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忘却の花  作者: 野薔薇 太陽
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悪の組織編第五章 近衛兵

今回ミスが発覚しました。白玉と緑玉というのが出てきますが、白玉は光と煙を出す。緑玉は風圧か痕跡を出す。また、白玉や白い玉と表記が違うなどです。ああ、困った。どうにかまともな設定にできないかな...

 近衛兵の剣が順番に迫ってくる。

 一撃目を剣で受け止めて反撃に出るが、すぐに逃げられて次の近衛兵が迫ってくる。

 一撃離脱戦法と言うやつだ。

 隙をつきたいところだが三位一体のせいか、防戦一方だ。

 今回はクナイできたせいか、射程が狭い。こんなことならもっと射程の長い武器でくるべきだった。

「その目...やはり謎の力を秘めているな!」

 いきなり近衛兵の後ろで待機しているカブトが叫んだ。

 なぜ待機しているかと言うと、自分が入ることで近衛兵の三位一体の動きの邪魔をしないためだ。

 ただ、戦いたくないだけでは?

「血の英雄を倒した時も片目の色が変わって動きや筋力が上がったと聞くが、いざ見ると違いがとてもわかる。これまでにない殺気、スポーツマンでも真似出来ないような反射神経、無駄のない動き、選ばれた力は持っていないだと?持っているではないか!」

「言われてみればそうだな。訂正させてくれ」

 俺は近衛兵の攻撃を受けつつ、興味無さそうに返した。

「ん?部下からの報告とは少し目の色が違うな...確か左目が青く光ると聞いていたが、右目が黄色く光っている...何か違いがあるのか...?まあいい。これでフィナーレだ」

 そう言ってカブトは白玉を取り出した。

 あの時の煙が出てくるやつか。だが、あれは俺が開発したものだ。なぜ持っているんだ?

「おい、今なんで俺がこれを持っているか疑問に思っただろう?」

「顔に出てたか?」

「いいや、全く出ていない。だから勘だ!しかし当たっているようだな」

 勘のいいやつは大体嫌いだ。

「くらえ!」

 そう言って白玉を投げた。

 白玉は地面に落ちた瞬間に周りが煙で覆われた。

 煙は俺と近衛兵を覆った為、両方が両方の位置が分からない。

「そう思っているな!」

 心の声と会話しないでくれ。

「しかし甘い!近衛兵はこの時ように煙の中でも三位一体の動きをできるように訓練している!これで終わりだ!」

 煙の中から声は聞こえない。

 カブトはニヤリと笑った。

「英雄は仕留めたな?!あっちの援軍に行くぞ」

 あっちとはリモとゼラと戦っている近衛兵のことだ。

 しかし、近衛兵は煙から出てこない。

「おい、早くしろ!」

 叫ぶが全く出てくる様子がない。仕方なく煙が晴れるまで待つことにした。

 煙は十秒ほどで晴れてきた。

「やっとか...行く....」

 行くぞ、と言いかけてカブトは止まった。

「煙で視界を奪うが、近衛兵はそれ用の訓練を受けているから大丈夫か...なかなかいい作戦だ」

 あまりの衝撃に絶句したのだ。

 煙の中に立っていたのはただ一人、俺を除いて誰もいなかった。

「なぜ...なぜ生きている!なぜ近衛兵が負けた!」

「煙が出る白色の玉、これは俺が少し前に開発したものだ。それはお前も知っていたな。これは二種類あって光が出るのと、煙を出すのがある。違いは触ればわかるが、それ以外は使われるまで分からない。しかし、俺は光が出る方を人に使ったことは無い。それにお前は以前白玉の煙の方を使っていた。よって煙だとわかった」

「煙が出ると分かったかっても打開なぞ出来ないだろう!」

「俺が白玉を使った時も煙の中に入ることになる。なら煙の中でも敵の位置を探す方法を作るに決まっている。なんたって俺が作ったからな」

「まさか...煙の中でも前が見えるのか?!」

「まあそんな感じだな。空気は音を伝えるが、見えない。だが、煙は音を伝えるだけでなく、空気の動きを煙の流れで伝えてくれる」

「流れが分かるだと...フハハ!全く、笑わせてくれる!」

 そう言ってカブトは幹部の方に走り出した。

 何をする気だ?

煙の流れで相手の位置がわかるって、結構暴論ですね。まあいっか。

次回は「悪の組織編第六章」です

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最後まで見て下さってありがとうございます。 ...でいいのかな? っと言いますと、作者(私)はインターネットなるものがすこぶる苦手です。 なのでこの文章がどこら辺に記載されるのか全く分かりません。 そんなこんなで始まったこの作品、最終章まで見て頂けると幸いです。 ではまた次の章で。
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