偽りの名
この作品はよく知りませんがネーム(?)みたいに、一度主なストーリーを考えて、その後細かな所を考えていますが、主人公がなぜ名前を隠すのかを語っていなかったので、ここで急遽入れることにします。即興でつくっているので矛盾があったり、意味不明な部分もあると思います。ですが安心してください。いつものことです。
スイレンの討伐の翌日第二王女、エリナが訪ねてきた。
「後日、皆様がこの街を護って頂いたことに対しての表彰をします」
「良かったじゃない。あ、まさか有名になるのが嫌いな陰キャ系主人公じゃないわよね?」
有名になるのが嫌いな陰キャ系主人公ってなんだ?
少なくとも俺は違う。
「護った...ね...」
「どうしたの?はギリが悪いようだけど。やっぱり陰キャ系主人公だったのね」
「勲章を貰って有名になってチヤホヤされようが、されまいがどうでもいい」
「じゃあ何が不満なの?」
「この王女様が言ってるのは厄災を討伐した事、ではなく厄災から街を護った事に対しての表彰だ」
「何が違うんすか?」
ゼラもわかっていない様子だ。薄々わかっているとは思うが。
「私も分からないわ」
俺は「はぁー」と大きくため息をついた。
一瞬殺気を感じたが、気づかないフリでもしとこう。
「この国は、殺人が禁止されている」
「でしょうね」
「問題は、この国の裁判で被告人に死刑判決が下せないんだ」
「まあ犯罪者とはいえ命を奪うのは良くないわね」
「つまりこの国ではどんな罪人でも、どんな理由があろうとも人を殺める行為は禁止されている」
そこにエリナが付け足しをした。
「この法は全ての命は等しく尊いものという思想の元できています。それは国が違っても、どんな罪人も変わりません。とは言っても罰則はないですが」
「表彰理由が違うとなにか問題でもあるの?」
「ない」「ないですね」
「じゃあさっきまでのはなんだったの?!」
そう怒るなって。
「あれ?でも殺人が禁止なら血の英雄の時はどうなるの?」
「ああ、あの件ですね。あれは街を救ったので不問になりました。なので表彰もなかったでしょう?」
「え、そんな軽い感覚で不問になるの...?」
「殺人は禁止されていますが、もし皆様がいなければより多くの命が失われていました。まるでジレンマですね」
「国のトップは大変ね」
「一番財力を持っているからと言って、一番楽な生活を送れるとは限らないんですよ」
そうして、口調をいっそう落としてエリナは言った。
「スイレンが誰かわかりました。アムネシア兄さんでした...」
「え?だれ?」
「リモさんは知らないんすね、王子の名前っすよ」
「王子?まさか兄弟だったからあんなに似ていたの?...は!待って、まさか私達王族殺し?!」
「落ちつてください。彼は数年前に行方不明扱いされていて、国民の皆が亡くなったと思っていました。彼を殺めたことより、今まで何をしていたのか、何故こんなことをしたのかの方が気になっている人の方が大多数ですよ」
「へぇー、店長はそれを知っていながら殺したの?」
「まあ、そう言われればそうだな」
「兄弟を殺めるなんて...物騒な世の中ね」
「そこら辺はちょっとややこしいからあまり気にしないでくれ」
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一通り話が終わったあと、リモが話の話題を変えた。
「そう言えば、なぜ店長は本名を言わないの?ファミリーネームがレイドってことしか知らないんだけど」
「それは」エリナが何かを言おうとしたのを手で止めた。
「知りたいか?」
「ええ、とっても。名前を名乗らないやつって変人しかいないからね」
ほう、俺のことを変人と言いたいようだな。
「俺は記憶を失っている。だから他人の名を貰った。それがあまり気に食わないんだ」
「こっちもややこしそうね」
「まあな、世の中ややこしい事だらけだ」
最近イライラすることが多いです。冷静になればいいのに、なんというか落ち着きが取り戻せないです。女々しいですね。偏見です。すみません。
次回は未定です




