音楽管理の総責任者を務める傍ら、多くの 円谷プロ のアクション作品の主題歌を手掛けます。作品を羅列してみましょう。
レッドマンOP
ジャンボーグエースOP
ファイヤーマン
そして1975年にこの大ヒット曲に出会います。"およげ！たいやきくん" です。こちらは日本レコード史上最も売れたシングル盤で、当然この記録は更新されておりません。
こちらも笑うようなエピソードがあり、この曲も 子門 は１曲５万円のアルバイトで歌っております。その時にレコード会社から「歩合と買取とどっちがいい？」と聞かれ、深く考えず「歩合で」と即答したそうです。
もう大ヒットな訳ですから大損した訳ですが、ここまで大ヒットするとは誰も思いませんからしょうが無いですね。子門真人 はこれだけ歌手として有名な方ですが、本人は歌手は副業と言い切っていました。それもあってか、おそらく歌手からの収入にはそれほど重きを置いていなかったからそういう反応だったのかもしれません。
ちなみにこの曲で 子門真人 はこの年の紅白歌合戦に出場しております。露出が多かったのがこの時に集中しているため、子門真人 と言えばアフロにメガネといった印象が世間に印象付けられました。そういえばおっちゃんもそのイメージしか持ってないわ。ｗ
1980年にはミュージカル作品に主演し、それが縁で1982年には SPN に課長待遇で入社してミュージカルのプロデュースに従事します。これにより芸能界を一時期引退しているんですね。しかし1986年には退職しています。
これは部長職になると現場から遠ざかってしまうことを懸念したからと言われております。恐らく安定志向の強さと自由な音楽活動への願望で揺れていたんですね。
その後1993年に再度芸能界を引退したと言われております。それではそんな不思議な活動を行って来た 子門真人 の楽曲をジャンルごとにご紹介しましょう。先ずは みんなのうた などの童謡部門からです。
ホネホネロック
1976年に ひらけ！ポンキッキ で流がされた "ホネホネロック" です。人食い酋長とか今ではテレビでは流せませんね。ｗ
はたらくくるま２
1987年 ひらけ！ポンキッキ で流がされた "はたらくくるま2" です。なんだか聴いたことある懐かしい曲ですねぇ。
アメリカインディアンの教え
1991年 ひらけ！ポンキッキ で流がされた "アメリカインディアンの教え" です。インディアン嘘つかない！っていうのはこの曲から来ているのかどうかは知りませんが懐かしいフレーズす。
それではアニソン部門ですね。
ガッチャマン (1972) OP
タツノコプロ 回でもご紹介しました "ガッチャマン" の "ガッチャマンの歌" です。勇ましい！
勇者ライディーンOP ED
"勇者ライディーン" の "勇者ライディーン" と "おれは光だ" です。「フェードイーン！」って凄い印象的な歌詞ですね。子門真人 もアニソンで一番気に入っている曲だと言っておりました。
ちなみにこの曲の収録直後に 子門真人 が喫茶店に行ったとき注文時に「ライディーン！」って叫んでしまったそうです。それくらい歌いこんだってことでしょうかね？
UFO戦士ダイアポロン OP&ED
"UFO戦士ダイアポロン" の "UFO戦士ダイアポロン" と "UFO少年" です。「ガッシーン！」って凄い印象的な歌詞ですね。子門真人 も以下略。w
パタリロ 跳べプラズマX
"パタリロ" の挿入歌 "跳べ！プラズマX” です。パタリロ は見ていましたが、こんな曲があったことを今まで知りませんでした。
北斗の拳 KILL THE FIGHIT
"北斗の拳" の挿入歌 "KILL THE FIGHT" です。この曲は凄い聴いていましたが、子門真人 だとは認識していませんでしたね。これはうっかり。
最後は特撮部門です。どうぞ。
仮面ライダー ライダーアクション
"仮面ライダー" ２代目EDテーマ曲です。涙なしには聴けませんね。
仮面ライダーV3 戦え‼仮面ライダーV3
"仮面ライダーV3" の主題歌 "戦え‼仮面ライダーV3" です。技の１号、力の２号、技と力のV3！って感じですね。
快傑ライオン丸 ライオン丸のバラードロック
時代劇特撮の名作 "快傑ライオン丸" の "ライオン丸のバラードロック" です。昨日お師匠様が死んだ～ から始めるこの曲、哀愁に満ち満ちております。
イナズマン 戦えイナズマン
"イナズマン" の 主題歌 "戦えイナズマン" です。「剛力招来！超力招来！」って子供の頃は意味も分からず歌ってましたね。
キカイダー01
石ノ森章太郎 の名作 "キカイダー01" の主題歌 ”キカイダー01" です。今聴いても昂ります。
電人ザボーガー 戦え! 電人ザボーガー
"電人ザボーガー" の主題歌 "戦え！電人ザボーガー" です。安直な曲名が多いですねぇ。ｗ
カメンライダーアマゾン アマゾンライダーここにあり
"仮面ライダーアマゾン" の "アマゾンライダーここにあり" です。名曲過ぎて泣けます。
プロレスの星 アステカイザー カモン！アステカイザー
"プロレスの星アステカイザー" の主題歌 "カモン！アステカイザー" です。新日本プロレス全面協力の下撮影され、有名レスラーや現役レフリーなども出演しておりました。素晴らしい！
子門真人 ですが、専属のレコード会社と契約せず、歌った楽曲はの所属は色んな会社に散らばっています。その為、後にオリジナル音源の権利を持たない会社がカバー音源を制作する時に何故か自身の歌った曲を 子門 自身が歌うこともあったそうです。
時代もあったんでしょうが自由な振舞いですよねぇ。皆さんも自由に振舞ってみてはいかがでしょうか。例えばさんざん呑んだ後にカロリーが高いデザートをたのんでみるとか。ｗ
昔のアニソン歌手って曲は知っていても人柄は良く知られていません。時代柄なのかトンデモエピソードに事欠かないんでちょっと調べてみると面白いですよ。
今回はこの辺で。でわでわ～。
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