表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
忘却の花  作者: 野薔薇 太陽
6/72

メインキャラ登場編第三章猫

前回の作品は投稿した後に、編集をしました。投稿してから1時間経ってないから大丈夫だと思ったら、6人も見ていました。

 あれから色々とあった。そう、何があったかを少々省かせて頂く。

 まず腕の治療。次に猫の保護...という名の捕獲。あれ?そんなに色々となかったな。

「猫ちゃ〜ん。名前はなんて言うんすか?あと、何処から来たんすか?」

「俺達が連れてきておいて何処から来た?はおかしくないか?」

「それもそうっすね。じゃあ何処に住んでたんすか?」

 森だろ。森で見つけたんだから森しか有り得ない。そんな時、思いもよらないやつが喋りだした。

「我は野良猫だ。いや、だったかな。どちらにせよ名は無い。ここが気に入ったからここに住むことにした」

「.....」

「ここが気に入ったなんて、良かったすね!師匠!」

 初めはゼラの腹話術だと思ったね。

 猫の見た目は紫。

 少し奇妙なのは尻尾がふたつある事くらいだ。

「我は腹が減った。早く飯をもってこい」

「図がデカイな。それに俺はまだお前をここに住まわせるとは決めてない」

「ふん、貴様に我をどうにかできるはずがな...な!何をする愚か者が!」

「お前を外に放り投げるだけだ。なあに、痛いのは地面に激突した時くらいだ」

 猫を右手で首を持って、ゼラにドアを開けてもらった。

「やめろ!やめんか!ぎゃぁぁぁぁ!痛い!」

「じゃあな」

 ドアを閉めて後ろを向くと...

「我は自慢じゃないが、誰にも観測されなくなるとワープなるものができてね。君なら知っているんじゃないか?シュレ...ん?やめろ!離せ!」

 またゼラにドアを開けてもらった。

「じゃあな」

 ドアを閉めて後ろを向く前に、

「ディンガーの猫だったかな?」

「はぁ、しょうがないな。俺に迷惑をかけるなよ」

「やったっすね猫さん!」

「我にかかれば、造作もない」

「そう言えば猫さんの名前を決めちゃいましょうっす!」

「名?そのようなもの貴様らが勝手に呼ぶものだから、貴様らが決めろ」

「それなら...シオン...シオンに決めたっす!」

「シオンか...」

「ん?どうかしたんすか師匠?嫌な思い出とかでもあったんすか?」

「いや、そうじゃないんだけどな...」

「なら決定!良かったすね〜シオン」

「我はなんと言われようが構わん」

「それじゃあ店を再開するぞ。おや?」

 棚の中にあるものが揺れ始めた。それどころか棚も揺れている。

「誰だ?揺らしてるやつ」

「自分じゃないっすよ?」

「じゃあシオンか?」

「我ではない。災害だ」

「災害?...まさか!捻れ大災害っすか?!」

 捻れ?なんだそれは?初めて聞いた。

「それだ。小さな者よ」

「その災害どんなことが起きるんだ?」

「師匠!そんなことより早く机の下に隠れるっす!」

 机の下に入った瞬間床が揺れ始めた。

「なんだ?!地震か?!」

「違うっす!こんなの序の口っす!」

 しばらくして揺れが収まった。

「なんだ?もう終わりか?棚が倒れなくて良かった」

「師匠!外に出てみてくださいっす!」

 外に何があるんだ?外に出てみたら何が起きたか理解できた。

「なんだあれは?!」

「...あれが捻れ大災害っす」

 また地面は揺れ始めた。今度はさっきの比じゃない。脆い家は崩壊し、強い風が吹き、空に亀裂が入っている。その模様が捻れている。

 なるほど、これが捻れ大災害か。

次回は「捻れ大災害」(の予定)です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最後まで見て下さってありがとうございます。 ...でいいのかな? っと言いますと、作者(私)はインターネットなるものがすこぶる苦手です。 なのでこの文章がどこら辺に記載されるのか全く分かりません。 そんなこんなで始まったこの作品、最終章まで見て頂けると幸いです。 ではまた次の章で。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ