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忘却の花  作者: 野薔薇 太陽
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メインキャラ登場編 第二章大切な仲間のためなら

これを書いていて、あと数行で終わるって時に、うっかりしてデータが消えました。そのせいか少しやる気のない章になっています。

 森に来てみると、ゼラの姿が見えた。

 こんな時間に森に入るなんて、危ない事をするやつだな。

 だが、俺はそのまま眺めていた。

 あんなに真面目に弓矢の練習をしているのに、怒って注意する気にはなれなかった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「やった!当たった!」

 まさかあんなに離れた位置にある的に複数の矢を射抜くなんてな。あれほどの腕があるならもし、頭の上にりんごを置いて、そのりんごを射抜きたいと言われても、承諾できるくらいには上達している。今ならキリがいい。

 そう思ってゼラの後ろに立って

「やるじゃないか。あの距離の的を5回連続で射抜くなんて」そう言った。

「わっ!!店主さん?!いつの間にそこにいたんすか?!」そう叫ぶな。うるさい、

「少し前だ。そんなことよりもう夜だ危険だから帰るぞ。」

「すみませんっす。こんな時間に森に入っていてて。でも自分はもっと上手くなりたいっす」

「ちょっと黙ってろ」

「自分が悪いのは分かってるっすけど、そんな言い方は酷くないっすか?」

「違う。鬱陶しいから言ったわけじゃない。何かが近ずいてくる」

「え?自分には分からないっす」

 この森は低木層が多い。そのせいか何かが近ずいてきても見えずらい。それに今は風がよく吹いている。そのせいでよく聞こえない。

「絶対に何かが近ずいてきている。全く、俺でなきゃ...」

「ぎゃぁぁぁぁ!!でたぁぁぁぁぁ!!」

 やつは堂々と身を出てきた。

 身長は3m、狼の見た目で二足歩行。しっぽがあるせいか猫背になっている。手足は人の倍ほど。肩幅は広いが、腰周りは狭い。

 やつは生態があまり知られていない。その理由はプレデターだから数が少ないのもあるが、やつと遭遇して生きて帰った人が極めて少ないのも事実だ。

 俺が剣を構えると、やつは待ってましたと、言わんばかりに突撃してきた。

「下がっていろ!」

 そう言って俺はゼラを後ろに突き飛ばした。

 少々強引だったが、やつの近くにいるよりかは何倍もマシだ。

 やつは爪で引っ掻いてきた。やつの爪は厚く、長く、先端が少し曲がっている。

 引っ掻くなんて単純かつ原始的だが、やつは規格外なだけに剣1つでは守りきれない。

「店主さん!」

「静かにしてくれ、やつがもっと来るとそれこそ危ない」

 そんな話をしている間もやつは攻撃を続けている。

 話に集中し過ぎたせいか、不意をつかれて左肩から肘にかけて、引っ掻かれた。浅くはないが、問題ではない。治療するまで思ったように動かないだけだ。

 しょうがない。両手剣を片手で持つ羽目になった。無論、振り回せるはずがない。

 だからと言ってやつは攻撃を辞めない。その代わりに、舐め腐ったような顔と攻撃をしてきた。変な鳴き声を出すし、攻撃がさっきより大雑把で力任せだ。

 だからだ。だからやつは俺にやられなくても勝つことはできないんだ。

「Awooooooooooooo!」

 そう叫んでやつは腕を振り下ろした。

 避けられないと悟ったのだろう。とても大振りだった。

「店主さん!!」

 さっきよりも大きな声だ。俺が負けると確信したんだろう。当然やつもそうだ。

 だが、まだ死ぬわけにはいかない。

「なあ知ってるか?トドメの一撃はその一撃に集中し過ぎる。だってそうだろ?当てれば勝ちなんだ。だが、逆に他が疎かになる。それって敵からすれば一番の好機なんだぜ」

 そう俺は独り言を呟いて、白い玉を投げた。

 大きさは握り拳程で、投げたと言ってもやつが近いから軽くだ。

「ゼラ、目を瞑れ」

「?、了解っす!」

 ゼラが目を瞑ったすぐ後に白い玉が爆発して、強い光を放った。直視したら数分は目が見えなくなる程の危険な代物だ。

 そのおかげか、やつは逃げて行ってしまった。

 やつが街を襲わない理由は明かりだ。明るいものが嫌いだから日中はいないし、街には近ずかない。

 そんなことより、疲れた。それに左腕が痛い。

「店主さん...」

 後ろから、今にも泣きそうな声が聞こえた。振り向くと、いきなり抱きついてきた。苦しいったらありゃしない。

「ごめんなさい、私がこんな時間に森に入ったせいで、店主さんが怪我をしてしまって...私のせいで...」

 泣き出してしまった。だから俺は右手をゼラの頭の上にのせてた。

「こんな傷すぐ治る。そんなことより、お前に怪我がなくて良かった」

「.....」ゼラは恥ずかしいのか、下を向いてしまった。

「ほら、帰るぞ」

「あの、店主さん」

「なんだ?」

「師匠って呼ばせてくださいっす!」

「?、別に呼び方なんて好きにしろ。ん?なんだあれは?」

「ん?なんだか、可愛いっすね」

 そこには、猫が不用心に横になって寝ていた。

今回、ゼラは店主さんと連呼するだけでしたね。

次回は「メインキャラ登場編第三章猫」です。

やっとですね。

それと今回作品を書いていたら、不備がありデータが1回吹き飛びました。治すのを、急遽やったため誤った投稿をしてしまいました。申し訳ございません。

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最後まで見て下さってありがとうございます。 ...でいいのかな? っと言いますと、作者(私)はインターネットなるものがすこぶる苦手です。 なのでこの文章がどこら辺に記載されるのか全く分かりません。 そんなこんなで始まったこの作品、最終章まで見て頂けると幸いです。 ではまた次の章で。
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