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忘却の花  作者: 野薔薇 太陽
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メインキャラ登場編最終章who are you

メインキャラ登場編の最終章です。つまりメインキャラはこの3人と1匹です。

「はっ!ここは誰?私は何処?」

「今なんつった?ここは何処?私は誰?の間違いじゃないのか?」

「何よ、質問を質問で返さないでくれる?」

「俺はお前の質問の意味が分からないと言っているんだ。よく分からん質問をされたら、よく分からん返ししか出来ないだろう」

「ぐぬぬ...」

「ぎぎぎ...」

 睨み合っていたら、ドアの向こうから助け舟が出てきた。

「あ、お姉さん起きたんすね。おや?なぜそんなに睨み合っているんすか?」

 あいつが気に食わないからだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「で、ここは何処?私は誰?」あれーおかしーなー質問が変わってるぞー。

「ここは万事屋「花」っす。私はゼラ・ニウムっす。貴女のことは、自分は分からないっす。師匠は知ってるっすか?」

「俺も知らない」

「ちなみにこいつ、師匠とか言われてるこいつの名前って何?」

「師匠は何故か自分の名前を言いたがらないっす」

「なにそれ、変出者じゃん」

「好き放題いいやがって、そういうお前の名前はお前自信知らないんだろう?言えないのと同義じゃないか」

「それはそうだけど...」

「なら、自分がつけてあげるっす!」

「え〜、あんた?」

「じゃあ師匠につけて欲しいんすか?」

「それだけは絶対にやだ」

「俺もこいつに名前をつけるなんて、絶対にしたくない」

「なら自分しかいないっすね!」

「もう、ゼラでいいわ...」

「じゃあ名前は...リモ!リモに決めたっす!」

「へ〜結構いいじゃない。じゃあ苗字は?」

「自分と同じのニウムっす。つまりリモ・ニウムっす!」

「いい名前ね、気に入ったわ!」

「それはよかったっす!」

「名前は決まったが、これからどうする?」

「師匠の家で住めばいいじゃないっすか」

「私は嫌よ」「俺は断る」

「二人とも同時に断らなくてもいいじゃないっすか...それにリモさんはどこに住めばいいんすか?」

「ゼラさんの家でいいじゃない」「ゼラの家でいいだろ」

「自分はその...二人暮らしなんで無理っす。それと自分の事はゼラでいいっす」

「二人?親とか?」

「その通りっす。父がいるっす」

「でも、他に何か案はないの?」

「なら、仕事はどうするんすか?」

「仕事?」

「働かざる者食うべからずと言う言葉があるくらい、仕事は大事っす。こんな記憶喪失の人を雇う人間なんてそういないっす」

「つまりはこの家で住んで、ゼラのようにここで働けと?」

「それはそうっすけど...」

「何か違うの」

「ゼラが働いてる理由は依頼料金のツケのためにここで働いてるんだ」

 歯切れの悪いゼラの代わりに俺が言ってやった。

「依頼料金?」

「以前ゼラが俺に弓を教えて欲しいと依頼してきてな。その請求額を持ってないっと言うんだから、ここで働いてもらっている」

「どうせ破格の請求額だったんでしょ?」酷い言われようだ。俺はちゃんと的確な値段を請求しただけだ。

「自分の話はそれくらいにして、リモさんがここで働けば仕事が貰える、師匠は仕事の負担が減ると、いい事づくめっす!」

「ゼラがそこまで言うなら私はそうするわ」

「師匠はどうっすか?」

「この腕の怪我が治るまではそうさせてもらうか」

「良かったっすね!リモさん!」

「そうね。ところで、ゼラの腰に下げているのは何?」

「これっすか?見ての通り鏡っす」

「なぜ鏡?」

「鏡を持ってると落ち着くからっす。ん?なんすか、その変人を見る目は?!」

「まあそれでいいわ。それと師匠とやら」

「俺はこの店の店長だ。店長と呼べ」

「何よその上から目線は?なんでもいいけど、なんで腕にギブスを付けているの?まさか封印されし力とか言わないでよね」

 俺はこいつにどういう人間だと思われているんだ?

この「〜編」はあと3つつくるつもりです。

次回は「新しい店の定員」の予定です

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最後まで見て下さってありがとうございます。 ...でいいのかな? っと言いますと、作者(私)はインターネットなるものがすこぶる苦手です。 なのでこの文章がどこら辺に記載されるのか全く分かりません。 そんなこんなで始まったこの作品、最終章まで見て頂けると幸いです。 ではまた次の章で。
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