あなたはモンゴルマン以外のモンゴル人を知っているのか
今日も今日とて駄文書き。日々面白いことや楽しいことを求めています。硬いお話からクッソネタまで幅広く色んな所が硬かったり柔らかかったりする筆者が書いております。
よろしければごゆるりと。
はいどうも~。
う~む、先ずは太史慈を引き抜くか、イヤイヤ、賈詡を手元に呼ぶのが先か…と悩みに悩む今日この頃、
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
おっちゃんの中学、高校時代のゲームで何が一番衝撃があったかというと、光栄の 三国志 や 信長の野望 といった戦国シュミレーションゲームの登場でした。
当初はノッペリしたドット絵で描かれた武将たちも能力のパラメーターの数値だけで想像力を飛躍させ、原作の三国志演義を読んだことも無いにもかかわらず、その壮大な世界に思いを馳せたものです。
それを簡単に補完してくれたものが 横山光輝 の漫画 "三国志" ですね。キャラクターの描き分けが若干出来ていないという欠点はあったものの、ノッペリしたドット絵で慣れていた我々には関係無くあっという間に中国の武将に詳しくなりましたね。
それ以降、小説などの戦記物も抵抗なく読めるようになりましたし、恐らくゲームの三国志の影響でその後のラノベも国単位での争いが起こる物語が一つのジャンルとして定着しているんだと思います。そうじゃなければ、あんな登場人物の多い物語を読もうとする人はいないでしょうから。
なので、いい歳になった今でも "大陸の覇権" とか、"軍勢のぶつかり合い" などというキーワードには引っかかってしまいますねぇ。うん、いつまでも男は心に子供が住んでいるのさ。
それはともかくそんなゲームの中でも チンギス・ハーン をモチーフにした 蒼き狼と白き女鹿 なんて凄く心が躍ったものです。これで初めてモンゴルという国を意識しました。
ここでご紹介したいロックバンドが The Hu です。何とビックリ、モンゴルのロックバンドなんですよ。モンゴルと言えばチンギス・ハーンと朝青龍くらいしか出てこない方も多いかと思います。
The Hu は2016年に結成されたモンゴルのロックバンドです。中国の二胡のような楽器で馬頭琴というモンゴル固有の楽器も使うのが特徴ですね。また、歌声で声が二重に聴こえるように歌う手法の 喉歌と呼ばれる歌唱法を使っているのも目新しい。これは古来より極東に伝わる基音と倍音を同時に発生させる独特の歌唱方法なんですね。
どうでしょう?段々モンゴルに興味がでてきませんか。モンゴルと言えばキラー・カーン と モンゴリアンチョップくらいしか出てこない皆さんもちょっと見方が変わったんじゃないでしょうか。
The Hu は2018年にYouTubeに2曲の動画をアップさせると瞬く間に再生回数が伸び、1年間で2500万回再生を達成し、米国のビルボードの Hard Rock Degital Song Sales で1位を獲得しております。モンゴルのロックバンドがビルボードで1位を獲得したのは The Hu が初の快挙す。
主要メンバーは4人で、内3人がホーミーを駆使して歌うことが出来ます。彼らはモンゴル帝国の末裔であることを強く意識した楽曲を発表し、フンヌ・ロック と呼ばれています。ライブを前にウォークライ(戦いの雄叫び)を上げる姿は正しくモンゴルの民なんでしょうね。そらヨーロッパまで攻めていきますわな。
2019年には初のアルバム "The Greg" を発表します。Greg とはチンギス・ハンがモンゴル帝国時代に発行していた通行手形のことです。彼らはこのアルバムを世界に飛び出すための通行証だと言っております。そして世界を股にかけ活躍しています。
ちなみに、hu とはモンゴル語で人間という意味だそうです。あらゆる人間を結びつける音楽をやりたくて付けたバンド名だそうですね。ホーミーや伝統楽器とロックを融合させた彼ら独自の音楽はこういう理念の下作られているようです。
The Hu は曲中でモンゴル帝国である汗国の復興を歌っていますが、これは国家主義的なものではなく、個々にあの頃の強い心を持てというメッセージだそうです。彼らの歌はモンゴル人に強かったモンゴル帝国を思い起こさせるのでしょう。
音楽的に過疎地なモンゴルからこれだけの凄いバンドが出現しました。ネットの普及により、これからは地域に関係なく本当に才能のあるアーティストがどんどん羽ばたいていく時代になっていくのかもしれませんね。
ここにきてモンゴルと言えば モンゴルマン と MONGOL800 くらいしか出てこなかった皆さんもモンゴルに興味を持ってくれたのではないでしょうか。皆さんも一度モンゴルの草原に思いを寄せてみてはいかがでしょうか。
他にモンゴルと言えば……。大喜利やってるみたいになってきましたが本日はここまでにしとう御座います。
今回はこの辺で。でわでわ~。
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